アメリカ消防夫の生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 07:31 UTC 版)
『アメリカ消防夫の生活』(あめりかしょうぼうふのせいかつ、英語: Life of an American Fireman)は、1903年に公開されたアメリカ合衆国の短編のサイレント映画である。エジソン・マニュファクチャリング・カンパニーが製作し、エドウィン・S・ポーターが監督した。『大列車強盗』や『アンクル・トムの小屋』と並ぶポーターの代表作であり[1]、燃えさかる建物から女性と子供を救う消防夫の姿を描いている。1902年の後半に撮影され、翌年早々に公開されたためアメリカの物語映画としては最初期の作品に数えられる。映画学者のチャールズ・マッサーによれば、消防夫の社会的役割が変化しつつあった時代の映画でもある[2]。
- ^ a b c 北野圭介『ハリウッド100年史講義―夢の工場から夢の王国へ』平凡社新書、2001年。 pp.31-33
- ^ a b c Originally in Edison Films catalog, February 1903, 2-3; reproduced in Charles Musser, Before the Nickelodeon: Edwin S. Porter and the Edison Manufacturing Company (Berkeley: University of California Press, 1991), 216-18.
- ^ 映画の著作権を守るため、フィルムをコマ単位で紙に写して議会図書館に著作物として届け出たもの。フィルムに復元可能であり世紀の変わり目の映画のたいへん貴重な資料となった - 太田米男 (2001). “映画の復元--『何が彼女をそうさせたか』(1929)に関して(2)”. 芸術 (大阪芸術大学) 24: 108-121.
- ^ Musser, Before the Nickelodeon, 230-33.
- 1 アメリカ消防夫の生活とは
- 2 アメリカ消防夫の生活の概要
- アメリカ消防夫の生活のページへのリンク