イシュワラ・プラニダーナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イシュワラ・プラニダーナの意味・解説 

イシュワラ・プラニダーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 03:55 UTC 版)

Īśvarapraṇidhāna「イーシュヴァラ(主)への献身」[1]は、ヒンドゥー教とヨガ哲学における 5 つのニヤマの 1 つ。イーシュワラプラニダーナ、イーシュヴァラ・プラニダーナともいう[2]

語源と意味

イシュワラ・プラニダーナ(īśvarapraṇidhāna)はサンスクリット語で、「イーシュヴァラ(īśvara, ईश्वर)」と「プラニダーナ(praṇidhāna, प्रणिधान)」の2つの語から構成されている。イーシュヴァラは「所有者または支配者」を意味する。後のサンスクリット語の宗教文献では、神、ブラフマー、真の自己、または不変の現実を指す[3]。プラニダーナには「触る、固定する、接触させる、注目(する)、瞑想、欲求、祈り」などの様々な意味がある[4]パタンジャリの八支則に基づく宗教的翻訳においては、イーシュヴァラ・プラニダーナとは、ヨーガ・スートラで「障害とカルマに縛られない特別な人(プルシャ)であり、最初の教師(en:Guru–shishya tradition)」と定義されているイーシュヴァラ(主)に、自らの行為を捧げることを意味する。一方で、非宗教的な意味合いとしては、「受容する心」「教訓を受け入れる姿勢」「期待をコントロールし緩和すること」「冒険心や挑戦する気持ち」などを指す。

脚注

  1. ^ N Tummers (2009), Teaching Yoga for Life, ISBN 978-0736070164, page 16-17
  2. ^ Āgāśe, K. S. (1904). Pātañjalayogasūtrāṇi. Puṇe: Ānandāśrama. p. 102. https://archive.org/stream/patanjaliyoga/yoga_sutras_three_commentaries#page/n113/mode/2up 
  3. ^ Sanskrit-English Dictionary”. Monier Williams Sanskrit-English Dictionary. 2015年4月8日閲覧。
  4. ^ Sanskrit-English Dictionary”. Monier Williams Sanskrit-English Dictionary. 2015年4月8日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  イシュワラ・プラニダーナのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イシュワラ・プラニダーナ」の関連用語

1
ニヤマ 百科事典
10% |||||

イシュワラ・プラニダーナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イシュワラ・プラニダーナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイシュワラ・プラニダーナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS