アンヌマリー・ロウロフスとは? わかりやすく解説

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アンヌマリー・ロウロフス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 16:18 UTC 版)

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アンヌマリー・ロウロフス
Annemarie Roelofs
生誕 1955年(65 - 66歳)[1]
出身地 オランダ アムステルフェーン[2]
ジャンル ジャズ実験音楽
職業 ミュージシャン
担当楽器 トロンボーンヴァイオリンチューバ
共同作業者 ヘンリー・カウ、ウェイスト・ウォッチャーズ、フェミニスト・インプロヴァイジング・グループ、ユナイテッド・ウィメンズ・オーケストラ

アンヌマリー・ロウロフスAnnemarie Roelofs1955年 - )[1]は、オランダトロンボーン奏者、ヴァイオリニストで、フランクフルト音楽・舞台芸術大学の教授である。彼女はヘンリー・カウやフェミニスト・インプロヴァイジング・グループのメンバーを務めた。

略歴

ロウロフスはアムステルダム音楽院でヴァイオリンを学び、二番目の楽器としてトロンボーンを演奏した。彼女はまた、音楽院でフリー・インプロヴィゼーションのコースに登録し、サルサ・バンドにてトロンボーンで即興を始めた。1977年12月、ロウロフスは、計画も発表もされていなかったものの、アムステルダムのクラブにおけるコンサートでヘンリー・カウと一緒にトロンボーンを演奏した[3][注釈 1]。彼女の即興演奏に感銘を受けた彼らは、彼女をバンドに招待した。彼女は彼らと短いツアーを行ったが、音楽院で勉強していたため、メンバーになったのは1978年7月のことだった[3]。ロウロフスは、1978年7月と8月にレコーディングされたヘンリー・カウ最後のアルバムである『ウェスタン・カルチャー』にフィーチャーされた[5]

ロウロフスは、フェミニスト・インプロヴァイジング・グループとユナイテッド・ウィメンズ・オーケストラで演奏し、フース・ヤンセンやマギー・ニコルズと共演し、1979年にドイツの劇場で仕事するようになった。また、リンゼイ・クーパー、ハイナー・ゲッベルス、アレフレッド・ハルトとのプロジェクトにも携わっている。ロウロフスは、コーネリア・ナイマンとのキャバレー・デュオである「ナイマン」や、ピアニストのエルヴィラ・プレナーとのデュオ「ロウロフス/プレナー」、アニー・ホワイトヘッドとアビー・コナントとのトリプル・トロンボーンによるトリオのメンバーを務めている。彼女は、1997年にアルバム『Music from the Land of Milk & Honey』をリリースした、ヨハネス・クレーマーとディルク・マーヴェデルとのウェイスト・ウォッチャーズを率いている[1][2]

ディスコグラフィ

参加アルバム

  • ヘンリー・カウ : 『ウェスタン・カルチャー』 - Western Culture (1979年)
  • ロウロフス/プレナー : Duo Roelofs/Plenar (1991年) ※with エルヴィラ・プレナー
  • ユナイテッド・ウィメンズ・オーケストラ : United Women's Orchestra (1996年)
  • アンヌマリー・ロウロフス・ウェイスト・ウォッチャーズ : Music from the Land of Milk & Honey (1997年)
  • ロウロフス/プレナー : Pas de Deux (1998年) ※with エルヴィラ・プレナー
  • ユナイテッド・ウィメンズ・オーケストラ : Blue One (1999年)
  • ユナイテッド・ウィメンズ・オーケストラ : Virgo Supercluster (2002年)

脚注

  1. ^ ロウロフスは、ヘンリー・カウが演奏することを知らず、友人に会うためにメルクウェグ・クラブに赴いた。そして、バンドでホーン・プレーヤーの何人かが聴衆から演奏し始めたとき、ロウロフスも彼女のトロンボーンで加わった。ヘンリー・カウは彼らと一緒に演奏するためステージに上げた。[3][4]

参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c The United Women's Orchestra”. www.unitedwomensorchestra.com. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  2. ^ a b Annemarie Roelofs” (ドイツ語). www.changes-and-celebration.de. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  3. ^ a b c Piekut 2019, p. 377.
  4. ^ Cutler 2009, p. 43.
  5. ^ Henry Cow chronology”. Calyx: The Canterbury Website. 2009年1月21日閲覧。

引用作品

  • Cutler, Chris, ed. (2009). "The Road: Volumes 6–10". The 40th Anniversary Henry Cow Box Set (box set booklet). Henry Cow. London: Recommended Records.
  • Piekut, Benjamin (2019). Henry Cow: The World Is a Problem. Duke University Press. ISBN 978-1-47800-405-9 

外部リンク




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