NON STYLE
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芸風
主に漫才である。ハイテンポでボケの手数の多さが特徴[10][11]。爆笑レッドカーペットの影響であり、世代であるとしている。基本的にコント漫才であり、井上の簡潔なフリに対し石田が常に2つ以上のボケを出し続けることでスピード感を演出している。
石田はコンビ結成当初、ギャグ的要素を多用することで「誰からも取り残されない漫才」を意識していた。ストリート漫才を続ける過程で現在のスタイルに変わっていった[12]。
2007年まではカッコつけたがる井上を石田が「イキリ」(関西弁で意気がる、調子に乗るの意)とからかうことを特徴とする「イキリ漫才」と呼ばれるスタイルを主としていた[13]。
2008年以降は「石田がボケた後井上が突っ込み、さらに自分自身の右太ももあたりをグーで殴り自省するのを井上が突っ込む」というスタイルの漫才へと変更し、『M-1グランプリ』ではこのスタイルを駆使して優勝を果たした(詳細後述)。なお、2010年以降は行っていない。しかし、YouTubeの投稿用の収録ライブでは行っていた。
漫才中に、石田が「あぁ〜井上ヤバイ! この話飽きてきた」と言って井上が続けていても、あの手この手で無理やり漫才を終わらせるボケを組み込む事もある。
ネタ作りは主に石田が担当している。二人とも即興性を好むということもあり、ツッコミの大半は井上がアドリブで作っている。また、井上は「石田が書いた台本を井上に見せずにネタをやる」→「台本を見せてからやる」→「それぞれ家に帰って覚える」という流れでツッコミを考えると共にネタの完成度を高めている[10]。井上は「人に見せたら、その人がネタについて新しく発想するかも知れない」としてネタ合わせ中は絶対に人には見せない。また、オーディション会場に出向いて、ストップウォッチで時間を計りながら、参加芸人のネタの内容を全部書き留めるという“偵察”も行うこともある[10]。
またコントをすることもあり、キングオブコント準決勝進出の経験がある。
出囃子はKEMURIの『Prayer』。
注釈
- ^ 2010年6月23日放送回『イチハチ』(毎日放送)の企画「モテたくて必死な芸能人No.1決定戦」出演時に発言。本当は163cmだが168cmと5cm多く言っていた時期があった。尚、現在の公式プロフィールでも2cmサバを読んでいる。base時代から相方石田にも「本当は163cmなのに165cmと偽っている」と度々ネタにされてきた。
- ^ 2017年8月30日放送回。「芸能界一ダサいコンビ名ロンドンブーツ1号2号説」を検証する為に、若手芸人200人にアンケートを実施し、ランキングが作成された。因みにロンドンブーツ1号2号は6位であった[18]。
- ^ 石田は漫才の冒頭でこの言葉の意味を「関西弁で『格好をつけている』、『調子に乗っている』、『キザ』、『イライラする』、尚且つ『気持ちが悪い(キショい)』を合わせた言葉」という風に度々説明していた。また、石田が井上に対して「ベストイキリスト」「鳥肌製造機」などと様々な別名で呼ぶボケも存在していた。
- ^ 中田カウスと大竹まことのみ、オードリーに投票していた。
- ^ 第7回王者のサンドウィッチマンも決勝初出場で優勝を果たしているが、彼らは敗者復活戦から勝ち上がっての優勝となっている。
- ^ 第6回王者のチュートリアル・福田充徳もNSC卒業生では無いが、両方共NSC出身でないのはNON STYLEが初。
- ^ 結成から優勝までの期間ではフットボールアワーの「4年8ヶ月」や、ブラックマヨネーズの「7年」を越えているが、両者は「1994年デビューの芸人がそれぞれ1999年と1998年に結成したコンビ」であるため、芸歴では優勝当時NON STYLEよりも遙かに上であった。
- ^ ただし、第4回大会王者のアンタッチャブルは出演を辞退している。
- ^ 石田は木曜レギュラーとして毎週出演
- ^ 「明日をつくろう」の合唱企画に参加のためVTR出演。
- ^ 井上は、第3話では「謎のお客さん」、第10話では「NON STYLE 井上」とクレジットされており、第12話でフルネームとなった。
出典
- ^ “寛平の劇団旗揚げ公演「恋の虫」でNON STYLE石田明がミュージカル初脚本”. ステージナタリー. (2016年10月21日) 2016年10月21日閲覧。
- ^ てれびのミカタ ラジオのラララ LINEライブより
- ^ “NON STYLE 不仲だったM-1王者コンビ実名告白「嫌いやわ~」劇場でバカにされ”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年10月15日) 2023年10月15日閲覧。
- ^ “ノンスタ井上裕介、接触事故で謝罪 今後は「誠意をもって対応」”. オリコンニュース. (2016年12月13日) 2017年1月9日閲覧。
- ^ “ノンスタ井上、接触事故で活動自粛”. オリコンニュース. (2016年12月13日) 2017年1月13日閲覧。
- ^ “ノンスタ井上さんを書類送検 警視庁”. 産経新聞. (2017年2月1日). オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ。 2017年2月1日閲覧。
- ^ “ノンスタ井上さん、不起訴処分に”. 産経新聞. (2017年3月6日). オリジナルの2017年3月7日時点におけるアーカイブ。 2017年3月6日閲覧。
- ^ “ノンスタ井上、3ヶ月半ぶり涙の復帰 石田と漫才「ひとつひとつお返ししていく」”. オリコン (2017年3月31日). 2019年3月4日閲覧。
- ^ “NON STYLEが結成21年でファンクラブ開設、配信イベントやラジオ展開”. お笑いナタリー. (2021年5月1日) 2021年5月1日閲覧。
