アドルフ・ルタルト
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アドルフ・ルタルト[注釈 1](Adolf Ruthardt、1849年2月9日 - 1934年9月12日)は、ドイツのクラシック音楽のピアノ指導者、作曲家、音楽教育者。
略歴
オーボイストのフリードリヒ・ルタルトの子として生まれた。兄にはユリウス・ルタルトがいる。シュトットガルト音楽院(現シュトゥットガルト音楽演劇大学)で学んだ後、1868年にジュネーヴに移り、ピアニストにして指導者となった。その後、1885年からライプツィヒ音楽院にてピアノを教えるようになり、1910年には教授へ昇格した[1]。
現在、アドルフ・ルタルトは、モーツァルトのピアノ協奏曲第9番の独奏ピアノ・バージョン[2]の作成者として知られている。ただし、第1楽章と第2楽章にはモーツァルト自身のカデンツァを置いている。
作品
- Das Klavier (1880年)
脚注
注釈
- ^ 「アドルフ・ルートハルト」の表記もある。
出典
- ^ Dictionary of German Biography (DGB). Vol. 8. Plett-Schmidseder. Walter de Gruyter. (2005). p. 536. ISBN 978-3-11-096630-5
- ^ “モーツァルトのピアノ協奏曲第9番”. imslp.org. imslp.org. 2022年7月18日閲覧。
外部リンク
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