アトランティック・エンプレスとは? わかりやすく解説

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アトランティック・エンプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 23:26 UTC 版)

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アトランティック・エンプレス
基本情報
経歴
進水 1974年2月16日
竣工 1974年4月
その後 1979年8月2日沈没
要目
総トン数 128,398 トン
載貨重量 292,666 トン
全長 347.23 m
垂線間長 330.7 m
型幅 51.87 m
型深さ 28.43 m
喫水 22.334 m
主機関 蒸気タービン
出力 23,872kW
航海速力 15.5ノット
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アトランティック・エンプレス (Atlantic Empress) は原油タンカー。1979年に別のタンカーと衝突し石油流出事故を起こした。

概要

1974年4月にデンマークのオーデンセ・スチール造船所で竣工した。船主はSouth Gulf Sg Co Ltd.で、船籍はリベリアである。

衝突事故

1979年7月19日、アラブ首長国連邦からアメリカのテキサスへ向けて原油を輸送中、カリブ海トバゴ島沖45kmの海上でタンカー「エーゲアン・キャプテン(Aegean Captain)」(210,257重量トン)と衝突。 両船から大量の原油が流出し炎上、本船乗員29名が死亡した。 トリニダード・トバゴの沿岸警備隊が出動し、「エーゲアン・キャプテン」に乗船して同船乗員と共に消火作業を行い、曳船を用いて両船を引き離した。 その後「エーゲアン・キャプテン」は鎮火したが、本船は21日に外洋に曳航後も爆発・炎上を繰り返し、8月2日に沈没した。 本船は28万7千トンの原油を流出したが、原油は海岸へは到達せず、海岸の汚染はなかった。

参考文献

  • Joachim W. Pein著 『Giganten der Meere Die Grossten Tankschiffe der Welt』 Koehler 2011年 ISBN 978-3-7822-1006-5
  • 海人社『世界の艦船』1979年10月号 No.274

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