drummania
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 05:35 UTC 版)
3rdMIXまではコンシューマーゲームとしてPlayStation 2に移植がされていたが、バグ発生での回収と人気の低迷からそれ以降の新作は移植されていなかった。しかし、2006年3月16日にVがPlayStation 2で発売され、家庭用シリーズが復活した。
海外では"mania"が語感の悪い単語だったとの理由からか10thMIXまでは"Percussion Freaks"(パーカッションフリークス)に名称を変更して発売されていた。しかしブランド名としては"drummania"の方が広く浸透していた。日本において表記が細かく変更されたV以降、日本国外でも"DrumMania"と表記されている。
概要
drummaniaの筐体は中央にディスプレイがあり、その手前に5色のパッド(左からハイハット、スネアドラム、ハイタム、ロータム、シンバル)が存在し、これらは左右の手に持ったスティックで叩く。またディスプレイに正対して座った時に足元にペダルが存在し、バスドラムのチップが降ってきた場合はこれを踏む。最も基本的なスタンダードセットのため、通常のドラムセット(フルセット)のハイハットペダル及びフロアタム(及びレフトクラッシュ・ライドシンバル等)に相当する部分は存在しない。右側には左右とスタートの3つのボタンが存在し、選曲画面等ではこれを使って選択を行うことになる。なお、各種選択画面ではスネアドラムのパッドが左ボタン、ロータムのパッドが右ボタン、シンバルのパッドがスタートボタンに対応している。また、7thMIX power-up ver.以降はディスプレイの左側にe-AMUSEMENTの磁気カード(V3以降はe-AMUSEMENT PASS)を挿入するカードリーダーが付いている。
また、筐体の裏側にはGUITARFREAKSおよびKEYBOARDMANIAと接続するためのコネクタがあり、これによって両作とのセッションプレイが可能となる。その関係上セットで設置されていることが多く、イメージも統一されている(ただしKEYBOARDMANIAの開発が事実上打ち切りとなっているため、今日ではGUITARFREAKSとの2台で並んでいることが多い)。
- 4thMIX〜10thMIXまではセッションボックスを搭載し、これにケーブルがつながる。特に4th/5thはKEYBOARDMANIA 3rdMIXも加えたマルチセッションGDKとなる。
- V以降はシステム基板がPlayStation 2ベースの物に変更され、基板上のLANコネクタによる接続となった。
- V4よりシステム基板がWindows XP EmbeddedベースのPCに変更された。
画面構成は大きく分けると左右2つのブロックに分かれるシンプルな構成である。左はエキサイトゲージと6列の譜面エリア(順番はプレイヤーの前に設置されたパッド及びペダルの配置に準ずる)、右側にプレイ中の曲のアニメーション(BATTLE時は自分&対戦相手のスコア)が再生される(V以降プレイ中のムービーのクオリティが大幅に向上している)。譜面は6列のエリア内に上から下へ降ってくる形で表示される。左端にエキサイトゲージが、右端にはオプションが表示される細い領域がある。
ドラムセットとしてはハイハットが低めに設置されており、画面での指示も無いためオープンハンド奏法のプレーヤーも多い。また、テンポの速い8ビートの刻みに対応するために交互のストロークとパラディドルを織り交ぜてハットを刻む『427奏法』や、片手でスティック2本を持ってシンバルを上下から叩くと言ったゲームならではの奏法が生まれている。
ゲームプレイの詳細
- クレジットを投入し、スタートボタンを押す。
- セッションプレイの選択を行う
- スタートボタンを押した後、接続されているGUITARFREAKSがプレー中でない場合は双方の筐体にセッションプレイ受付中であることを示すメッセージが表示される。セッションプレイを行う場合はこのときにギター側のプレイヤーもクレジットを投入しスタートボタンを押す。(4thMIX・5thMIXでは更にKEYBOARDMANIA 3rdMIXもセッションに参加可能)
- セッションプレイを望まない場合は左ボタンを押しながらスタートボタンでキャンセル可能。また、右ボタンを押しながらスタートボタンを押すとモード選択の前にオプションの設定が可能で、e-AMUSEMENT PASSを使用する場合はこの時にデフォルト設定としてカードに保存することも可能。
- e-AMUSEMENT PASSを挿入する。
- e-AMUSEMENT PASSをカードリーダーに挿入し、パスワードを入力する。drummaniaのプレーデータが記録されていないカードであった場合は名前とキャラクター、V5からはキャラとバトル情報とネームの表示、非表示(以後エントリー画面でバスを踏みながらスタートで入れる その時称号の変更もできる)の登録となる。XGからは非接触式のカードリーダーが採用され、エントリー時にリーダーにタッチすれば以降はカードを仕舞ってもよくなった。
- ゲームモードを選ぶ
- #ゲームモードを参照
- 曲を選ぶ
- 左右ボタンで曲を選択、スタートボタンで決定する。パッドを一定の順序で叩くことでオプションの設定も可能。
- プレイする
- 画面上から降ってくる6色のチップに合わせて、タイミング良く対応するパッドを叩く。タイミングが良ければエキサイトゲージが上昇し、タイミングが悪いと下がる。ただしノンストップモードではゲージは上昇しない。エキサイトゲージが0になってしまうとゲームオーバー(7thMIX power-up ver.〜10thMIXまではe-AMUSEMENTカードに回復アイテムのストックがあればそれを消費して復活できた)。
- 結果の表示
- 1曲を最後までプレイできた場合、各評価の数やコンボ数などのプレイ結果が表示される。規定曲数を終えていなければこの後選曲画面に戻る。
- 規定曲数を終え、平均の評価がSランク以上であった場合はEXTRA STAGEに突入する。昔は専用の曲が用意されていたが、現在は専用曲も含めた中から任意に1曲を選択する方式である。なお、EXTRA STAGE専用曲を選択してSランクを取った場合(VではPERFECT率が95%以上、V3は93%以上)、更に難易度の高い専用曲に挑戦するENCORE STAGEとなる。この際、演奏タイミングの評価でPERFECTの占める割合が98%以上(V3は96%以上)の場合はそれよりも更に難易度の高いPREMIUM ENCORE STAGE(V2とV3はPREMIUM STAGE、V4以降はPREMIUM ENCORE)となる。
- ゲーム終了後
- ゲーム終了後、各曲のスコアが表示される。7thMIX power-up ver.〜Vではこの後e-AMUSEMENTのカードを使用していた場合はルーレットが出現し、16分割されたイラストのピースを獲得でき、ここでイラストを完成させると携帯電話用サイトで待ち受け画像などを取得することが可能。また、この際に前述の回復アイテム(Vでは隠し曲をプレイするためのチケット)を獲得できることもある。
- 獲得したスキルポイント(後述)もこのとき表示される。
- ^ 歴代最高に面白いゲーセンの「音ゲー」ランキングニコニコニュース
- ^ 『GuitarFreaksXG3』と『DrumManiaXG3』のサントラCD、本日発売!ファミ通公式サイト
- ^ XG3ではモード自体が廃止されたため、エントリー後直接このモードに移行する。
- ^ このXG3でPRACTICEモードも廃止となったため、エントリー後は直接曲選択画面に行くようになった。
- ^ 初代ドラムマニア隠しコマンド[1]。
- ^ 2010年のXG・V7からはXGがLEVEL 15、V7がLEVEL 14まで、XG3がLEVEL 10までとなった。
- ^ ただし通常解禁した場合は、100として表記できないためか難度は99で表示
- ^ V4で登場した『STAR OF MUSE』。
- ^ V7がXGの簡易的バージョンになってしまったのと同じく、今作もコストを削減したようなXG2の簡易的バージョンになってしまっている。XGにしか収録されていなかった楽曲が収録されたり、ENCORE STAGEに版権曲が初めて収録されるなど発展があったようだが、しかしそれでも最終的に不評がなくなるということはなかったようだ。
- ^ そのため旧シリーズとしても一番息の長いバージョンになった。
- ^ 接続してあるドラムコントローラーが反応しないというもの。
- ^ 『ギタドラ! GUITARFREAKS 4th MIX & drummania 3rd MIX』にも隠し曲として収録されているため、事実上の再収録である。
- ^ 版権曲の関係かと思われたが、現在BEMANIシリーズのほぼ全てが家庭用ゲーム機用としての発売を行っていない、コンシューマへの移植から身を退いていることも考えられる。
GITADORA
(drummania から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 17:22 UTC 版)
GITADORA(ギタドラ)は、2013年2月14日よりコナミアミューズメントが発売しているギター/ドラムシミュレーションの音楽ゲームである。GITADORA GuitarFreaks( - ギターフリークス)とGITADORA DrumMania( - ドラムマニア)の2作品で構成される。BEMANIシリーズの1つである。
- ^ 「ギタドラ」の名称は2001年9月20日に発売されたPlayStation 2移植作『ギタドラ! GUITARFREAKS 4thMIX & drummania 3rdMIX』のタイトルにも使用されている。
- ^ ただし、レベル表記はGITADORAの4桁表記となり、OPEN-BASICとOPEN-ADVANCEDは収録されず、MASTER(GUITAR)譜面がOPEN-EXTREMEとなっている。
- ^ Re:EVOLVEまではPERFECT評価85%、最大コンボ数15%
- ^ 該当する楽曲は「一網打尽」(GUITAR)のMASTERのみ。
- ^ Tri-Boostまでは薄黄
- ^ ネームがグラデーションアニメになる
- ^ 10月以前に設定を変更するとコナミから店舗に注意がくるような仕様だったため。
- ^ “GuitarFreaksXG3 & DrumManiaXG3”. e-AMUSEMENT GATE. 2016年12月14日閲覧。
- ^ a b “4Gamer.net ― タイトル/キーワード検索 GITADORA”. www.4gamer.net. 2020年4月10日閲覧。
- ^ “GITADORA EXCHAIN”. KONAMI コナミアーケードゲーム製品・サービス情報サイト. 2020年4月10日閲覧。
- ^ “GITADORA NEX+AGE”. KONAMI コナミアーケードゲーム製品・サービス情報サイト. 2020年8月7日閲覧。
- ^ “ギタドラシリーズ最新作「GITADORA FUZZ-UP」稼働開始。演奏の強制終了が廃止になり,一定時間貸し切りにできるモード登場”. www.4gamer.net (2022年12月15日). 2022年12月17日閲覧。
- 1 GITADORAとは
- 2 GITADORAの概要
- 3 概要
- 4 従来シリーズからの変更点
- 5 旧作楽曲
- 6 脚注
固有名詞の分類
- drummaniaのページへのリンク