Server Message Block
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/14 03:18 UTC 版)
実装
以下の一覧は、SMBクライアント、SMBサーバ、SMBプロトコルの各種拡張(Network Neighborhood スイートやNTドメインスイートなど)である。以下に示したのは主なもので、拡張版、再実装版、移植版などは省いている。
- Sambaは、SMBプロトコルとマイクロソフトの拡張をフリーソフトウェアとして再実装したもの。SMBサーバ機能とコマンドラインのSMBクライアント機能がある。
- Linuxカーネルには仮想ファイルシステム (VFS) を使ったSMBクライアントの実装が2つあり(smbfsとcifs)、SMBサーバ上のファイルに標準のファイルシステムAPI経由でアクセスできる。fuseカーネルモジュールとユーザー空間のfusesmbを使ってSMBクライアント機能を実現することもできる。
- NetWare version 6以降では、CIFSサーバ機能を実装している。
- FreeBSDにはVFSを使ったSMBクライアント実装としてsmbfsがある。
- NetBSDとmacOSにはそれぞれのVFSを使ったSMBクライアント実装としてsmbfsがある(元はFreeBSDのsmbfsを移植)。
- Solarisには、macOSのsmbfsを基にしたCIFS client for Solarisというプロジェクトがある。
- OpenSolarisは2007年10月、カーネル内にCIFSサーバ機能を実装した[30]
- 小型NASサーバTrueNASは、FreeBSDベースで、CIFS/Sambaもサポートしている。EMCコーポレーション、ネットアップといったストレージ企業各社もSMBサーバの実装を行っている。
- Advanced Server for Unix (AS/U) はUNIX向けにWindows NT 3.51のSMBサーバ機能を移植したもので、AT&Tがマイクロソフトからライセンス提供を受け、主なUNIXベンダーにライセンス提供した。サン・マイクロシステムズは、Advanced Server for UnixをSolarisに移植した Solaris PC NetLink(コード名 Cascade)を製品化している。
- コンテンツ管理システムAlfrescoには、SMBサーバのJavaによる実装JLANが含まれている。
- JCIFSはJavaによるSMBクライアント実装
- RTSMBは組み込みシステム用のCIFS/SMB実装。
- Visuality Systems NQ CIFSは組み込みシステム用のCIFS/SMB実装。SMB1.0/SMB2.0/SMB3.0対応。Linux、VxWorks、 Integrity、 iOS、 Androidといった多くのRTOSに移植されている。
- AzSmbは、組み込みシステム用の小型SMBサーバである。GPLもしくは商用ライセンスで提供されている。
- File System for SMB/CIFS/Windows(R)はChromeOS向けのSMBクライアント実装。JavaScriptで書かれている。
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