Saints Row 2 登場人物

Saints Row 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 08:06 UTC 版)

登場人物

サード・ストリート・セインツ

ボス(The Boss)
声(男性) - チャールズ・ショーネシー英語版ケン・マイケル英語版、アレックス・メンドーザ
声(女性) - ケイティ・セミネ、G. K. ボウズ英語版、レベッカ・サナブリア
本作の主人公で、新生サード・ストリート・セインツのリーダー。名前や性別、人種はプレイヤーが選択できるので固定されていない。前作主人公のプレイヤと同一人物だが、男性で固定だった前作と異なり、今作からは女性も選択可能[注 1]。前作ではほとんど喋らなかったが本作では饒舌且つ能動的な行動が多く、ほとんどのイベントシーンで他キャラクターとの会話が見られる。顔のカスタマイズと同様に声も6通り(男女各3パターン。黒人、ヒスパニック、英国アクセントの白人)から選ぶことができ、選択した声に応じて口調や性格、会話内容が若干変化する。ただし、カットシーンにおいては字幕や振る舞いが固定となっており、どの声や性別を選択しても下記のような性格で描かれる。
前作のラスト、市長のヨット爆破に巻き込まれるが、奇跡的に生還していた。しかし2年間の昏睡状態から目覚めた後スティルウォーターに舞い戻った彼(彼女)はかつて栄華を誇ったセインツが解散し今は見る影もなくなってしまったことを知り、かつての相棒と新たな仲間とともにこの地を再びセインツの手で支配することを決意する。
受動的で命令に忠実だった前作と違って明確に意思表示するようになったが、その性格は犯罪組織のボスらしく冷酷かつ残忍な上に唯我独尊。敵対する組織のメンバーには一切の容赦がなく、意気揚々と狂気じみた残虐行為に出る事も多い。時には一般人をも躊躇いなく盾にしたり、かつて裏切られたとはいえセインツの元リーダーで命の恩人でもあるジュリアスを簡単に撃ち殺すほどで、『Saints Row: Gat out of Hell』では仲間に「当時は完全にイカれていた」とすら言われている。しかしカルロスなど殺された部下の仇は必ず討つという義理堅い面も併せ持ち、ギャットが銃撃され病院に搬送された際に不謹慎な発言をしたピアーズを「それでも仲間か」と一喝したりなど、敵味方問わず尊大ではあるが仲間に対して本気で冷酷な行動を取る事は無く、内輪の人間はしっかりと庇護している。
ラジオから特定の曲(声に応じて違う)が流れると一緒に歌い出すが、後述のピアースに勝るとも劣らない音痴である。しかしピアースとは互いの音楽センスを言い争っている。
前作のデフォルトの容姿は金髪の白人だったが、今作のパッケージやロード画面などではスキンヘッドで髭を生やし、両腕にタトゥーを入れた黒人男性という全く異なる風貌で描かれる。カスタマイズのデフォルトも黒人男性となっている。
ジョニー・ギャット(Johnny Gat)
声 - ダニエル・デイ・キム
前作に引き続き登場する、ボスの相棒。前作の後、トロイ殺害を目論んで逮捕されていたが、ストーリー序盤で裁判所での公判中にボスに助けられる。
様々な罪状がある模様(300件近くの殺人事件。時効を迎えているものを含めなければ250件程、と本人談)。
前作同様喋る前に銃を撃つぐらいの過激な性格。序盤のミッションで裁判所を襲撃したボスの手で公判中に脱走、現在は恋人であるアイーシャの家に隠れている。
ローニンと戦いでアイーシャを殺され、自身も腹部を刺される重傷を負ってしばらく戦線離脱する。そのため、ピアースやショーンディに比べると出番は少ない。
カルロス・メンドーザ(Carlos Mendoza)
声 - ジョー・カマレノ
ボスの最初の仲間。ストーリー序盤でボスと共に刑務所から脱獄する。
彼の兄もセインツの構成員だったが、ボスは覚えていなかった[注 2]
脱獄の件からボスの信頼を受け、メンバー集めの際に推薦されて新生セインツに加入する。しかし担当であるブラザーフッドへの攻撃の指揮では目立った成果が出せず、やがてタトゥーの顔料に放射性廃棄物を混ぜられたマエロからの意趣返しとして誘拐され、車に括りつけられたままスティルウォーター内を走り回られる。
ボスが駆けつけた時には既に致命傷を負っており、必死に助けようとするボスの努力も虚しくただ死に際の苦痛を増すだけだった為、最期はボスに拳銃で介錯される。
表面上重用されているシーンはそれほど見られないものの、その死にボスは激怒していた為、仲間意識は十二分に持たれていたようである。『Saints Row IV』ではピアースからも「いい奴だった」と語られている。
ショーンディ(Shaundi)
声 - エリザ・ドゥシュク
化粧の濃い、ドラッグ愛好家の白人系の女性。ボスに勧誘されてセインツに加入する。ヒッピースタイルで奔放な性格。
サンズ・オブ・サムディへの攻撃指揮や情報収集を担当するが、他のギャングへの攻撃にも首を突っ込んでは手柄を立てていく。
かつてスティルウォーター大学の学生だったこともある。交友が広く、いたるところに「元カレ」がいる。
ドラッグにかなり詳しくサムディの主戦力であるドラッグもすぐに種類を判別したほど。
ピアース・ワシントン(Pierce Washington)
声 - アレフ・S・キンチェン
黒人系の青年。ボスに勧誘されてセインツに加入する。
ローニンへの攻撃を中心に作戦立案や情報収集に活躍するが、おいしいところは全部ジョニーやショーンディに持っていかれる。活動の割に組織内での扱いも悪く、度々「ひねくれてんぜ」と口にする。
ストーリー中盤で彼の歌声を聴くことができるが、ひどい音痴(本人はNe-Yoを意識しているらしい)。
アイーシャ(Aisha)
声 - サイ・スミス
前作で死亡を偽装し、現在は死んだことになっているサード・ストリート・セインツ出身の歌姫。ジョニーとは恋仲。
「死んだ人間なのにやたらと新曲を出す」と、スティルウォーターの住人からも冗談交じりに訝しがられている。
ストーリー前半で、自宅をローニンに襲撃される。大人しくしていれば安全は保障すると言われていたが、帰宅したジョニーとボスに叫んで危険を知らせた為、ジュンイチに斬首される。
Saints Row: The Third』のDLCでジョニーのクローンを誘き出す為にクローンのアイーシャが造られた。また、『Saints Row IV』ではジョニーをシミュレーションに捕らえる為のトラウマとして利用されるなど、その死はジョニーの心に大きな影を落としている。
Saints Row: Gat out of Hell』では場合によっては意外な形でジョニーと再会を果たす事になる。
ジュリアス・リトル(Julius Little)
声 - キース・デイヴィッド
サード・ストリート・セインツの元リーダー。今回はエクストラ・ミッションのみ登場する。セインツから抜け今ではサードストリートの観光案内人の椅子に収まっている。
実は前作のヨット爆破の実行犯。前作終盤にてトロイからセインツの解散を持ちかけられ、恩赦を条件にメンバーの説得を依頼されていたが、武闘派のプレイヤやジョニーは和平に合意しないだろうと切り捨てを決意し、騙し討ちする形でプレイヤを船ごと爆破した(この行動に関しては後にトロイからも責め立てられている。)。しかし、プレイヤはしぶとく生きており憎悪の対象になっている。
デックスにはめられボス(プレイヤ)と一時的に共闘するも、所詮は敵の敵でしかなく最期はボスに撃ち殺される。
『Saints Row IV』では本編やロイヤリティミッションには登場しないものの、ジョニーのクエストをこなす過程でシミュレーター上で再現され、倒すと仲間になる。

ブラザーフッド

マエロ(Maero)
声 - マイケル・ドーン
ブラザーフッドのリーダーで、全身に刺青を入れたネイティブ・アメリカンの大男。冷酷、直情径行、傲慢。
セインツに領土を折半する交渉を持ちかけるがボスに断られたために抗争へと発展していった(もっとも、吹っかけレートでの交渉なのでほとんど宣戦布告に等しいものではあった)。
抗争開始直後、セインツによってタトゥーの顔料に放射性廃棄物を混ぜられ、顔に痛ましい痕を付けられてしまう。最終的に領土を全てセインツに取られ、マットは手をステージの花火細工で焼かれギタリスト引退(最終的に殺害される)、恋人のジェシカは(ボスの差し金による間接的とはいえ)自らの手で殺してしまい、何もかもを失う。怒りに任せてデインを脅迫し、警察に働き掛けさせることで収監されていたメンバーを強引に釈放させるも、それすらセインツに全滅させられる。
抗争終盤、アジトをセインツに襲撃され、ボスと揉み合いになった末に窮地に陥るもマットの犠牲によって逃走。その後はボスをアリーナへ誘い込み最後に残った手下と共に攻撃を仕掛けるが、仲間を全滅させられ自身も重傷を負い、最期はボスにピストルで頭を撃ち抜かれる。
『Saints Row IV』ではピアースのロイヤリティミッションにて、バーチャル上の存在として再現される。倒すと仲間になる。
ジェシカ(Jessica)
声 - ジェイミー・プレスリー
リーダーの恋人。怒りで暴走するマエロを唯一止められる人物。ドニーに車を修理させている。
マエロの顔に傷を付けられた意趣返しとして、カルロスを車に括り付けて市内を引き回すことを指示し、彼の命を奪う。しかしその制裁として、銀行に来たところをボスらに誘拐されトランクに詰め込まれる。そのままマエロが出場するモンスタートラック障害物レースの障害物の一つとして車を止められ、恋人の車に押しつぶされて圧死した。このミッションではジェシカを拘束して拉致するが、日本語プレイステーション3版ではヒューマンシールドが使えなくなっているため、誘拐にも拘らず同行者として車に付いて来させる形になっている。
続編『Saints Row: The Third』でもとあるキャラクターの台詞の中で登場する。
マット(Matt)
声 - アンソニー・プルチーニ
ロックバンド「フィード・ドッグス」のギタリスト兼、リーダー付きの彫師。
本人いわく、ギャング行為には加担していないらしい(実際、マエロたちも彼を巻き込まないように配慮している)。故に容赦なく他ギャングの構成員を始末してきたボスから情けをかけられ、命だけは助けられる(しかしそれでも「ギタリストの命」である手を花火細工で派手に焼かれている)。
だが後にマエロを逃がすためにボスを押さえつけ、レンガの塊で側頭部を強打され死亡(ゲームイベント中に死亡した描写はないが、自宅で確認できる新聞には死亡したと書かれている)。
ドニー(Donny)
声 - アンドリュー・キシノ
自動車整備士。前作ではウェストライド・ローラーズの一員だった。前作登場したリンの死を悲しんで花を手向けている。
相変わらずヘタレで銃で脅されると言いなりになるしかなくブラザーフッドへの破壊工作に協力させられる。本人はメカニックなのでブラザーフッドへの忠誠心は全くない。最終決戦直前でマエロと共に逃走するも、決戦では登場しないため本作では生死不明のまま終わるが、一応、『Saints Row IV』のDLCミッションに登場する為、生存している模様ではある。
没になった『Saints Row: The Third』のDLCでは再登場し、シミュレーターに閉じ込められたボスを導師のように導く重要キャラになる予定だったらしい。しかしそれを元に作られた『IV』本編では技術者枠のキャラが既に二人もいたため登場出来ず(作中での弁)、没シナリオを扱ったDLC『エンター・ザ・ドミナトリックス』のみの登場となった。
ちなみに声優のアンドリュー・キシノはDJ Kishとして今作、The Third、IVでラジオ局の95.4 KRhyme FMのDJを担当している。

ローニン

ショーゴ・アクジ(Shogo Akuji)
声 - ユーリ・ローエンタール
ローニンの表向きのリーダー。空気の読めない、度量の小さい男な為、人望は非常に薄い。
父親であるカズオから認められる為に、セインツを倒そうとするがその度に計画は失敗に終わり、挙句に腹心の部下であったジュンイチを失う事となる。最期はアイーシャの葬儀にまで殴り込みをかけるもあえなく敗退。
「後日なら幾らでも受けてたつ」と葬儀の場で刃傷沙汰を起こしたくないジョニーに静かに諭されるも、攻撃を強行したため彼の逆鱗に触れてしまう。
そして生け捕りにされた後、生きたまま棺桶に入れられ生き埋めにされてしまった。
『Saints Row: The Third』のDLCミッション、「クローンの災難」では彼の名前のみ発言される。
『Saints Row: Gat out of Hell』のエピローグによると、地獄に落ちた後はシェークスピアに「ショーゴ・アクジの生き埋め・発掘・再埋葬」なる演劇をやらされているらしい。
ジュンイチ(Jyunichi)
声 - ブライアン・ティー
ショーゴの側近。奇怪な日本語を操るスキンヘッドの大男。
カズオには恩があるために従っているが、ショーゴにはあまり忠誠心は無い。父に認められたいというショーゴの暴走により情報をリークされ、寿司屋を舞台にボスと日本刀同士で戦うも戦死。同行していた手下たちも全滅した。
『Saints Row IV』ではシミュレーションとして再現される形で再登場。奇怪な日本語も健在。
『Saints Row: Gat out of Hell』のエピローグでは、黒髭アン女王の復讐号に乗っている様子が描かれている。
カズオ・アクジ(Kazuo Akuji)
声 - スティーヴン・ブルーム
ローニンの実質的なボス。ショーゴの父で、日本の暴力団を組織する人物。
ショーゴよりもジュンイチを認めており、劇中でもジュンイチが死んだ際には深く傷心していたものの、ショーゴの死にはあまり関心を向けていなかった。
前作に登場したウォンとは浅からぬ因縁がある模様。信頼していたジュンイチに続き、仮にも組織の跡継ぎであったショーゴまでもが殺されたのをきっかけに、ついに自ら出向く決意をする。
セインツとウォンに追い詰められた結果、中華船に逃げた末にボスと日本刀による一騎打ちを挑む。最終的にボスの刀を弾き落とすも、あっさり銃を抜いたボスに撃たれ、更に致命傷にならない程度に船の床に日本刀で縫い付けられ、身動きができぬまま船に積まれていた花火類の引火による大爆発に巻き込まれ焼死した。

サンズ・オム・サムディ

ジェネラル(General)
声 - グレッグ・イーグルス
紳士的な態度と服装が印象的な、サンズ・オブ・サムディのリーダー。熱心なブードゥー教の信者でもある。
本名は不詳でアメリカへ来る前は、ハイチ軍の将軍だった。
「Do Not」、「Sir」など、常に丁寧語を使用し、部下たちには「Gentleman」と呼びかける。移動には、特注の大型6輪式リムジンを使用している。
領地と信頼できる右腕を全て失った後は装甲リムジンで逃避行を続けていたが、一箇所にとどまらない癖を見抜かれて監視カメラで自慢の特注6輪装甲リムジンを探し当てられる。モール内に逃げ込み、追撃してきたボスを機銃付ブルドックで迎え撃つも、敗北して死亡した。
ミスター・サンシャイン(Mr.Sunshine)
声 - フィル・ラマール
ブードゥの秘術を使う初老の男性でジェネラルの友人であり側近でもある。
残酷な性格で、組織のためなら殺しも平然とやる。CDショップにて「全員外に出ろ」という命令をヘッドホンを付けて聞こえなかった客を容赦なく殺害したほど。周囲にも威圧的な態度をとるが、リーダーには丁寧な対応をし、失態の報いとして片耳を切り落とされる罰も甘んじて受け入れていた。
支配下の精肉工場でボスを葬ろうとするも返り討ちに遭い射殺される。しかしブードゥの秘術か何発銃弾を受けても立ち上がるので自身が持っていた山刀で首を切り落とされ、精肉のコンベアに投げ込まれた(なお、このシーンは日本語版Xbox 360版とプレイステーション3版ではカットされている)。
ベテラン・チャイルド(Veteran Child)
声 - ニール・パトリック・ハリス
サムディのドラッグ部門を統括する男。本業はDJ。
昔、ショーンディと付き合っていた。ショーンディに自分たちのドラッグ製造所などについて口を滑らせた落とし前をつけさせられる羽目になった際に、彼女を人質にとって有利にことを運ぼうとするなど性格は小物で、呆気無くボスに撃ち殺される。
『Saints Row IV』ではショーンディのトラウマとしてシミュレーションにて再現された上に何人も登場し、ベテラン・チャイルズとして襲いかかって来る。
『Saints Row: Gat out of Hell』のエピローグではジュンイチと同じくアン女王の復讐号に乗っている。

アルター社

デイン・ヴォーゲル(Dane Vogel)
声 - ジェイ・モーア
アルター社のCEO。目的達成のためなら手段を選ばない人物。巨大企業を牽引するだけの才能と社交性は備えているものの悪党としては小物。彼が行動する際には同社の警備員がガードしている。
市の再開発の為にギャング抗争を利用して地価を操作し、更にはギャング同士を潰し合わせて一掃する事を目論む。終盤、スティルウォーターのギャングチームがセインツのみになるや否や、特殊部隊マサコチームを嗾けてセインツ壊滅に乗り出すも返り討ちに遭い、役員達に責を問われると今度はセインツに情報を流して役員達を始末させる。それによってアルター社の会長に就任するも、最終ミッションにおいてボスに襲撃され、最後は本社最上階にある自室で射殺されて窓から転落する。本作のラストボスに相当するが、当人の戦闘能力はほぼ無い。
移動時はアルター社のロゴ入りのハマー (自動車)の装甲リムジンを使用。
『Saints Row: Gat out of Hell』にも登場。死して尚、その野心は衰える事を知らず、地獄に落ちて早々にアルター社の地獄支社を設立した。ある目論みからジョニーの協力者となり、共にアルター連合を組織する。エピローグによるとジョニーとの共闘で自身も大分変化したらしく、キキ・デウィンターがウィリアム・シャープに攫われた際は自ら命懸けで救出し、その後すぐにキキと結婚したと言う。本作では日本語の字幕では「デイン」と表記されるが、『Saints Row IV』と『Gat out of Hell』では「デーン」と表記されている。
トロイ・ブラッドショー(Troy Bradshaw)
声 - マイケル・ラパポート
スティルウォーター市警本部長。前作ではサード・ストリート・セインツの元幹部として活動していたが、実際は潜入捜査官であり、前作で積極的に攻勢に参加しなかったのはその身分のためであった(但し、メタ的な観点では、トロイが担当予定の警察が製作途中にて攻撃対象から外された事が理由である[4])。
前作の事件後市警本部長に昇任した彼は今やスティルウォーター警察の本部長の座に収まっているが、ボスに弱みを握られているらしくある条件を満たすと電話で戦力として呼び出すことが可能。潜入するうちにセインツのメンバーに仲間意識が芽生えていたらしく、昏睡状態のボスに延命処置を施したり、逮捕されたジョニーを他の警官から守っていた模様。前作のヨット爆破事件も、元々は仲間を逮捕することを躊躇ったトロイがジュリアスに交渉を持ちかけたことが発端であった。
アルター社やデインに対して快く思っていないが、アルター社の言いなりとして活動させられているのが現状である。
『Saints Row: Gat out of Hell』では地獄の罪人となっており、アクティビティー「拷問のペテン」にてジョニーに刑期を減らされる。
デックス(Dex)
声 - JAQ
前作におけるサード・ストリート・セインツの幹部だったが、アルター社から警備主任のオファーを受け入れギャングから引退する。
だが、後に起きた、社内の権力争いに破れ、スティール・ウォーターから逃亡する。
今回はDLCのアルター社ミッション「社内紛争」のみ登場する。
ギャット曰く「裏切り者」で、『Saints Row: Gat out of Hell』では地獄に落ちた彼を何度も始末するデバージョンが存在する。エピローグによると、その後も多くの人々に痛めつけられ続けたと言う。
エリック・グリフォン(Eric Gryphon)
DLCのアルター社ミッション「社内紛争」に登場するアルター社のプロジェクト担当役員。
デイン亡き後に同社の新しいCEOに就任したが社内で起きた権力争いに巻き込まれてしまい、デックスに命を狙われボスに助けを求めた。
続編には直接は登場しないがセインツ・アルター・メディア・グループの特別企画部長を務めており、ラジオでインタビューを受けている他、主人公を男性ボイス2にした場合にとあるミッションで「後でグリフォンに電話する」と言及される。

