こしのゆみことは? わかりやすく解説

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こしのゆみこ

こしのゆみこの俳句

いたくないかたちに眠る花月夜
うまれつき小鳥なくしたような眉
おとうとのひよこよくなく夜のバス
かまくらをはみだす布のありにけり
ががんぼののぞみをきいていたるかな
すずしろすずしろといい澄んでゆく
そわそわ空動き始めてぼたん雪
つなぐ手を離しお降り確かめる
つばくらめ大きい顔してひるがえる
ひよこ売りについてゆきたいあたたかい
びしょぬれの桜でありし日も会いぬ
セロファンを曇らせるのはどの桔梗
ナイターを抜ける途中の光る橋
一番に押す停車釦天の川
一葉忌石売り石の物語
二百十日細かく刻む紅生姜
五月闇登りしごとくバスに乗る
冬の月シェフが光を浴びに出る
千年の桜の中に手を入れる
口車花時にのる楽しさよ
夏のうしろぱちんとはぜる菓子袋
天牛は無防備すぎる電機街
学校をはみ出す桜海に舞う
寄宿舎はこっくりこっくり槐降る
少年がシュートするたび桜咲く
少年と寝息合わせる合わない昼寝
嵐もうはんぶん過ぎて虹の支度
平気なる胸に水仙刺し入れよ
扇風機ひとりひとつずつ夫婦
料峭のひかり育てる空き地かな
旅のように林檎芯まで腐ってゆく
日焼けなき少年をつつむタオル
春の森出て来る人に挨拶す
木目たどると終戦日につきあたる
栗を剝くひたぶるこころありにけり
桃源郷人はどこにいるのだろう
桜ごと帽子ごと姉はいなくなる
海しずかヌードのように火事の立つ
海鵜立ち神経干してゆれるなり
満月の真水底を抜こうとする
潮干狩りその鼻歌はまちがっている
瀬戸物の大事にゆきかう夏の森
片恋のキャベツおかわりする自由
片恋の兄猛烈に黄落す
牛みるみる冷やされし色にかわる
猫じゃらしそよぐ足首露わなる
田の水のたまるところに白鳥来
百足の子鈴つけて大急ぎなり
砂糖菓子の溶ける快楽平泳ぎ
穂絮まみれのわたくしのころしかた
 




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