空中庭園 (小説) 空中庭園 (小説)の概要

空中庭園 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 00:28 UTC 版)

空中庭園
著者 角田光代
発行日 2002年11月28日
発行元 文藝春秋
ジャンル 連作短編小説
日本
言語 日本語
形態 四六判上製本
ページ数 304
公式サイト books.bunshun.jp
コード ISBN 978-4-16-321450-4
ISBN 978-4-16-767203-4文庫判
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

2005年に映画化された。

収録作品

  • ラブリーホーム
  • チョロQ
  • 空中庭園
  • キルト
  • 鍵つきドア
  • 光の、闇の

ストーリー

母親は「この家に隠し事はない」と常々言っている。しかし、彼女自身が隠し事を持っていた。それどころか、夫婦のなれそめ自体に彼女のたくらみがあった。しかし、彼女は「隠し事がない」理想の家庭を築きたいと願っていたのだ。それはなぜなのか。

性格にややちゃらんぽらんなところがあり、性懲りもなく浮気をしている父親は、数年前から妻に性交渉を拒否されている一方で、外に作った女に無邪気に甘えている。 そんな男を、愛人は冷ややかに見ている。結婚なんてまっぴらごめんだ。しかし、なぜか、女は男の家を覗いてみたくなる。 そして、弟の家庭教師になって、その家に入り込む。

登場人物それぞれが、家族について、自分の存在の根本部分について、はっきりとは意識しかねるけれど、不安を感じている。 彼らが愛し、憎み、無関心ではいられない家族とは何だろう。空中庭園のごとき、不安で、だけれども、清潔で美しい佇まいの家族の肖像を描く。

登場人物


  1. ^ 川口則弘『直木賞物語』バジリコ、2014年、420 - 424頁。ISBN 978-4-86238-206-1 
  2. ^ “『空中庭園』角田光代著 家族の絆のかたちを問う”. YOMIURI ONLINE. (2012年11月7日). http://www.yomiuri.co.jp/book/longseller/20121031-OYT8T01037.htm 2013年10月23日閲覧。 
  3. ^ 『空中庭園』(角田光代・著)|文春文庫|書籍情報|文藝春秋”. 文藝春秋. 2013年10月23日閲覧。
  4. ^ FLiXムービーサイト. “『空中庭園』小泉今日子 単独インタビュー”. シネマトゥデイ. 2013年10月23日閲覧。
  5. ^ “賛否両論!? 小泉今日子の新作映画、監督は逮捕だが公開”. シネマトゥデイ. (2005年8月29日). https://www.cinematoday.jp/news/N0007008 2019年2月17日閲覧。 


「空中庭園 (小説)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「空中庭園 (小説)」の関連用語

空中庭園 (小説)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



空中庭園 (小説)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの空中庭園 (小説) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS