いい旅チャレンジ20000kmとは? わかりやすく解説

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いい旅チャレンジ20,000km

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 21:23 UTC 版)

いい旅チャレンジ20,000km(いいたびチャレンジにまんキロ)は、1980年(昭和55年)3月15日から10年間行われた日本国有鉄道(国鉄)のキャンペーンである。


注釈

  1. ^ 宮脇のインタビューを収録した『私の途中下車人生』第四章に「私の本が出てからは、それがきっかけになったのか、地図つきのパンフレットをつくって、『チャレンジ二万キロ』なんてのを盛んにやるようになりましたね」という記述がある。なお、これに続いて、国鉄からこの企画の認定委員を依頼されたが断った、という発言がある。
  2. ^ 国鉄再建法の成立は1980年12月だが、制定作業は前年から始まっており、衆参同日選挙がなければ1980年春には成立する予定だった。
  3. ^ 1990年3月10日時点で1301人であったが、この日付で全線開業した京葉線で完乗した人も多かったことから、事務局は1500人以上と推測した(出典:日経新聞記事)。
  4. ^ 会員毎に申告された踏破記録は事務局で管理されていたため、後述の類似企画とは異なり集めた認定証や踏破認証シールを専用ファイルに集めたり事務局へ送付する等の手続きは取らずとも、所定の踏破線区数に到達すれば自動的に賞状や記念品等は授与された。
  5. ^ ただし、部分的には運行系統にあわせた修正がなされた。一例として、キャンペーン開始当時の線路名称では「佐倉駅 - 我孫子駅」と「成田駅 - 松岸駅」であった成田線は、キャンペーンでは「佐倉駅 - 松岸駅」と「成田駅 - 我孫子駅」とされた(『踏破パスポート』による)。
  6. ^ 1982年の東北新幹線開業に際して、各新幹線は並行する在来線の「無名枝線」という形で線路名称が設定された。キャンペーン開始後に開業した東北新幹線と上越新幹線は、キャンペーンではそれぞれで1路線となっている。
  7. ^ キャンペーン開始当時、鹿島神宮駅・北鹿島駅間では成田空港への航空燃料輸送の代償として鹿島臨海鉄道車両による旅客列車が運行されていた(北鹿島駅は運転停車扱い)。この区間の旅客輸送は1983年に廃止されたのち、1985年3月に新たに開業した鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の列車によって再開された(北鹿島駅は通過)が、乗車対象外という扱いはキャンペーン終了まで変わらなかった。なお、北鹿島駅が旅客を扱う臨時駅の鹿島サッカースタジアム駅に変更されたのは、キャンペーン終了後の1994年である。
  8. ^ 1987年4月の民営化に際して正式な起点も越前花堂駅に変更された。
  9. ^ 顔出し看板が設けられたのは、通常の駅名標をバックに証明写真を撮影しようとすると他の乗客の通行等の邪魔になるからとされている[要出典]
  10. ^ このキャンペーンでの完全踏破者第一号は、本当に当時の国鉄総裁から表彰状を受け取った。
  11. ^ 分割民営化直前の1987年3月には「国鉄の表彰状でないと意味がない」と踏破者が増加し、それまでで最多となる172人が完乗を達成している(出典:日経新聞記事)。
  12. ^ 富山 - 直江津間は、現在は「あいの風とやま鉄道線」と「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」に移管された。
  13. ^ 性的な描写がすべてカットされている。3~5巻が発売されないのも恐らくこの理由による。

出典

  1. ^ a b c d e f 日本経済新聞1990年3月14日夕刊18頁
  2. ^ a b c 種村直樹「レールウェイ・レビュー "国鉄認定"全線完乗!」『鉄道ジャーナル』1980年5月号、p.123。発表当時は「(直)」という名義の匿名コラムであったが、種村は後に自らが執筆者であったことを明かしている。
  3. ^ a b c d e f g h 「CHALLENGE20,000km 『走る列車こそ大いなるスタジオなんだ!』 いい旅チャレンジ20,000km」『週刊TVガイド』1980年5月9日号、東京ニュース通信社、56-57頁。 
  4. ^ 『北國新聞』1980年4月5日付朝刊、テレビ欄。
  5. ^ 『JR時刻表』、弘済出版社、1997年1月号、JRニュース7頁


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