アンショ・ピントスとは? わかりやすく解説

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アンショ・ピントス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 20:34 UTC 版)

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アンショ・ピントス(Anxo Pintos、1968年 - )は、スペインポンテベドラ県ビーゴ出身の音楽家作曲家。特にベログエトでの活動や、ガリシアにおけるサンフォーナブームの火付け役として知られる。

来歴

マルチな才能を発揮する伝統音楽家で作曲家。8歳から父親のスソ・ペレイラの指導を受けて音楽の道に進み、アントン・コラルが率いるガリシア民俗楽器製作工房で伝統音楽を学ぶ。ビーゴ高等音楽院卒業。現在ではガイタサンフォーナ、ピトなどの伝統楽器だけでなく、フィドルやソプラノサックス、リコーダーなど、様々な楽器を操る。

ガイタのバンドAlfolíesを結成した他、アントン・コラルの工房ではカルロス・ヌニェスやサンティアゴ・クリベイロらと一緒にBanda de Gaitas XarabalやGrupo Didáctico de Instrumentos Musicais Populares Galegosを結成し、この活動は後にマット・コングリオへと発展、チーフタンズパディ・モローニとの共演を果たす。カルロスがソロ活動の道を歩み始めたのと同時に、マット・コングリオの残りのメンバー他とベログエトを結成。カルロスと共にガリシアの伝統音楽界にブームを巻き起こす。アーティスト活動と同時に教育活動にも力を注ぎ、ビーゴ市立伝統音楽院 (現ETRAD) のサンフォーナ科の教授として、アントン・コラルの活動を引き継ぐ。同音楽院では、ハープ科の教授 (現在はオーケストラ指導のみ) で元ミジャドイロのロドリゴ・ロマニ(Rodrigo Romaní)やショセ・リス (Xosé Liz) とLizgairo (リスガイロ) を結成。また、同校の民俗楽器を用いたヨーロッパ初のオーケストラ、SondeSeuでは、サンフォーナの指導や指揮者、作曲者などを務めている。その他にもミジャドイロやLos Piratas、Rodrigo Romaní, スサナ・セイバネ(Susana Seivane), メルセデス・ペオン(Mercedes Peón)、ウシーア(Uxía Senlle)、Chouteira (チョウテイラ), Pilocha、アントン・セオアネ (Antón Seoane)などと共演。2016年には、クリスティーナ・パト(Cisrtina Pato)、ダビデ・サルバド、ロベルト・コメサーニャらとヨーヨーマのSing Me Home - Silk Road Ensembleの収録に参加し、同作は翌2017年のグラミー賞最優秀ワールド・ミュージック・アルバム賞を受賞した。

ディスコグラフィ

ベログエト

  • Navicularia, 1996.
  • A cantar con Xabarín, 1998.
  • Cantigas de Nadal, 1999.
  • Viaxe por Urticaria, 1999.
  • Hepta, 2002.
  • 10.0, 2006.
  • Kosmogonías, 2010.
  • O pulso da terra, 2011.

マット・コングリオ

  • Matto Congrio, 1993.

Lizgairo

  • Diacronías, 2008.

SonDeSeu

  • Mar de Vigo.
  • Trastempo.
  • Barlovento, 2010.
  • Danzas Blancas, 2014.
  • Beiralúa. 2017

脚注




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