望月富子とは? わかりやすく解説

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望月富子

望月富子の俳句

まだ漕げる心の櫂を確かめる
やさしさの数えきれないれんげ畑
カンナ燃ゆ本音だけでは愛されない
ポケットの小さな悔いを持ち歩く
ヴェランダから賞めあっている秋の月
人日や一日猫を可愛がる
仰向けもうつ伏せもあり椿落つ
優しさの数えきれないれんげ畑
原罪はりんごを食べし喉仏
名月が宅配便で届きけり
天空へ白木蓮の大合唱
妻の手へキャベツを抛る春の野良
子は巣立ち儀式のような夫婦の夕餉
慕われて生きてゆきたし日向ぼこ
掃き寄せられ急に無口になる落葉
新樹光老いゆく夫の背に注ぐ
春到来アクセル少し踏もうかな
柿若葉まぶしいものがまだあった
沈丁花誰かわたしを呼んだかしら
沈丁花隣の窓にも灯がともる
洗濯の干し方にもある妻の意地
派遣切り鉢売りされる青鬼灯
眼が合って捨てた人形持ち帰る
神様のおしゃべりこぼれる夏木立
紫陽花は散ることも許されない
花筏鴨の胸にて崩れけり
菜の花駅まで切符一枚くださいな
菜種梅雨滲んだままの過去もある
落蟬や眼玉も羽根も蟻まかせ
虫すだく指揮者はるかに北斗星
蜩や女を生きて七十年
鏡の中今日の顔を決めて出る
陽だまりや老犬薄目あけており
雨上がり割烹着の母がいるような
風の子の来ては出てゆく夏座敷
 




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