エロー川とは? わかりやすく解説

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エロー川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 01:25 UTC 版)

エロー川
エロー渓谷
延長 160[1] km
平均流量 43.7 m³/s
流域面積 2550 km²
水源 セヴェンヌ山脈、モン・エグアル
水源の標高 1370 m
河口・合流先 地中海アグド
流域 フランス
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エロー川 (エローがわ、Hérault、オック語:Erau)は、フランスの川。エロー県ガール県を流れ、地中海へ注ぐ。

セヴェンヌ山脈のモン・エグアルに源を発し、ガール県を横切り、エロー県を北から南に縦断する。セランヌ山地を通過するところでエロー渓谷を形成する。

流域の主なコミューン

  • アグド
  • ベッサン
  • ガンジュ
  • サン=ギリェム=ル=デゼール

水理学

いくつかの誤解に反して、エロー川の水量は豊富である。毎年1.3億トン以上の量が流れ、わずか2550平方kmの流域面積で43,7 m3/sの流量がある。雨が多いと評判のオワーズ川流域が年1平方mあたり240リットルの流量であるのに対して、エロー川は年1平方mあたり543リットルの流量がある。問題は、川の流れが不規則であることである。しばしばエグアル山地の秋に起きる鉄砲水(1秒あたり1500立方m)と関連する。急な流れを規制するため、クレルモン=レローにある支流サラグー川の治水を行うサラグー・ダム、ヴァイランにある支流ペーヌ川の治水を行うオリヴェット・ダムが建設されている。

エローの流れは、地中海に注ぐ河口地点のアグドで観察されている[2]

エロー川の比較的大きな流量は季節によって大きく変動し、冬と春(10月から3月を含む)の洪水では58,5m3/sから67,4 m3/sの間となる。6月から9月までの夏季は比較的流量が少なく、8月には7,5 m3のレベルまで月平均流量が減少する。

脚注

  1. ^ SANDRE. "Fiche fleuve l'hérault (Y2--0200)". 2008年10月18日閲覧
  2. ^ Banque Hydro - Station Y2372010 - L'Hérault à Agde (Synthèse) (ne pas cocher la case "Station en service")



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