立版古
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 21:42 UTC 版)
概要
あらかじめ絵柄の印刷された一枚の紙からたくさんのパーツを切り抜き、設計図にそって組み立て、一種のジオラマを完成させて楽しむものである。「組上げ灯籠」「組上げ絵」などともいう。歌舞伎の名場面などに題材を取るものが多かった。制作者は絵の才能と同時に、限られた紙面にうまくパーツを配する技術も要求された。
おもちゃ絵の中では歴史があり、江戸時代中期にはすでに制作されており、歌川芳藤らが得意としていた。江戸時代後期には葛飾北斎らも制作に当たった。明治時代中期に流行したのちは廃れ、大正時代以降はあまり見かけられなくなった。
関連項目
- 1 立版古とは
- 2 立版古の概要
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