舞-乙HiME
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 13:12 UTC 版)
アニメと漫画の設定相違について
本項では、漫画版とアニメ版における設定の相違を箇条書きの形で述べていく。なお、各項目ごとにふってある番号は同一項目内の同じ番号と対になっているので参考にしてもらいたい。
基本設定
- アニメ
- 主人公はアリカ・ユメミヤ。
- 舞台である惑星エアルは地球からの植民惑星。
- 第1話はアリカが母を捜すため「乙HiME」(オトメ)になることを目指し、ヴィントブルーム王国に入国するところから始まる。
- ヴィントブルーム王国の政治は議会を中心に運営されているが、マシロ女王の浪費等によって国庫が圧迫され、増税が頻発し失業率も上がるなど、明るい見通しばかりではない模様。
- アリカの出身地であるガレリアは現在も存在する。
- ジパングは東方の果てに在る辺境の島国。
- 「黒い谷」は、かつてのアスワドの民達の故郷で、神籬の森の奥にあり岩が聳え霧で包まれた時空の狭間の世界。オトメの技術やハルモニウムの発祥の地でもある。
- 敵ボス:ナギ・ダイ・アルタイ大公、「マイスターオトメ」ニナ・ウォン&ハルモニウム。
- 漫画
- 主人公は女装美少年のマシロくん(彼は男性ファンから非常に人気が高い)。
- 舞台である惑星エアルは未来の地球(後述の風華学園やHiMEの部分と合わせて前作舞-HiMEとの直接的な繋がりを指摘されている)。
- 第1話は風華宮でマシロ姫が死体で発見され、翌日マシロくんがセルゲイに呼ばれ、マシロ姫の影武者としてヴィント市に向かうところから始まる。
- ヴィントブルーム王国の政治はセルゲイが取り仕切り、真白姫の作り出す新たなる世界の構築を目指すべく軍拡を強行している。そのため表向きは景気が良さそうに見えるが、失業率の増加と路地裏のスラムなど、観光ガイド雑誌の読者からの手紙にも指摘されるほど国内状況は悪化している。
- アリカの出身地であるガレリア辺境伯領は10年前の事件以後、崩壊したままとなっている。
- ジパングはヴィントブルーム王国の一地方(トモエ・マルグリッドの故郷)。
- 「黒き谷」は、広大な砂漠の中にある廃墟と瓦礫だらけの都市。シュヴァルツの本拠地で、難民が多数保護されていたが、カルデアの襲撃で壊滅状態となる。
- 敵ボス:セルゲイ・オーギュスト宰相(HiMEオブダークネスチルドレン・キメラセルゲイ)、真祖フミ・ヒメノ。
キャラクター
- アニメ
- アリカは母親の顔を知らない。
- アリカは「蒼天の青玉」を持っていたことなどから、学園上層部の思惑もあり例外中の例外「51人目」としてガルデローベ学園に入学できた。後にパールへの進級を無条件で認められる。
- アリカは週に一度手紙を送ることを条件に支援する匿名のパトロン(=セルゲイ)が居る。援助してもらっているお金を少しでも返済しようと、休日は労働に励む。
- セルゲイのフルネームは、セルゲイ・ウォン。
- セルゲイとニナは親子関係(養子縁組のため血の繋がりはない)。ニナはセルゲイのためにマイスターを目指す。ニナのマイスターGEMは「漆黒の金剛石」。ニナはヴィントブルーム国王夫妻の実子。
- ハルカの本職はユキノ大統領のマイスターオトメ。
- ユキノの本職はエアリーズ共和国大統領。
- エルスはコーラル17番目、後に30番目の実力とアカネのお部屋係。
- ナツキの出身地はクルーガー辺境伯領。
- アリッサは鳥(アリッサ・シアーズの遺伝子情報を所有している)。ミユは旅人。
- アリカ、ニナ、マシロの誕生日は同じ9月7日。
- レナのフルネームはレナ・セイヤーズ(アリカ・ユメミヤの母親)。14年前のラドとの交戦によりすでに故人となっており、その亡骸はシュヴァルツの手によりフミ・ヒメノに対抗する新たなる真祖とされてしまう。
- カズヤはカルデア三大選帝侯家の御曹司(アカネ・ソワールと共にかけおちし、後にカルデアの王となる)。
