堀川バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 04:30 UTC 版)
おもな廃止路線
- 羽矢線
- 羽犬塚 - ゆめタウン前 - 福島 - 黒木 - グリーンピア八女
- グリーンピア八女への唯一の公共交通であったが、2009年10月1日に廃止。平成24年7月九州北部豪雨により国道442号線の一部区間が通行止めとなった際には、柴庵系統がグリーンピア八女の敷地内を通るルートで迂回運行が実施されたが、グリーンピア八女バス停が復活することはなかった。
- 星野線
- 福島 - 長野 - 北川内 - 轟 - 十篭車庫前
- 椋谷経由のルート。前述のとおりである。
- 白木線
- 福島 - 公立病院 - 福祉センター前 - 筑南中学前 - 合の原 - 宮ヶ原 - 夢たちばなビレッジ - 桐葉
- 福島 - 公立病院 - 福祉センター前 - 筑南中学前 - 合の原 - 中村
- 桐葉発着の便は1日3往復、本山支線と呼ばれる中村発着の便は平日・土曜日に1往復だけ設定されていたが、2011年3月31日廃止。
- 上広川線
- 福祉センター前←公立病院←福島 - 保健福祉センター入口 - 広川役場 - 小椎尾(こじお)
- 八女市中心部と広川町北東部の上広川地区にある水原を結ぶ路線で、終点の小椎尾停留所は水原と小椎尾のほぼ境界に存在していた。
- 月・木・土曜日は2往復、火・水・金曜日は6往復のみで本数は少なかった(日祝日は運休)。福島から白木線直通で小椎尾発公立病院・福祉センター前行きの便が火・水・金曜日に片道1本のみ設定されていた。9時台 - 14時台に運行される便は、回数券利用の場合に限り保健福祉センター入口 - 小椎尾を150円で利用できた(現金支払いの場合および対象外の時間帯の場合は、通常運賃が適用される)。2013年10月1日廃止。広川町ふれあいタクシーに代替された。
- 中広川線
- 福祉センター前←公立病院←福島 - 保健福祉センター入口 - 広川役場 - 古賀 - 南久泉 - 六田四ツ角 - 吉常 - 長延公民館前 - 高間 - 広川インター入口
- 2010年10月1日運行開始。八女市中心部と九州自動車道広川インターを結ぶ路線。大半の便が広川町内のみの運行で完結する。月・木曜日に3往復運行されていた。回数券利用の場合に限り保健福祉センター入口 - 小椎尾を150円で利用できた(現金支払いの場合は、通常運賃が適用される)。2013年10月1日廃止。広川町ふれあいタクシーに代替された。
- 下広川線
- 古賀 - 南久泉 - 運動公園前 - 広川役場 - 保健福祉センター入口 - 川瀬 - 智徳 - 一条 - 藤田 - 智徳 - 川瀬 - 保健福祉センター入口 - 広川役場 - 運動公園前 - 南久泉 - 古賀
- 2010年10月1日運行開始。広川町中心部と広川町西部の一条地区を結ぶ路線で、月・木曜日に3便運行されていた。回数券利用の場合に限り150円で利用できた(現金支払いの場合は、通常運賃が適用される)。2013年10月1日廃止。広川町ふれあいタクシーに代替された。広川線廃止のお知らせ
- 田代線
- 宗真寺下 - 黒木 - 神露淵 - 水車前 - 上田代
- 田代川沿いの県道127号に点在する集落を結ぶ。黒木中学校最寄の宗真寺下が始発となっている。車両は上田代の車庫に留置されており、始発前・最終後は乗務員が社用車で黒木まで往復していた。2009年10月1日廃止。
- 笠原線
- 黒木 - 宗真寺下 - 笠原校前 - 霊岩寺前 - 鹿子尾
- 黒木から同町内の笠原地区を県道797号経由で運行する路線。堀川バスが個人経営の乗合自動車会社として創業した当初から存在する歴史ある路線であった。2009年10月1日廃止。
- 舟小屋線
- 福島 - 舟小屋[11] - 清水 - 瀬高駅
- 福島 - 舟小屋 - 瀬高駅
- 佐賀線
- 西鉄柳川駅 - 諸富 - 佐賀駅バスセンター
