IPPONグランプリ 大会ルール

IPPONグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 17:45 UTC 版)

大会ルール

本項では第18回以降のルールを記載。過去の大会から変更があったルールについては脚注に記載。

お題

様々な形式の大喜利問題がお題として出されており、通常の「文章問題」の他、以下のような多様なパターンがある。

写真で一言
出された写真に対し、台詞やツッコミを入れる。第10回以降はあらかじめ提示された複数の写真の中からランダムに選ばれた写真に口頭で答える「写真で一言ルーレット」になるなど、変則的な出題になっている。各ブロック終了後はゲストが挑戦することもある。
歌詞をつけてください
歌詞のないメロディの一部分に歌詞をつける[注釈 9]
このかるたの読み札を教えてください
玩具ロードワークスで発売されているかるたの取り札を見て回答する。第6回以降出題されている[注釈 10]
動画でアフレコ
出された動画に台詞をつけてアフレコを行う。第17回以降決勝戦で出題されている[注釈 11]
なりきりルーレット
「人物」と「モノ」それぞれ5枚ずつの中からランダムに選ばれた「人物」が、「モノ」を見て、言いそうなことを答える。第14回Bブロックの4人サドンデスでのみ出題され、「IPPON」獲得で勝ち残り。「IPPON」を獲れなかった場合、その時点で脱落となる。
架空○○大喜利
架空の人や物の名前を口頭で答える。判定は予選各ブロック2位のプレイヤー(第21、22回では松本チェアマン)が「○」「×」の札を使用し、両者「×」が出た時点で問題が終了、相手に「IPPON」が入る。第21回以降の決勝戦で出題されている(第23、27回を除く)[注釈 12]
ドラムロール大喜利
「○○な芸能人第1位は?」というお題の後にドラムロール[注釈 13]が鳴り、それを自分のタイミングでボタンを押して止めた後に口頭で答える。第23回以降の予選ブロックで出題されている。

視聴者が投稿したお題[注釈 14]や過去の出場者が考えたお題[注釈 15]が出される事もある。回答権は早押し形式で与えられるが、第10回以降の「写真で一言ルーレット」では回答者席を2巡[注釈 16]、「ドラムロール大喜利」「なりきりルーレット」では1巡する形で上手の出場者から順番に回答権が与えられる。

予選

大会出場者10名がAとBの2つのブロックに5名ずつ分けられ、それぞれのブロックで大喜利を行い1名ずつ勝者を決定する。大喜利の回答の審査・採点を行うのはそれぞれ他のブロックに分けられた出場者であり、Aブロックの採点をBブロックの出場者が行い、逆も同様に行う。審査員は1名あたり2ポイントを持ち点としており、審査員による採点の合計が10点満点を獲得した回答は「IPPON」となる。

各ブロックにつきお題は5問出題(1・3・5問目が文章問題、2問目が写真で一言ルーレット、4問目がドラムロール大喜利)され[注釈 17]、1問につき7分[注釈 18]の間でどれだけ「IPPON」を獲得するかを競い合う。回答は原則フリップに書いて提示する(「写真で一言ルーレット」など一部問題は口頭で回答)。時間の経過は「5分経過」「1分前」の2回コールされる[注釈 19][注釈 20]。なお上記の通り「写真で一言ルーレット」と「ドラムロール大喜利」には時間制限はなく、各出場者に「写真で一言ルーレット」は2回ずつ[注釈 21]、「ドラムロール大喜利」は1回ずつ順番に回答権が与えられる。

それぞれのブロックで最も「IPPON」を獲得した出場者1名が決勝戦に進出する[注釈 22]

出場者が座るセットのテーブルには早押しボタンが右と左に装備されており、右が1、3、5問目、左が写真で一言ルーレット(2問目)、ドラムロール大喜利(4問目)で使われる[注釈 23]

回答権を得ると前面上部に横向きに備えられた黄色い蛍光灯が点灯する。また、前面下部には計10本のIPPON獲得数を表す蛍光灯が縦に備えられ、IPPONを獲得するごとに1本ずつ左端から黄色に点灯されていく。なお、右端の10本目は赤く点灯する(11本目以降は右端の赤を10本分とし他は消灯、再び左から点灯する)。

サドンデス

ブロック終了時「IPPON」の数がトップの者が複数存在した場合、同点1位同士でのサドンデスマッチとなる。出されたお題に対して一番早く最初の「IPPON」を取った者が決勝進出となる。発生率は50%超と非常に高く、どちらのブロックでも行われなかったのは第17回・第27回のみ。一定時間内に「IPPON」が出なかった場合は、新しい問題に移行することもある。松本曰く「1個目は様子見される」「もう一人のヤツの答えも見たくなる」という理由により、最初の回答で勝負を決めた(IPPONを出した)例は、第28回現在で5回である[注釈 24]

決勝戦

各ブロックの勝者2名によって行われる[注釈 25]。画面向かってAブロック勝者が左側、Bブロック勝者が右側に座る[注釈 26]