- ^ a b c “TVでた蔵 2010年10月23日放送 トップランナー”. ワイヤーアクション (2010年10月23日). 2015年7月15日閲覧。
- ^ 「手数」と「スピード」の時代 NON STYLEが優勝した理由
- ^ a b c d カジサック KAJISAC (2018年10月18日). “NON STYLE石田さんと語りました”. YouTube. 2018年10月27日閲覧。
- ^ “解散危機を乗り越えて/ノンスタイル石田NON STYLE号泣V!紳助絶賛「M-1グランプリ」”. スポーツニッポン (2008年12月22日). 2009年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月15日閲覧。
- ^ ““ポジティブ力”はこの人に学べ!「NON STYLE 井上さん」の日めくりカレンダーが発売決定!”. eclat(エクラ). 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e f “プロ論。石田明”. リクナビ. 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b “解散危機を乗り越えて/ノンスタイル石田明(上)”. スポーツニッポン (2009年1月22日). 2015年7月15日閲覧。
- ^ 異種格闘対談-Ring【round2】より
- ^ “水曜日のダウンタウン 2017年8月30日放送回”. gooテレビ番組. (2017年)
- ^ お笑いポポロ(麻布台出版社)2008年5月号 p.50-51
- ^ 「万歳アンラッキー」第4章「アンラッキー芸人期」より。
- ^ DVD「NON STYLE LIVE 2008 in 6大都市〜ダメ男VSダテ男〜」収録内容]より
- ^ 2008年12月22日 日刊スポーツ 芸能面 他各紙紙面
- ^ “いまさらファンクラブ | NON STYLE”. いまさらファンクラブ. 2021年6月25日閲覧。
- ^ 『日経エンタテインメント!』2009年3月号、日経BP社
- ^ a b c d e “NON STYLE優勝で今年も大波乱! そして涙のドラマが……『M-1グランプリ2008』生観戦レポート”. マイナビニュース (2008年12月24日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “ノンスタイル石田「何をスカしてんねん!」先輩芸人に強烈なダメ出し”. 日刊大衆 (2016年10月7日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “『M-1グランプリ2008』 路上漫才出身のNON STYLEが初優勝”. ORICON NEWS (2008年12月21日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “【エンタがビタミン♪】オードリーから始まった都市伝説「お笑いグランプリは2位が売れる」。ホントかウソか?”. Techinsight (2011年5月4日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “NON STYLEがM-1参戦を表明”. お笑いナタリー (2009年10月13日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “M-1 パンクブーブー優勝、NON STYLE後悔なし”. livedoorNEWS (2009年12月21日). 2018年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月20日閲覧。
- ^ 第2回戦 11/4(日)大阪 NGKスタジオ合格者 - ウェイバックマシン(2002年8月14日アーカイブ分)
- ^ “NON STYLE”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2003. 2024年3月7日閲覧。
- ^ “9/5(日) 1回戦・大阪2日目 NGKスタジオ(大阪)”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2004. 2024年3月7日閲覧。
- ^ a b “大会の歴史”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年3月7日閲覧。
- ^ NON STYLE - オリコンTV出演情報
- ^ “NONSTYLEのふるさとワーキングホリデー”. webザテレビジョン (2018年7月). 2023年3月29日閲覧。
- ^ “バラ1本” (2022年6月1日). 2022年10月11日閲覧。
- ^ “BSよしもと 島根銀行presents NON STYLEが行く 松江旅おすすめスタイル!” (2022年9月24日). 2022年10月11日閲覧。
- ^ “ウイッシュツリー 誰かの願いをかなえる木”. webザテレビジョン (2022年12月). 2023年3月29日閲覧。
- ^ “「ストールンプリンセス」吹替版に岡本信彦、多田野曜平、森久保祥太郎ら参加”. 映画ナタリー. (2023年7月6日) 2023年7月6日閲覧。
- ^ “よしもとニュースセンター : NON STYLE 単独ツアー開催決定!「NON STYLE LI VE〜漫才行脚〜」”. よしもとニュースセンター (2017年6月14日). 2019年3月11日閲覧。
- ^ “NON STYLE LIVE 2018 38(サンパチ)”. 2019年3月11日閲覧。
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