- 国鉄佐賀線の廃止代替バスとして1987年3月29日から運行開始した路線である。同線の廃止時、沿線には全区間にわたって並行バス路線が存在していたが[13]、そのうち佐賀駅バスセンター - 西鉄柳川駅間では佐賀市交通局と西鉄バスが準急便を相互に乗り入れて直通運行を行っていた[13]ものの、西鉄柳川駅 - 瀬高駅間の堀川バス瀬高・柳川線との間では直通運行は行われていなかった[13]。国鉄佐賀線の利用客の中には、柳川地区をまたいだ流動が一定程度存在していた[13]ことから、廃止代替バスの設定に際しては佐賀 - 柳川 - 瀬高間の直通便も運行することとなり、三社・局が互いに相手区間に新規路線を開設して乗り入れを行うこととなった[14]。これに伴って柳川以西の西鉄・佐賀市交の区間に堀川バスの新規路線として開設されたのがこの佐賀線である。堀川バス唯一の佐賀県内乗り入れ路線となった。
- 直通系統は速達性確保のため急行便として設定し、各社・局1日2往復ずつの計6往復を運行することとされた[14]。既存系統の瀬高・柳川線及び佐賀市交通局・西鉄バスの区間においても廃止代替バスとして増便が行われている。
- 柳川地区をまたぐ流動自体が多くはなく[14]、バス転換に伴って西鉄柳川駅での大牟田線利用へのシフトも進んだことから直通利用はさらに減少したため、1993年12月に柳川での直通運行は廃止となり、当路線も廃止となった。
- なお、その後佐賀 - 柳川間の準急便についても、1998年7月に佐賀市交通局が相互乗り入れ運行から撤退し、西鉄バスによる単独運行となっている(現況については西鉄バス久留米・大川支社#佐賀 - 柳川線も参照)。
- ^ a b 2008年7月25日付西日本新聞掲載記事「堀川、観光バス売却へ」
- ^ a b c 2008年8月1日付西日本新聞掲載記事「堀川、観光バス事業を売却 自動車学校と正式契約」
- ^ マイマイスクール公式サイト中、「会社紹介」を参照(2014年4月21日閲覧)。
- ^ 障害者割引の案内 (PDF) - 堀川バス公式サイト、2017年4月4日閲覧。
- ^ 堀川バス株式会社; 株式会社ニモカ (2023年2月9日). “堀川バス株式会社「nimoca」導入および 一部乗車券の販売及び割引制度の終了について” (PDF). 堀川バス株式会社. 2023年3月11日閲覧。
- ^ 株式会社ニモカ; 堀川バス株式会社 (2023年3月1日). “2023 年 3 月 25 日(土)から 堀川バスのご乗車に nimoca がご利用いただけるようになります!” (PDF). 株式会社ニモカ. 2023年3月11日閲覧。
- ^ “交通系ICカード『nimoca』導入に伴う 回数乗車券販売終了と使用期限のお知らせ” (PDF). 堀川バス株式会社. 2023年3月11日閲覧。
- ^ 「平成27年度福岡県バス運行対策費補助金の交付実績について」 (PDF)
- ^ 瀬高町教育委員会 『瀬高町史』 1974年6月 pp.230-231
- ^ ごく一部の文献に、堀川バスの瀬高・柳川線自体を「国鉄佐賀線の廃止転換バスとして1987年に運行を開始した路線」と記述しているものがある(『バスマガジン』vol.50(2011年11月) p.26 など)が、上述のとおりこれは全くの誤りである。
- ^ 筑後市船小屋地区に設置されていたが、堀川バスの停留所名としては「舟小屋」の表記が用いられた。
- ^ 九州旅行案内社『綜合時刻表』1993年9月号 p.212
- ^ a b c d 「特定地方交通線の実態と問題を現地に見る 35 矢部線/佐賀線」(『鉄道ジャーナル』1984年8月号(No.210) pp.87-95掲載)
- ^ a b c 『'87 最新 第3セクター鉄道』(『鉄道ジャーナル』年鑑『日本の鉄道』別冊) p.125
- ^ 佐賀線向けは2両、矢部線向けは中型トップドア車(日野)4両(『'87 最新 第3セクター鉄道』 p.125)
「堀川バス」の続きの解説一覧
- 1 堀川バスとは
- 2 堀川バスの概要
- 3 主なバスターミナル
- 4 おもな廃止路線
- 5 車両
- 6 脚注
固有名詞の分類
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