クラークス_(企業)とは? わかりやすく解説

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クラークス (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 16:34 UTC 版)

クラークス(Clarks)は、イギリスの靴のブランド[1]

概説

クラークスは、英国に本拠を置く国際的な靴メーカーである (C. and J. Clark International Ltd)。

1825年に、サイラス・クラークとジェームス・クラーク兄弟がひらいた靴工房がその始まり[1]で、現在、世界中に1,000以上のブランド店とフランチャイズ店を展開している。

クラークスの歴史は、クラークス兄弟がシープスキンで作ったスリッパから始まり、1856年の底付け専用ミシンの開発によるステッチダウン製法の確立、1862年のソールカットマシンの開発などにより、靴の量産化を推進した[2]

なかでも1950年に発売されたデザートブーツがよく知られている。このブーツは、ジェームス・クラークの曾孫ネイサン・クラークがデザインし、イギリス軍の将校に着用された。他にワラビー(1966年)、デザートトレック(1972年)、ナタリー(1980年)といった靴がある[3]

1990年代初頭にサブブランドとして「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」を開始した[4]。クラークス オリジナルズはデザートブーツ、デザートトレック、ワラビーといったロングセラーの商品群を中心に展開している[5]

2020年11月、クラークスは中国のスポーツ用品大手「リーニン」の創業者に買収されることが報じられた[6]2022年6月には間もなく買収が完了することが報じられた[7]

クラークスジャパン

クラークスジャパン株式会社
Clarks Japan Ltd.
種類 株式会社
略称 クラークス
本社所在地 107-0062
東京都港区南青山3丁目11番13号
新青山東急ビル3F[8]
設立 1983年12月[8]
業種 小売業
事業内容 靴・アパレル商品の輸入・卸売・小売[8]
代表者 取締役:Paul Wakefield (ポール・アントニー・ウェイクフィールド)[8]
資本金 8千万円[8]
従業員数 50名[8]
外部リンク Clarks
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1983年12月、東京都港区にクラークスジャパン株式会社を設立。

2022年8月、東京・原宿に「クラークス オリジナルズ」の世界初の直営店をオープン、9月には大阪・心斎橋、2023年6月には京都に出店した[9][10]

脚注

  1. ^ a b 山田 2012, p. 103.
  2. ^ 山田 2012, p. 103-104.
  3. ^ 山田 2012, p. 105.
  4. ^ 英国発シューズ「クラークス オリジナルズ」がロゴを変更”. WWD Japan (2023年11月2日). 2024年2月1日閲覧。
  5. ^ クラークスジャパン 「クラークスオリジナルズ」で世界初の直営店”. 繊研新聞社 (2022年8月4日). 2024年2月1日閲覧。
  6. ^ 李寧創業者が「クラークス」買収、140億円で過半数権益取得へ”. 亜州ビジネス (2020年11月6日). 2024年2月1日閲覧。
  7. ^ 中国スポーツ用品大手「李寧」、英老舗シューズブランド「Clarks」買収”. 36Kr Japan (2022年6月10日). 2024年2月1日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 会社概要”. クラークスジャパン. 2024年2月2日閲覧。
  9. ^ 英「クラークス」が京都に出店 中国スポーツ大手リーニンの投資会社傘下で若年層の人気獲得”. WWD Japan (2023年6月14日). 2024年2月1日閲覧。
  10. ^ ブランドイメージ刷新で過去最高の売上達成、クラークス オリジナルズが出店加速”. FASHIONSNAP (2023年6月8日). 2024年2月1日閲覧。

参考文献

  • 山田純貴『靴を読む 本格靴をめぐる36のトリビア』世界文化社、2012年10月15日。ISBN 978-4418122417 



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