アレクサンドリア型
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 20:08 UTC 版)
アレクサンドリア型(中立型、エジプト型とも呼ばれる)は、新約聖書正文批判において、聖書の写本のテキストの特徴を記述・分類するために使われる幾つかのテキスト型の呼び名のうちの一つである。アレクサンドリア型は、現存する最初期の新約聖書のギリシア語写本において最も多く見られる型であり、エジプトのコプト語写本で使われているテキスト型でもある。後世(9世紀以降)の写本では、ビザンチン型の方がはるかに広く普及し、現在でもギリシア正教会では標準のテキストとして用いられ、宗教改革の時代のほとんどのプロテスタントの翻訳に影響を残している。しかしながら、現代のほとんど全ての新約聖書の翻訳の元となっている折衷的ギリシア語テキストに最も近いのは、アレクサンドリア型である。
- 1 アレクサンドリア型とは
- 2 アレクサンドリア型の概要
- 3 アレクサンドリア型の写本
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