ウロクとは? わかりやすく解説

ウロク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 13:42 UTC 版)

ウロク(ウローク)ロシア語: Урок)とは、キエフ・ルーシ期の税のうちの1つである。一定額、もしくは、おそらく一定期間の労働によって支払われた。

ウロクは947年にキエフ大公妃オリガによって制定された[1]。オリガはデレヴリャーネ族の居住地であるノヴゴロド地方に、税を集める機関であるポゴストを設置し、ウロクなどの税制や法規を制定した[1]。ポゴスト設置以前には、支配者のクニャージ(公)が巡回して徴税する方式が採られていたが[2]、ウロクやポゴストの設置は、それに代わる新たな支配体制を確立させるためのものだったとみなされる[1]。これらの政策は「オリガの改革」と呼ばれ[1]、ルーシの地における最初の国家的な改革だった[3]。なお『ルースカヤ・プラウダ』(ルーシ法典)には、税としてのウロク以外に、損害賠償として支払うウロクについて記載されている。

出典

  1. ^ a b c d 和田春樹『ロシア史』40頁
  2. ^ 和田春樹『ロシア史』34頁
  3. ^ アレクサンドル・ダニロフ『ロシアの歴史』43頁

参考文献

  • 和田春樹編 『ロシア史』 山川出版社、2002年。
  • アレクサンドル・ダニロフ他 『ロシアの歴史(上) 古代から19世紀前半まで』 寒河江光徳他訳、明石書店、2011年。

ウロク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:49 UTC 版)

獣の奏者」の記事における「ウロク」の解説

木の根煎じるになる。高級娼館遊姫たちが飲むで飲むと子供が産めなくなる。

※この「ウロク」の解説は、「獣の奏者」の解説の一部です。
「ウロク」を含む「獣の奏者」の記事については、「獣の奏者」の概要を参照ください。

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