エルフィンとの出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 08:20 UTC 版)
やがてグウィズノの息子エルフィンが鮭を釣っているとき、子供が浮かんでいるのを見つけた。エルフィンは「dyma Dal Iesin(輝く額だ!)」と叫び、こうしてタリエシン(Taliesin)と名付けられた子供は、このような美しい詩を吟じはじめた。 美しいエルフィンよ 悲しまないで! ……わたしは小さく弱いのに 押し寄せる波の上にいた あなたのために役立ちます 三百匹の鮭よりも 気高く優しいエルフィンよ どうか釣果を悲しまないで わたしは弱く 籠の中 わたしの舌に 不思議が起きた…… エルフィンは驚き、なぜ赤子が喋れるのかと問うた。するとタリエシンはこのように詠った。 小舟のように漂うは 暗い袋にくるまる私 果てなき海にさまよって 息絶えんとき お告げを受けた 天の主が 自由をくれた
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