アテナ・プロマコスの像
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アテナ・プロマコスの像(古希: Ἀθηνᾶ Πρόμαχος, Athēnā Promachos)は、かつて古代ギリシア時代にアテナイのアクロポリスに建てられていた、守護女神アテーナーの青銅像である。彫刻家ペイディアスの初期の代表作で、プロピュライアとパルテノン神殿の間にあり、紀元前456年頃に造られた。マラトンの戦いでペルシア軍から奪った戦利品を用いて作られたと言われているが、現在残っているのは基礎の大理石の部分だけである。記録によれば像の高さは9m程であり、左手に盾、右手に槍を持っていた。その大きさにより、槍の先端や兜の紋章の部分が遠くスニオン岬(アテネの45㎞南東)からも見えたという。
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