アーイシャの位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 19:42 UTC 版)
「アーイシャ・ビント・アブー・バクル」の記事における「アーイシャの位置づけ」の解説
アーイシャの名は、ムハンマドの最愛の妻ハディージャの名と並んでスンナ派のムスリムの女性(ムスリマ)に好んで付けられる名前となっている。ハディースを重んじるスンナ派においては、300を越える真正のハディースを伝えたとされるアーイシャは、尊敬されるべき女性像の典型と捉えられる。 これに対しシーア派は、イマームとしてイスラーム共同体を正しく導くべきアリーを無視して初代カリフに就任したアブー・バクルの娘であり、アリーを激しく憎悪し反抗したアーイシャを嫌って、彼女が伝えたとされるハディースも信用していない。シーア派の場合、理想の妻・女性像として称揚されるのはアリーの妻でムハンマドの娘ファーティマになる。
※この「アーイシャの位置づけ」の解説は、「アーイシャ・ビント・アブー・バクル」の解説の一部です。
「アーイシャの位置づけ」を含む「アーイシャ・ビント・アブー・バクル」の記事については、「アーイシャ・ビント・アブー・バクル」の概要を参照ください。
- アーイシャの位置づけのページへのリンク