ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)の意味・解説 

ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 06:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ウェリントン公爵騎馬像
Equestrian statue of the Duke of Wellington
セントラル・ロンドン内の位置
座標 北緯51度30分10秒 西経0度9分5秒 / 北緯51.50278度 西経0.15139度 / 51.50278; -0.15139
設計者 ジョセフ・エドガー・ベーム
種類 騎馬像
開場 1888年12月21日
献納 アーサー・ウェルズリー

ハイド・パーク・コーナーの北側に建つウェリントン公爵騎馬像(ウェリントンこうしゃくきばぞう、Equestrian statue of the Duke of Wellington)は、初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーを記念する像の一つである。ジョセフ・エドガー・ベーム (Joseph Edgar Boehm) による銅像で、1888年に除幕された。

外観

像はハイド・パーク・コーナーの北側、ウェルズリーのロンドンの邸宅であるアプスリー・ハウスに面して建つ。戦闘中の姿を示したもので、ウェルズリーは左手には手綱を握り、右手に望遠鏡を持って愛馬コペンハーゲンにまたがっている[1]

像が据え付けられている台座は、一方の側には「WELLINGTON」の文字が、もう一方には「1769–1852」の文字が刻まれている。台座にはアバディーンシャーのボダム郊外にあるスターリングヒル採石場から切り出された石が、基部にはアバディーンのルビスロー採石場から切り出された石がそれぞれ用いられている[2]

台座の四隅には英兵を表わす像が配され、それぞれグレナディアガーズスコットランドハイランダー兵、アイルランド竜騎兵ウェールズ・フュージリア連隊の兵を表わしている。これらはウェルズリーの指揮下で戦った部隊である。

歴史

像が建つハイド・パーク・コーナーはデューク・オブ・ウェリントン・プレイス (Duke of Wellington Place) の名もあり、ウェルズリーを記念する建造物が集まる地域である。像のすぐそばにはウェリントン・アーチがあるほか、隣接するハイド・パーク内にはウェリントン・モニュメントがある。

ハイド・パーク・コーナーには以前、マシュー・コーツ・ワイアット作のウェリントン公爵騎馬像が設置されていた。像が設置されていたのはウェリントン・アーチの上で、アーチと比べて像が大きすぎるとみなされたことから、1882年から1883年にかけて像は除去され、ハンプシャーのオールダーショットに移された。ベーム作の像はワイアットの像が除去された後、1888年に代わりに設置されたものである。

脚注

  1. ^ Thompson, Godfrey (1971), London's statues, London: Dent, p. 115 
  2. ^ Siddall, Ruth; Clements, Di (January 2013), Urban Geology: The War Memorials at Hyde Park Corner and Green Park, University College London, pp. 2-3, https://www.ucl.ac.uk/~ucfbrxs/Homepage/walks/HydeParkCorner.pdf 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)」の関連用語

ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウェリントン公爵騎馬像 (ハイド・パーク・コーナー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS