4キッズエンタテインメント 作品

4キッズエンタテインメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 02:37 UTC 版)

作品

  • カオティック

テレビ放映

4キッズTV

FOXのFox Family Worldwideをディズニーが購入したことによってFox Kidsが廃止された。2002年1月末、4キッズエンタテイメントはフォックスとUS$1000000000USドルで、4年間土曜日の朝にアニメを放送する契約を行い、2002年9月14日、4キッズTV(当時はFoxBoxと呼ばれていた)を放送開始した。

2005年に番組名を「4キッズTV」に変更。

4キッズエンタテイメントは番組区分全体の責任者となり、収入のほとんどは広告によるものである[18]。その後、4キッズエンタテインメントはFOXとの契約を終了し、2008年末までにFOXから放送枠を撤退すると発表した[19][20]。そして2008年12月27日をもってFOXでの4Kids TVの放送を終了した[21]

ライセンスの多くは4キッズエンタテイメントが分配し、4キッズTVは子会社である4キッズプロダクションが運営している。1992年に設立され、2012年に設立終了した以来、4キッズプロダクションはテレビ放送権、上映権、ホームビデオに関する権利、そして音楽に関する権利を扱っており、4キッズTVの運営も任されている。

キッズWB買収

2007年8月2日、ワーナー・ブラザースCBSは、キッズWBという番組区分を共同で運営し、CWテレビジョンネットワークでの放送を2008年9月までに終了し、子供のための広告制作、市場の厳しさ、ケーブル放送との競争激化などの理由で、これ以上社内で制作およびマーケティングは行わないと発表した[22]

日曜日の朝の5時間の放送枠の権利は、4キッズが買い取り、4キッズのオリジナル番組とキッズWBの番組を2008年9月から放送し始めた。このこともあって、4キッズは2008年と2009年の間、4キッズTVが撤退する2008年12月27日までThe CWとFOXの双方で番組を放送していた。

The CW4Kidsから、オンライン配信開始まで

2008年5月24日からThe CW4Kidsという新しい放送枠が開始され、2010年8月14日からはToonzaiへと名称変更され、その後2012年8月18日に終了した。その際、『おジャ魔女どれみ』や、『さいころボット コンボック』、『古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー』、『ソニックX』、『ドラゴンボール改』、 Viva Piñata、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』、『遊戯王5D's』といった番組も加えられた。4Kids TVはオンライン限定配信に合わせて撤退したとしているにもかかわらず、この放送枠は、インターネット配信に合わせてCW4Kidsの名前のままで放送を続けている。4キッズは『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』や『ソニックX』の放送をこの放送枠で続けている。また、アメリカ合衆国のニコロデオンでも『ドラゴンボール改』の放送を開始した。なお、Toonzaiという名前はThe CW4Kidsの愛称ではあるが、Kids' WBで2001年7月から2002年6月まで放送されていたカートゥーン ネットワークのアクションアニメ放送枠である"Toonami"と名前が似ている。

アメリカ国外での4キッズ

イギリスやアイルランドでは、いくつかの4キッズTVで配信されているアニメ(『遊☆戯☆王』や『ポケットモンスター』シリーズも含む)は、エンターテイメントチャンネルSky Oneの同意のもと、たいてい朝に放送されている。(BスカイBはFOXと協力関係にあり、BスカイBの親会社はニューズ・コーポレーションである)4キッズの番組を見ることのできる、他のチャンネルは、イギリスではCITVジェティックスニコロデオンカートゥーン ネットワークで、アイルランドでは RTE 2で、ドイツではRTL 2である[23]

その他事業

4サイト・ライセンシング・ソリューションズ・インク

2006年4月18日、4キッズは、4サイト・ライセンシング・ソリューションズ・インクという子会社を立ち上げると発表した[24]。4サイトは大人やティーンエイジャー、そして11歳から12歳の子供を対象にした市場でのブランド作りやライセンス事業を行う。

4キッズのCEOであるアルフレッド・カーンいわく、「子供の心を魅了し、成功の見込みのある感動的なエンターテイメント作品のリストはもうできている。」[24] 「年長の視聴者をターゲットにした、数多くのブランドを与えられ、われわれはこれらのブランドのマーケティングやライセンスの事業に重きを置き、新しい子会社を作ったほうがよいと感じた。われわれは必然的にメディアやキャラクターに追い詰められることのない年長のユーザー向けの商品のブランドを作るため、マーケティングとライセンスの事業をうまく利用できるとも信じている。」とのことであった[24]

マイクロソフトとの関係

13歳以上を対象としたゲームが市場を寡占する中、2006年1月17日4キッズとマイクロソフトは、より子供向けのゲームを増やそうと、マイクロソフトと子供向けのXbox 360のソフトを独占的に作るというライセンス契約を結んだ。

このとき発表された第1弾のタイトルの中には、レアが開発したあつまれ!ピニャータもあった。


  1. ^ http://thundercats.org/original-series/articles-features/mike-germakian-a-father-of-the-thundercats-in-memorium/
  2. ^ http://www.docstoc.com/docs/15627668/Certificate-Of-Amendment-Certificate-Of-Incorporation---4-KIDS-ENTERTAINMENT-INC---8-16-1999
  3. ^ http://www.fundinguniverse.com/company-histories/4kids-entertainment-inc-history/
  4. ^ UNITED STATES SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION: FORM 8-K: 4Licensing Corporation (December 21, 2012)”. Edgar Online (2012年12月21日). 2012年12月29日閲覧。
  5. ^ 4Licensing Corporation: Private Company Information - Bloomberg”. bloomberg.com. 2017年8月23日閲覧。
  6. ^ “4Licensing Bankruptcy Plan Effective, Summarized” (英語). Bankrupt Company News. (2017年2月7日). オリジナルの2017年9月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170905053237/http://bankruptcompanynews.com/4licensing-bankruptcy-news-2-7-17/ 2017年9月4日閲覧。 
  7. ^ 4Kids Entertainment, Inc. Common Stock to Move from New York Stock Exchange to OTC Bulletin Board Market https://web.archive.org/web/20100608081425/finance.yahoo.com/news/4Kids-Entertainment-Inc-bw-2031764303.html?x=0&.v=1
  8. ^ テレ東とNAS  4キッズに「遊戯王」ライセンスの停止通告”. 株式会社アニメアニメジャパン (2011-04-01T12:51). 2011年4月4日閲覧。
  9. ^ Anime News Network: "TV Tokyo, Nihon Ad Terminated Yu-Gi-Oh! Deal, Sue 4Kids", March 29, 2011.
  10. ^ 4Kids Files Shareholders' Report on Yu-Gi-Oh! Lawsuit, Anime News Network, March 31, 2011. Retrieved April 4, 2011.
  11. ^ https://www.animenewsnetwork.com/news/2011-04-06/4kids-files-for-chapter-11-bankruptcy?ann-edition=uk
  12. ^ a b https://www.animeanime.biz/archives/11041/11471
  13. ^ https://www.animenewsnetwork.com/news/2011-05-17/4kids-files-to-prevent-yu-gi-oh-zexal-licensing?ann-edition=uk
  14. ^ https://www.animenewsnetwork.com/news/2011-05-10/japanese-firms-pitch-new-yu-gi-oh-at-licensing-expo?ann-edition=uk
  15. ^ 米国4キッズに経営継続の疑義 「遊戯王」問題続く ”. 株式会社アニメアニメジャパン (2011-08-15T15:52). 2011年12月31日閲覧。
  16. ^ a b 米国4キッズが資産分割譲渡 コナミは「遊戯王」、サバンが地上波放映を引継ぎ”. 株式会社アニメアニメジャパン (2012年7月4日). 2013年1月30日閲覧。
  17. ^ 「遊戯王」 2013年1月から米国ニックトゥーンで放映開始”. 株式会社アニメアニメジャパン (2012年12月31日). 2013年1月30日閲覧。
  18. ^ Downey, Kevin (2002年3月1日). “Signs of life for kids television”. Media Life Magazine. 2008年8月3日閲覧。
  19. ^ “4Kids to End Its Fox Programming Block in December”. Anime News Network. (2008年11月10日). https://www.animenewsnetwork.com/news/2008-11-10/4kids-to-terminate-fox-programming-block-in-december 2008年11月10日閲覧。 
  20. ^ Schneider, Michael (2008年11月23日). “Longform ads replace kid fare on Fox”. Variety. https://variety.com/VR1117996360.html 2009年3月15日閲覧。 
  21. ^ 4Kids Entertainment Reports Third Quarter 2008 Results And Settlement of Fox Litigation”. QuoteMedia (2008年11月10日). 2009年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月15日閲覧。
  22. ^ Schneider, Michael. CW turns to 4Kids on Saturdays. Variety: 2007年10月2日.
  23. ^ https://www.animenewsnetwork.com/news/2008-01-08/4kids-brings-dinosaur-king-to-european-markets
  24. ^ a b c "4Kids Launches 4Sight Licensing Solutions". Anime News Network. Accessed April 18, 2006.
  25. ^ a b Pennington, Steven. Alfred R. Kahn Anime News Network. Accessed 2005年4月24日.
  26. ^ “4Kids to Premiere Sega's Dinosaur King Anime on Fox”. Anime News Network. (2007年8月29日). https://www.animenewsnetwork.com/news/2007-08-29/4kids-to-premiere-sega's-dinosaur-king-anime-on-fox 2008年5月10日閲覧。 
  27. ^ Pokemon Anime Censorship”. Psypoke (2002年). 2008年5月10日閲覧。
  28. ^ Bozell, L. Brent III (2006年3月3日). “Poisoning Children, Too?”. Creators Syndicate. 2008年2月18日閲覧。






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