その他

モニカ・ヒューズ(Monica Hughes)
声 - タシア・バレンシア
夫は前作で爆死したスティール・ウォーター市市長。アクティビティーの「正義の汚水」をボスに依頼する。
続編にも登場。アメリカ合衆国上院議員となっており、外見も別人のように変わっている。
リー(Legal Lee)
前作にも登場した黒人の弁護士。ストーリー序盤で、ジョニーの弁護を担当している。
条件を満たすと、ボスの仲間になり電話で呼び出すことが可能。
続編では台詞のみで登場しており、セインツとの関係が続いていることがわかる。
ジェーン・ヴァルデラマ(Jane Valderamma)
声 - ローリ・ヘンドラー
ニュースレポーター。特ダネのためなら手段を選ばない。条件を満たすと、ボスの仲間になり電話で呼び出すことが可能。
トビアス(Tobias)
声 - ブランドン・キーナー
パイロットのライセンスを持つ男。前作では「デリバリー」の依頼人だった。条件を満たすと、ボスの仲間になり電話で呼び出すことが可能。
『Saints Row: Gat out of Hell』では地球破壊後に地獄に落ち、天国に行ったローラと引き離された事と、リーが彼らを再会させようと動いている事が語られている。
ローラ(Lola)
トビアスの妻。一介の主婦ながらドラッグの製造・解析・販売までこなす。前作でも「デリバリー」の依頼人として登場。
ミスター・ウォン(Mr. Wong)
前作でも登場したチャイナタウンの長。英語があまり話せないのでいつも通訳の中国人男性と一緒に行動している。
テラ・パトリック(Tera Patrick)
声 - テラ・パトリック
DLC「アルター社の秘密を暴け」に登場するアルター社の女性科学者。 条件を満たすと仲間になり電話で呼び出すことができる。
アルター社の秘密研究施設「ピラミッド」で働いていたが、アルター社が非道な人体実験をしている事を知り、真実を公にするべくセインツに協力を求める。
モデルはテラ・パトリック本人で声も彼女が担当している。
ゾンビ(Zombie)
前作のリンと同じく隠しキャラクター。条件を満たし、特定の番号へ電話することで呼び出せる。霊柩車に乗ってやってくる。
その正体はブラザーフッドとの戦いで命を落としたカルロスがゾンビ化したもの。見た目はかなり不気味で、脳天にはボスに介錯された際の風穴が空いている。但し、前作のリンと違って千切れた腕を武器にする事はなく、普通に素手で戦う。

注釈

  1. ^ いずれの場合でも前作主人公と同一人物で、人種や性別すら変わっていても作中の顔見知りには「髪型を変えたか?」などの一言で済まされる。
  2. ^ 「紫の服を着た奴」などと適当な返しをしている。

出典

  1. ^ Saints Row, Warhammer 40K series sales top 6 million”. GameSpot (2010年9月15日). 2022年5月20日閲覧。
  2. ^ a b Leyton, Chris (2006年7月2日). “Saint's Row Q&A Feature”. TotalVideoGames. 2009年7月27日閲覧。
  3. ^ THQジャパン、「セインツ・ロウ2」協力プレイ体験レポート”. game.watch.impress.co.jp (2008年12月4日). 2022年8月29日閲覧。
  4. ^ Interview with Doug Nelson, Senior Designer on Saints Row”. Volition. 2023年1月23日閲覧。
  5. ^ a b c THQ、「ブロブ」、「セインツ・ロウ 2」開発者インタビュー”. game.watch.impress.co.jp (2008年10月14日). 2022年8月29日閲覧。
  6. ^ a b Yamanaka, Taijiro (2019年10月15日). “低評価を受けたPC版『セインツ・ロウ2』長年行方不明だったソースコードの発見により、オリジナル版開発元の手で改善へ”. AUTOMATON. 2022年8月29日閲覧。
  7. ^ Saints Row modder and Volition community developer Mike Watson, aka IdolNinja, has died” (英語). PC Gamer (2021年8月26日). 2023年6月17日閲覧。






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