みたらい渓谷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/03 03:07 UTC 版)
みたらい渓谷(みたらいけいこく)とは、奈良県吉野郡天川村北角にある渓谷。新宮川水系天ノ川支流の山上川下流部で、川迫川が合流する場所付近で渓谷を形成している。
概要
大峰山あたりを源流とする山上川は洞川温泉郷を通り、上流側は県道大峯山公園線沿いでは比較的開けているものの、虻トンネル付近から山が迫り渓谷の様相を見せはじめる。トンネル(洞川側出口)付近に駐車場が整備されており、そこから下流の国道309号線まで渓谷沿いに遊歩道が設置されている[1][2]。
渓谷は高低差が大きく、大小の滝が流れ落ち、周辺の森林は人手の加わっていない自然林となっており、新緑と紅葉美は近畿一の絶景[1]。
漢字では、「御手洗渓谷」と表記する[3][4]。 南朝の皇族がミソギ(御手洗)をしたという伝説が名の由来の一つとされる[5]。
関連施設
自然遊歩道のハイキングや登山の拠点となる施設として、2024年(令和6年)4月25日に日帰り入浴施設と観光拠点を兼ねた洞川温泉ビジターセンターが開業した[6]。この施設は1993年(平成5年)に整備された日帰り入浴施設の洞川温泉センターが老朽化したため、観光拠点としても活用できるよう建て替えられたものである[6]。
アクセス
- 上流側
- 奈良交通バス(洞川線):観音峰登山口停留所下車すぐ
- 奈良県道21号大峯山公園線・虻トンネル洞川側出口すぐ
- 下流側
脚注
- ^ a b “みたらい渓谷(天川村観光ページ)”. 2025年11月3日閲覧。
- ^ “近鉄てくてくまっぷ(奈良-29) みたらい渓谷コース”. 2015年5月29日閲覧。
- ^ “みたらい通志 - 御手洗重伝建を考える会”. 2025年11月3日閲覧。
- ^ “天川村漁業協同組合: ホーム”. 2025年11月3日閲覧。
- ^ “みたらい渓谷 - 日本遺産吉野”. 2025年11月3日閲覧。
- ^ a b “奈良県天川村の「洞川温泉ビジターセンター」4月25日に新築オープン ぬくもり感じる木造平屋 四季の魅力発信”. 奈良新聞. 2024年4月19日閲覧。
- ^ みたらい渓谷・洞川温泉(奈良交通バス、2024年春の時点)
外部リンク
- みたらい渓谷|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット (一般財団法人 奈良県ビジターズビューロー)
- 近畿日本鉄道|みたらい渓谷・洞川自然研究路コース
- 大峯山洞川温泉観光協会 みたらい渓谷・遊歩道
- みたらい渓谷のページへのリンク