決勝戦の大喜利問題の審査は予選敗退した出場者8名が行う。審査員の持ち点は一人2点[注釈 27]で、合計16点満点[注釈 28]を獲得すると「IPPON」となる。1問につき先に「IPPON」を獲得した時点、または「IPPON」が出ないまま一定時間経過でその問題は終了となり、3本先取した者が優勝となる。


注釈

  1. ^ 当日は「人志松本のすべらない話 ザ・大傑作選!!」に差し替え。
  2. ^ 押さずにスタートする時もある。
  3. ^ 第8回 - 第11回では、IPPONスカウトから勝ち上がったプレーヤーのみ顔出しはせず、シルエット状態で「?」と表示された。
  4. ^ 第22回以降は、初出場のプレーヤーだけでなく、過去に出場経験のあるプレーヤーも新しいポーズで撮影・加工された。第24回では進行役に復帰した伊藤利尋もオープニング映像に登場した。
  5. ^ 第23回のみ手渡しではなく一旦床に置き渡された。
  6. ^ 第20回以降
  7. ^ 第9回ではしりあがり寿、第11回・第12回ではDJ KOO、第15回では堂本剛の回答も発表された。
  8. ^ 第8回以降も公式サイトから問題を投稿し採用されると番組特製グッズがプレゼントされる。
  9. ^ 第4、5回
  10. ^ 第14、20、23、24、26回を除く
  11. ^ 第19、20、21回は2問出題
  12. ^ 第22回までは松本が判定を行い、松本が「×」を出した時点で終了となっていた。
  13. ^ 実際に鳴っているのはティンパニロール。
  14. ^ 第3、6回はAブロック、第4、7、17回はBブロック、第5、10、16、20回は決勝で出題されている(第4回のみ2問出題)。
  15. ^ 第9回のみ。Aブロック第1問(徳井)、Bブロック第2問(濱口)。
  16. ^ 第22回までは3巡
  17. ^ 第1回 - 第9回は3問、第10回 - 第16回および第18回 - 第22回は4問
  18. ^ 第1回は15分、第2回 - 第9回は10分、第17回は5分
  19. ^ 第1回は「5分経過」、「5分前」、「1分前」、第2回〜第9回は「5分経過」、「3分前」、「1分前」の3回、第17回は「1分前」のみコールされていた。
  20. ^ 各問題終了後にその時点でのIPPON獲得率が表示される出場者がいる。
  21. ^ 第10回〜第22回までは3回ずつ
  22. ^ 第8回・第12回・第18回・第24回・第25回を除き予選前にチェアマン松本のコメントがある(第23回・第26回・第27回では各予選ブロック開始前にコメントがあった)。また第4回以降は、各予選ブロック終了後にチェアマン松本の総評がある。
  23. ^ 第26回以降はボタンは右側のみとなっており、写真で一言ルーレットとドラムロール大喜利にもこのボタンが使われる。
  24. ^ 第8回、第11回(Aブロック)、第16回(Aブロック)、第20回、第28回。
  25. ^ 第5回以降はプレイヤー紹介時に予選でのIPPON獲得率が表示される。
  26. ^ 第7回のみ逆の席に座った。
  27. ^ 第1回のみ1点。
  28. ^ 第1回のみ8点満点。
  29. ^ バカリズムは第5回から右端の席に固定されている。
  30. ^ 世界のナベアツから改名。
  31. ^ 決勝第2問「架空マンション名大喜利」において、各ブロック2位が審査を担当。今回、秋山と2位タイであったが芸歴の関係などからかジュニアが審査することとなった。
  32. ^ 決勝第2問「架空怪人名大喜利」にて、各ブロック2位が審査を担当。山内と2位タイだったが芸歴の関係などからか、川島が審査を務めることになった。
  33. ^ 当初出場予定だった西田幸治(笑い飯)の体調不良により、スーパーサブからの出演。なお、スーパーサブからの補充という形だが、コンビの両名が出場する例は今回が初となった。
  34. ^ 決勝第2問「芸人自己紹介大喜利」にて、各ブロック2位が審査を担当。堀内と2位タイだったが、大吉が審査を務めることになった。
  35. ^ この日のIPPANグランプリにも出演。
  36. ^ 水川の相方。
  37. ^ 岩崎の相方。
  38. ^ 赤羽健壱サルゴリラ)もスーパーサブだったが、出場者に欠員が出たため補充された。
  39. ^ 主に「写真で一言ルーレット」
  40. ^ 第1回のみインストゥルメンタルバージョンで使用され、第2回以降は歌入りバージョンが使用されるようになった。
  41. ^ 第3回から出演。なお、第10回ではMCを務めるうまズキッ!の企画で凱旋門賞の応援でフランスへ行っていたため不在で、スタジオの隅に等身大パネルが置かれていた。日村勇紀(バナナマン)が代役を務めた。
  42. ^ 箕輪はるか(ハリセンボン)、椿鬼奴、友近、近藤春菜(ハリセンボン)、渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)、大久保佳代子(オアシズ)、伊藤修子の7名。鬼奴と大久保は2回、他は1回の出場。
  43. ^ 女性芸人ブロックは川島、大悟、女性タレントブロックは 松本、バカリズムが考えたお題が出題。
  44. ^ ブーカンパニークルーズ
  45. ^ 近年はノンクレジット。

出典







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