エー(ナルト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/21 02:00 UTC 版)
エーは、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。アニメでの声優は手塚秀彰。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
概要
四代目雷影。雲隠れの里の長。キラービーの兄(血の繋がりはない)。日常的にバーベルを鉄アレイの様に使って片腕を鍛えており、プロテインをこよなく愛する為、身体は非常に筋肉質である。八尾封印の際、仲間が左の角で貫かれて殺され敵討ちで左の角を折った。また、まだ雷影に就任していなかった過去に、ビーと共に四代目・火影である波風ミナトと戦った事がある。 暁の暴挙に激怒し、誘拐されたビーに思いを馳せ男泣きする、わざわざガラスを突き破って外出するなど、非常に暑苦しい性格をしている。ドアから出入りすることはほぼなく、怪力に任せて近くの壁や床を突き破って移動する。 まだ若い頃、自分との絶牛雷犂熱刀を成功させたビーと兄弟の誓いをかわし、最強タッグとして名を馳せていた。血の繋がりはなくとも互いを信頼し合い、ビーが八尾の人柱力となった際に「ビーにとって最も大切な言葉」を彼に与えた。しかし父である三代目雷影の死を機に、四代目として国と里を守る決意をし、人柱力である弟の身を案じるあまり彼の力を信用しなくなってしまった。 里を守るという義務感の強さゆえに、五影の中でも己の意思をより強く主張する。しかし、軍備拡張のためにはなりふり構わぬ手段で他国の忍術を集めていたことで多くのトラブルを招き、かつて日向一族の白眼を奪おうとして雲側の忍が命を落とした際には、条約を盾にした理不尽な取引で白眼を手に入れようとした(結局木ノ葉側の工作により失敗)。後に、木ノ葉の忍であるカカシとヤマトにその事実を指摘された際にも、無視している。 戦闘では自らの肉体に雷遁のチャクラを鎧のように纏い、パワーもスピードも格段に向上させた「忍体術」を得意とし、その技はパワーを生かしたプロレス技的な戦法が多い。特にスピードは波風ミナトの「飛雷神の術」に匹敵する程速く、ミナトが死亡してから自分より速い忍はいないと自負している。
第二部
サスケらを有する暁にビーが捕らえられたことを知ると激怒し、雲隠れの忍にサスケらの捜索を命令。また暁の活動、抜け忍のサスケを木ノ葉が始末しなかったことが気に入らなかったため、サスケの殺害に同意を求める文書を用意させ他の五影を招集した。会談の前にナルトからサスケ抹殺撤回を陳情されるも、サスケの行いを見過ごす気はなく、全く意に反そうともしなかった。 五影会談でその場に姿を現したゼツにサスケのことを聞かされ激怒し、超人的な握力で左半身のゼツの首を折り、外にいたサスケ率いる鷹を見つけ交戦。水月の首切り包丁と両腕を片腕だけで簡単にへし折る、状態2の重吾をガードの上からパンチ一発で致命傷を負わせるなど、体術を中心とした戦闘能力の高さを見せつけている。次第に両目の負荷に苦しんでいくサスケを追い込んでいくが、止めを刺す寸前に我愛羅が戦闘を中断させた為、サスケの逃亡を許してしまった。また戦闘中に天照の盾でガードするサスケを利き腕を犠牲にして攻撃した為、天照の炎により利き腕である左腕の肘から先を切断せざるを得なくなった。その後、うちはマダラ本人が、自分を含み火影候補のダンゾウを除いた五影達の前に現れ、ビーの捕獲に失敗している事実を聞かされた事で、ようやくビーが勝手に遊び呆けているのに気づき、五影殆どの前で赤っ恥をかく羽目になった。 最終的に、会議で五影からの支持のもと忍連合軍の総大将に任命される。会談後、鬼鮫と交戦中のビーをようやく発見し加勢。戦闘直後にビーをアイアンクローで保護(捕獲)した。 第四次忍界大戦開戦後は総大将として綱手やシカクとともに指揮をとっていたが、ナルトとビーが島亀から脱走した際に綱手と共に彼らを止めに行った。どうしても戦場へ向かおうとするナルトを殺してでも止めようとしたが、ビーに人柱力の本当の強さを説かれ、ナルトがミナト同様自分の最速の攻撃をかわしたことで二人が戦場へ向かうことを許した。
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