- 巧海はジパング将軍家嫡男、鴇羽巧海頭忠頼。晶は巧海に仕えるくノ一。
- ホー家は代々シュヴァルツの構成員。竜王戦争時代多くのオトメを輩出した(娘のエルスティンはスレイブと共に消滅する)。
- トモエとミーヤは主従関係。なおかつトモエの性格はどす黒い(シズルが大好き)。ワルキューレの一員となり、アリカを心の底から憎んでいる。
- アリカ、レナはアリッサ・シアーズの子孫。
- ミコトはマシロ姫のペットの猫。もしくは黒い谷に住み「猫神様」を自称する、高次物質化能力者の最後の生き残りで、舞衣の事実上のマスター。猫のミコトや同じ姿をした猫の目を介して、猫神様のミコトがあらゆる状況を見ていた。
- 舞衣は、鴇羽巧海頭忠頼の姉であり、ジパング将軍家の姫君で、「炎綬の紅玉」のマイスターオトメ。
- アリカ、ニナ、エルスの仲良し3人組は、ある1つの事件をきっかけによりバラバラになってしまった。
- ジュリエット・ナオ・チャンは五柱の四の柱、「破絃の尖晶石」のマイスターオトメとなった(五柱のマイスターオトメ揃う)。
- 漫画
- アリカは母親(レナ・ユメミヤ)の顔を知っており、なおかつ弟(マシロくん)がいた。10年前のある事件で生き別れになった。
- アリカは最初からガルデローベに入学している。初期の順位は51、シズルにベタベタで、蒼天の青玉は持っていない。後に飛び級卒業。
- アリカは支援をしてくれるパトロンが居ないので、学費は休日の様々な労働で得た金で払っている。
- セルゲイのフルネームは、セルゲイ・オーギュスト(マシロくんの支援者で真白姫の部下)。
- ニナは孤児(セルゲイとは無関係)。自分と同じような境遇の子供をこれ以上出さないため、ナギ大公のためにマイスターを目指す。ニナのマイスターGEMは「黒焔の金緑石」。
- ハルカの本職はヴィントブルーム市警察の警部補。
- ユキノの本職はヴィントブルーム市警察の署長。
- エルスはコーラル3番目の実力と現在はシホのお部屋係。
- ナツキの出身地はエアリーズ共和国で、現エアリーズ共和国大統領サエコ・クルーガーの娘。
- アリッサはエアリーズ共和国出身、本名はアリッサ・クルーガーでナツキの妹。ミユは発掘された地球時代のアンドロイド。
- アリカ、ニナ、マシロくんの誕生日は明らかになっていない(バラバラの可能性が高い)。
- レナのフルネームはレナ・ユメミヤ(旧名 レナ・セイヤーズ。アニメ版同様、アリカの母親)。10年前のある事件で死亡したかに思われていたが生存しており、ラド(レイト)によって助け出されてからは黒い谷でラドの妻として保護されていた。カルデア襲撃の一件後治療のためガルデローベに搬送されるが、その後自らフミ・ヒメノの代わりに霊廟の真祖となった。
- カズヤはシュヴァルツの構成員(アカネ・ソワールに瞬殺されてしまう)。
- 巧海はカルデア帝国次期皇帝、タクミ十三世。晶はタクミのマイスターオトメ、アキラ・オクザキ。
- ホー家はただの一貴族(娘のエルスティンはマシロくんの追っかけ、彼のマイスターオトメになれる事を夢見ている)。
- トモエとミーヤは同性愛関係(すごくあぶない関係)。トモエの性格は黒い部分がなく、アリカを友達として見ている。シズルの事を大好きかどうかは不明。
- アリッサ・シアーズとアリカ、レナは無関係(しかし、魔人 "HiME" の1人として再び登場する)。
- ミコトはヴィント市で暮らす猫で、マテリアライズ? して猫耳を着けた人間の姿になる。MAIが主であり、彼女を呼び寄せてもらう為に真白姫に協力していた。シュヴァルツを利用したり、障害となったマシロくん達に襲い掛かるなど、あらゆる手段を実行する。
- 舞衣は、「漆黒の金剛石」によって召喚された、高次物質化能力の源流たる「HiME」MAI。
- アリカ、ニナ、エルスの仲良し3人組は、マシロくんを守るという目的&目標があり、3人一緒に同じ道を辿る事ができた。
- ジュリエット・ナオ・チャンはパールオトメのままで、真白姫たちと戦う時はパールローブで戦う(同時に、五柱揃わず)。
その他の設定相違
- アニメ
- 蒼天の青玉はマイスターオトメ、レナ・セイヤーズのもの(現在は、アリカ・ユメミヤに継承されている)。
- パールオトメのエレメントは全員共通のロッド。
- エアリーズ共和国大統領、ユキノ・クリサント。そのマイスターオトメ、「珠洲の黄玉」ハルカ・アーミテージ。
- カルデア帝国皇帝、アルゴス十四世。そのマイスターオトメ、「塊麗の縞瑪瑙」フィア・グロス
- アスワドはハイ・テクノロジー復興を目指す武侠集団。シュヴァルツはアスワドから分離した過激思想のテロリスト集団。
- 「漆黒の金剛石」の所有者は、ナギ大公。
- 風華宮の地下に存在しているのはハルモニウム。
- HiMEは乙型高次物質化技術の基となった者達で、今ではHiMEはミコトのみ。
- レナ・セイヤーズの亡骸は、ワルキューレGEM「呪詛の黒曜石」を生み出すため、シュヴァルツに真祖として利用されてしまう。
- 水晶宮は乙・HiMEという定めのくびきを解き放つ場所で、黒い谷の地下奥深くの水の中にある。現在では遺跡そのものでもあるが、今もオーファンは健在。
- レナとセルゲイは、14年前に面識はあるが、ラドとは無関係。セルゲイにとって、彼女は憧れ的な存在で、娘であるアリカの後見人として、学園費を支払ってくれていた。
- ヴィントブルーム王家の血を引く人物は、ニナ1人だけである。前国王と前王妃の顔は分っているが、名前は判明しないままで終わってしまい、マシロ姫の出生は謎のまま。
- 漆黒の金剛石は、かつてハルモニウムの力によって“真白なる金剛石”が黒く染まってしまったGEM。すなわち、同一物。それをナギ大公はずっと隠し持っていた。
- 漫画
- 蒼天の青玉はマシロくんの母親の形見(幼い頃、母〈レナ・セイヤーズ〉から渡された物)。
- パールオトメのエレメントはオトメにより異なる。
- エアリーズ共和国大統領 サエコ・クルーガー。現在、マイスターオトメはいない。
- カルデア帝国皇帝、ジン。そのマイスターオトメ、「麗竜の天藍石」レイラ・マリポーサ。
- アスワドは登場しない。シュヴァルツは圧制の打破と科学力による民衆の開放を標榜し、あらゆる国家の要人を暗殺対象とするテロリスト集団(ナギ大公とは無関係)。
- 「漆黒の金剛石(大型)」の所有者は、真白姫。だがセルゲイ・オーギュストの体には「漆黒の金剛石」のマスターストーンが埋め込まれていた。
- 風華宮の地下に存在しているのは封架の地(風華学園?)。
- HiMEは、伝説の「炎の七日間」において、世界を焼き尽くし、どこかで眠りについたと言われる魔神達となっている。しかも、全員前作の漫画版“舞-HiME”に登場していた者達?
- レナ・セイヤーズは、自分からフミ・ヒメノの代わりに霊廟の真祖となる道を選んだ(瀕死だった為助かる術は無かった)。
- 水晶宮は、魔神と呼ばれたHiME達が眠る場所でもあり、全世界に宣戦布告をした真白姫の本境地となる。風華宮の地下に封印されており、復活した時は水晶宮だけでなく、風華学園? そのものが本拠地となっていた。
- レナとラドとは、故郷のガレリアに住んでいた頃の幼馴染で、セルゲイとは無関係。ラドは完全義体になってからも、彼女の事を守ってくれていた。そして、アリカの義父となる。
- ヴィントブルーム王家の血を引く者は、マシロくんと真白姫であり2人は双子。前王と王妃はユウイチとマイであるという事。ニナの出生は謎のまま。
- 漆黒の金剛石と真白なる金剛石は元は媛星を起源とした1つの貴石であったが、前作漫画版舞-HiMEにラスボスとして現れたヒルコが、祐一・舞衣・なつきによって倒された事によって、2つに分かれてしまった石。1つはセルゲイ、もう1つはユウイチが持っていた物。2つの石が再び1つに重なると世界を変える強大な力が手に入るといわれている。
固有名詞の分類
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