暴走機関車 車両解説

暴走機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 18:05 UTC 版)

車両解説

2両目に連結されていたF7A-1500号はアラスカの交通工業博物館に保存。作中のナンバーボードは500号と表示されていた。

機関車は4両編成で、全車両エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社製で、アラスカ鉄道所有。

  • 1号車・・・GP40-2(3010号)
  • 2号車・・・F7A(1500号・旧式のキャブ・ユニットと称する形態のディーゼル機関車)
  • 3号車・・・GP7Lr(1801号)
  • 4号車・・・GP7Lr(1810号)

GP7Lrの2両は、出演に際してショートフードをオリジナルの高さに戻してある。

なお、出演する機関車が明らかに違うシーンもある。(台車の形式・細部の形状などで判別できる)それらの中には、GP38-2GP7GP28(クラッシュシーン)も登場する。

1号車のGP40-3010号は新塗装を施され、2009年現在もアラスカ鉄道において使用されている。

2号車のF7A-1500号は現在は退役し、アラスカの交通工業博物館に保存されている。

4号車のGP7-1810号は後にオレゴン・パシフィック鉄道に売却された。

中盤に登場する貨物列車を牽引している機関車はMRS-1(1605号)。本作公開時には既に解体されていた。

操車場を出発するシーンで、BA&P鉄道(Butte, Anaconda and Pacific Railway)のGP38-2(108または109号)が登場するが、それらは1986年にアラスカ鉄道に売却され同社の2001・2002となり、2014年現在も現役である。

その他


  1. ^ 車軸下のカメラカットで氷片により部下が線路に落ちたことを描写するが、部下の姿は映ってない。
  2. ^ TV放送初登場時の日本語吹替も同意味のセリフが入るが、後のTV放映時にはサラの言葉が意図的に抜かれ、その後、黒澤監督追悼時の放映では「彼、死ぬつもりなんだわ」と意訳されたセリフが挿入された。
  3. ^ オリジナル脚本は岩波書店『全集 黒澤明 第5巻』に収録。
  4. ^ 『黒澤明語る』福武書店
  5. ^ [1]


「暴走機関車」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「暴走機関車」の関連用語

暴走機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



暴走機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの暴走機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS