アブー・ヌワースとセット・ゾバイダの浴み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「アブー・ヌワースとセット・ゾバイダの浴み」の解説
バートン版「ハルン・アル・ラシッド教主と水浴中のズバイダー妃(第385夜‐第386夜)」 東洋文庫版「カリフ、ハールーン・アル・ラシードと泉水の中のズバイダ正妃との話(第385夜‐第386夜)」 アル・ラシードは、宮殿内に泉水を設けて周囲を森でつつみ、セット・ゾバイダの湯浴みのために供していた。ある夜、アル・ラシードが宮中を散策していると、まさにセット・ゾバイダが入浴しているところである。明るいところでその豊満な肉体を見たことがなかったアル・ラシードは、どぎまぎしてその場を脱出した。 アル・ラシードはその光景が忘れられず、詩を詠もうとするが、うまい詩句が出てこない。そこでアブー・ヌワースを呼ぶが、湯浴みの現場をすべて見ていたアブー・ヌワースは、見事にアル・ラシードのイメージどおりの詩句を紡ぎ出す。アル・ラシードは喜び、詩人に多くの褒美を与えた。
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