カンポ・デル・シエロ隕石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カンポ・デル・シエロ隕石の意味・解説 

カンポ・デル・シエロ隕石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 18:54 UTC 版)

カンポ・デル・シエロ隕石
サンプル
種類 鉄隕石
IAB
構造的分類 オクタヘドライト
成分 鉄92.9%, ニッケル6.7%, コバルト0.4%
発見国 アルゼンチン
発見場所 チャコ州
座標 南緯27度38分 西経61度42分 / 南緯27.633度 西経61.700度 / -27.633; -61.700座標: 南緯27度38分 西経61度42分 / 南緯27.633度 西経61.700度 / -27.633; -61.700
落下日 4000-5000年前
発見日 1576年以前
総回収量(TKW) 100トン以上
プロジェクト:地球科学Portal:地球科学
テンプレートを表示

カンポ・デル・シエロ隕石(カンポ・デル・シエロいんせき、Campo del Cielo Meteorite)は、アルゼンチンチャコ州で発見された隕石である。名前は、スペイン語で「空の草原」を意味する。

1576年には鉄を含むクレーターとして存在が認識されており、その後部分的に発見されていたが、1969年に総重量37,000kgの隕石が地中から発見された。この隕石は地上で発見されたものとしてはホバ隕石に次いで大きいもので、"el Chaco"と名付けられ、現在は現地の博物館に展示されている。これまでに発見された隕石の総重量は100tを超える。

92.5%、ニッケル6.68%からなる鉄隕石オクタヘドライトに分類される。隕石は直径約4mだったと考えられているが、落下時に砕けて最大115×91mのクレーターを形成した(これまでに約26個のクレーターが発見されている)。隕石の破片は近隣のサンティアゴ・デル・エステロ州を含む3×19kmの範囲に渡って散らばっており、最大では約60km先まで飛んだものもあった。

現在では、大きな破片が博物館で展示されるほかに、小さな破片が標本やアクセサリーとしても販売されている。

スペイン総督による発見

1576年に、現地の住人から「空からたくさんの鉄が落ちてきた」という伝説を聞き、スペイン総監が現地へ調査隊を派遣し、いくつかの隕石を発見したとされる。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カンポ・デル・シエロ隕石」の関連用語

カンポ・デル・シエロ隕石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カンポ・デル・シエロ隕石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカンポ・デル・シエロ隕石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS