日本のバレーボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 16:13 UTC 版)
日本で生まれた技術
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1964年の東京五輪からバレーボールが正式種目に加わり、その頃からコンビネーション・バレーが確立された。また、回転レシーブ、時間差攻撃など日本独特の技術が編み出された。いずれも、高さのある欧米の選手に技術で対抗、あるいはカバーするためであって、自ずと日本で多く生まれてきた歴史がある。以下に日本で生まれた技を記述する。
日本で生まれた技の一覧
- 回転レシーブ:松平康隆が生み出した。
- 時間差攻撃:松平康隆が生み出した。
- Aクイック
- Bクイック:1965年に完成。木村憲治選手、小泉勲選手ら、当時の中央大学在学中の選手たちが開発した。1966年の世界選手権において国際舞台で使われ、木村選手は世界のベスト6に選ばれた。
- Cクイック
- Dクイック
- フライングレシーブ
- 天井サーブ
- ゼロ・クイック
メディア
バレーボール中継
全日本のバレーボールはテレビのゴールデンタイムに放送されるスポーツの一つである。
1964年東京オリンピックの女子バレーボールの日本とソ連との優勝決定戦では視聴率66.8%を記録した。これはスポーツ中継としては歴代最高となっている。
ワールドカップは1977年以降、4年に1度日本で行われ、その模様がテレビで放映される(前述のように古くからバレーボールが盛んだった広島は毎回会場の一つとなっている)。近年ではアイドルタレントを競技場に招いてパフォーマンスを披露したり、選手へのインタビューを行ったりするなどエンターテイメント化している。日本戦が開催される直前にアイドルがコート上で歌い踊るのがワールドカップの定番となっていたが、2011年大会では中止となった。不必要ともいえるタレントのゲスト起用、アナウンサーの饒舌に対しては、選手の真剣さとあまりに落差があり興ざめだという厳しい論調もある[46]。国際バレーボール連盟の年間の収益のうち8〜9割は日本での利益で、ワールドカップなど日本で国際大会が開催される際は、日本のテレビ局から多額の放映権料を受けている。[47]
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f 前田1967、29-31頁。
- ^ a b 協会1982、14-15、47-53頁。
- ^ a b c d 水谷1995、174-177頁。
- ^ a b c d コーチング、3頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l 東、273-274頁。
- ^ a b c d 科学的、21頁。
- ^ a b c d 『最新スポーツ大事典』 大修館書店 古市英、1987年、1030頁。
- ^ a b c d e コーチング、4-5頁。
- ^ a b c 池田、37-38頁。
- ^ a b 前田1967、31頁。
- ^ 協会1982、17、66頁。
- ^ a b c d e f g h i j コーチング、5-6頁。
- ^ 協会1982、164頁。
- ^ 水谷1995、179頁。
- ^ a b 前田1967、32頁。
- ^ a b c d e 教本、9頁。
- ^ 教本、9頁。
- ^ a b c d e f g h i 東、274-276頁。
- ^ a b 『スポーツ大百科/日本体育協会監修』 スポーツ大百科刊行会、1982年、187頁。
- ^ a b c 教本、10-11頁。
- ^ a b 現代、418頁。
- ^ a b 前田1967、33頁。
- ^ 協会1982、3頁。
- ^ 東、276-277頁。
- ^ a b c d 東、277-280頁。
- ^ 前田1967、34頁。
- ^ 前田1967、35頁。
- ^ a b c d e f g 東、280-281頁。
- ^ a b 教本、12頁。
- ^ 前田1967、37-38頁。
- ^ 佐伯2004、36頁。
- ^ 『日本バレーボール協会 第75回評議員会 議事録』 2010年3月5日
- ^ コーチング、7頁。
- ^ 奥田真丈監修『教科教育百年史(資料編)』 建帛社、1985年、231-235頁。
- ^ 文部省『学習指導要領,小学校体育編』 大日本図書、1949年、84頁。
- ^ 「月刊バレーボール」 2011年9月号、119頁。
- ^ 学校紹介 - 広島市立古市小学校
- ^ 広島市安佐地区におけるバレーボール運動の発展 - 広島修道大学
- ^ 郷守重蔵・析掘申二・福原祐三・森田昭子『ママさんバレーボール』、成美堂出版、1981年、11頁
- ^ 高岡治子, 主宰者機構からみた家庭婦人スポーツ活動における「主婦性」の再生産:ママさんバレーボールを事例として」『体育学研究』 55巻 2号 2010年 p.525-538, 日本体育学会, doi:10.5432/jjpehss.09066。
- ^ 『ママさんバレー10年のあゆみ』全国家庭婦人バレーボール運営委員会 1979年10月。
- ^ (電子版セレクション)広島なぜ「ボール王国」 たたら製鉄が源流、針・ゴムへ - 日本経済新聞、2014年2月9日付
- ^ 読売新聞朝刊、2015年10月6日24面 スポーツbiz特集 プラスワン 広島「ボール作りの聖地」
- ^ <Number800号特別企画・地域に生きる> JTサンダーズ 「伝説の名セッター猫田勝敏を生んだ広島のバレー文化」 - Number Web
- ^ 東京オリンピックの伝説、日本女子バレーボール「東洋の魔女」の栄光と女工哀史 - エキサイトレビュー、2013年10月10日
- ^ 「朝日新聞」 2003年11月23日
- ^ 「日刊ゲンダイ」 2011年11月19日
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