イントラクラストとは? わかりやすく解説

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イントラクラスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 08:53 UTC 版)

イントラクラストは、同一の堆積盆地あるいは同一の水域で固結した炭酸塩堆積物が、準同時的に侵食されて再堆積したもの[1]。当初は波浪のエネルギーによって形成されると考えられていたため、最もエネルギーの高い炭酸塩岩の堆積環境の指標として扱われていた。しかし1965年に生物擾乱でも同様の粒子が形成されることが判明しており、高エネルギー環境を示す十分条件ではないことが分かっている。石灰岩の年代よりもそれに含まれる石灰岩礫が遥かに古い場合には、エクストラクラストリソクラストとも呼ばれる[2]


  1. ^ a b c d e 保柳康一、公文富士夫、松田博貴『フィールドジオロジー3 堆積物と堆積岩』共立出版、2004年4月15日、37頁。ISBN 978-4-320-04683-2
  2. ^ a b c d e イントラクラスト”. 炭酸塩アトラス. 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻狩野研究室. 2021年8月11日閲覧。


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