手根溝とは? わかりやすく解説

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手根溝

読み方しゅこんこう
【英】:Sulcus carpi,Carpal groove

手根は全体として背側は凸弯し、掌側内側縁と外側縁がとくに高くなるので、中央が溝状にくぼむ。これは手根骨近位裂および遠位裂においてそれぞれアーチ上に並んでいるためである。内側隆起([JNA]Eminentia carpi ulnaris尺側手根隆起)は豆状骨有鈎骨鈎外側隆起([JNA]Eminentia carpi radialis橈側手根隆起)は舟状骨結節大菱形骨結節堤防状に掌側隆起している。そのため手根の掌側では中央に溝状の深いくぼみである手根溝を生じている。生体では、内側縁と外側縁の隆起の間を強い靱帯屈筋支帯)が橋渡しして、手根溝は手根管というトンネルになり、指に行く腱の通路となっている。


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