仮面ライダー2号 仮面ライダー2号

仮面ライダー2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 03:53 UTC 版)

仮面ライダー2号

旧2号

諸元
仮面ライダー2号(旧2号)
身長 172 cm[1]
体重 65 kg[1]
ジャンプ力 15 m[1]

一文字が、ベルトの風車タイフーンにジャンプ時の空気抵抗による風圧を受けることで変身した姿。エネルギー源が風であることは1号と同じだが、一定の変身ポーズと「変身!」の掛け声によって、ベルトの風車に装備された風力エネルギーの吸収部を保護する役割を持つ開口部のシャッターを開き、より能動的に変身できる[1]。変身時間は10秒[1]。後に登場する新2号との対比時には、旧2号と表記される[2]2号ライダーまたは一文字ライダーとも称される[3]

タイフーンから取り入れた風力エネルギーを、胸のコンバーターラングで熱エネルギーか電気に転換させ、さらに腰のエナージ・コンバーターで体内に備蓄させて直接使用する形のエネルギーにすることで、必要に応じて体外に放射する能力を持つ[4][5]。人間より広い視界と赤外線による暗視能力、ズーム機能を持つ複眼Cアイ、4キロメートル四方の音を聞き取る聴覚、電波の送受信を行う超触覚アンテナ、対怪人用の脳波探知機Oシグナル、100トンの衝撃を吸収する足のショックアブソーバなど、基本的な機能面は1号・2号共通である[注釈 1]

1号よりも全身の筋肉量が多く、胸部にパワー強化装置が組み込まれているので、腕力が強い[5]。また、自前の武器は持たないものの、徒手空拳の攻撃だけでなく武器の扱いにも優れており、戦闘員から奪った棒や刃物、フェンシングの刀、落ちている木の棒など、何でも使いこなす。モグラング戦では、奪った武器による二刀流の殺陣で相手を追い詰めている。

  • スーツは旧1号のものを改造している[3][7]。全体的に旧1号と比べて明るい配色になっているが、これは主役交替とは関係なく検討されていた案によるもので[8]、夜間シーンでの視認性を高める意図があった[9]
  • 藤岡の事故を受けてスーツアクターは大野剣友会が担当するようになるが、撮影初期には佐々木もスーツアクターを担当している[10]。マスクが分割式であるため、演者によって顎の形状が異なっている[7]
マスク
当初は1号用のマスクを再塗装して使用しており、中央に銀のラインが入っている[11]。また、後頭部にはラテックスのカバーが取り付けられた。当初は深緑色だったが、塗料の調達が難しくなったために手に入りやすい黒色で補修を行ううち、暗い色に変化していった[12]。覗き窓周辺のビスのねじは、プラスに変更されている[13]。新造のマスクは第15話 - 第18話で使用されたものと、第46話以降に使用されたものの2種類がある[11]。アクション用のラテックス製マスクは初期に使用されたが、その後は見られなくなる[14]
スーツ
腕と脚部に銀のラインが入ったレザー製である[7][15]。3クール開始時、コマーシャル映像撮影用にビニールレザー製スーツが新調されている[16]
ベルト
変身する意志を表すため、タイフーンにシャッターが取り付けられた[17]。閉じたシャッターには立花レーシングクラブのマークが施されている。派手さを意識するため、ベルトの帯の色は赤(オレンジ[7])になった[18]。1号用ベルトを塗り替えたものを含め、部品の形状の違いによる細かなバリエーションがある[19]

新2号

諸元
仮面ライダー2号(新2号)
身長 172 cm
体重 65 kg
ジャンプ力 35 m[注釈 2]
走力
  • 100 m走を1.5秒[20]
  • (時速190 km

第72話から登場する、より強化された2号の新たなる姿。マスクは新1号と同じ形状となり、色も同じメタリックグリーンとなった[16]。スーツも同様だが側面のラインは1本のままであり、グローブとブーツが赤くなった[出典 1]

1号に対してパワーで押していく印象が目立ち、力の2号の異名を持つ[23][注釈 3]。1号の技だったライダーきりもみシュートを会得するなど、より強力な技も新しく身に付けているが、「ライダーキック」以外の技の使用回数は少ない。

変化の経緯は劇中で説明されておらず、新1号の再改造説のように広く知られた後付けの設定もない。「一文字が特訓を重ねることで潜在能力を最大限に引き出した結果[23][25]」と推測されるくらいである。

デザイン・造型
スーツはすべて布製になった[26][注釈 4]。グローブとブーツの色の変更は、「新1号と区別するために赤いものへ」と解釈されている[26][7]。しかし、佐々木によると、汚れた手袋を塗りなおすための塗料が現場に赤しかなかったので、仕方なく全部赤に変えたというのが真相であり、パワーアップに関する明確な設定がないのは偶発的な処理の結果である[27]
『仮面ライダー』でのマスクはすべて新1号のものを流用している[出典 2]。目の電飾は第72話でのみ使用された[30]
体の両側に走る銀のラインは旧2号と変わらないが、第93話以降は線が細くなって脇の下にもラインが入るようになった[出典 3]。以後は客演作品によってラインの太さが異なる。
映画『仮面ライダーV3対デストロン怪人』以降は、1号と2号を区別するために片方のマスクをダークグリーンにしており[32]、おおむね2号のほうがダークグリーンとなっていることが多い。『V3』第33・34話や『ストロンガー』の特写などでは、マスクが1号と入れ替わっている[33][34]。『ストロンガー』客演時のマスクは目が原典のものよりも大きく、書籍『仮面ライダー映画大全集』ではアマゾンのものを流用していると推測している[35]

『仮面ライダー THE FIRST』での仮面ライダー2号

諸元
仮面ライダー2号
身長 182 cm
体重 71 kg
パンチ力 3.5 t
キック力
  • 10 t
  • ライダーキック時:30 t[36]
ジャンプ力 ひと跳び15.00 m
走力 100 mを5.2秒で走る

一文字が外部に露出させたベルトのタイフーンを回転させ、ボディスーツ特殊強化服が自動的に装着された後に、出現したマスク上部のヘルメットと下部のクラッシャーをセットすることで変身する、バッタの能力を持った改造人間。1号とほぼ同等のパワーを持つが、戦闘テクニックは上回っており、1号とは対照的に多彩なバリエーションを持つキックを用いた攻撃技が特徴的な「技の2号」[37]。テレビシリーズとは異なり、変身ポーズを取る必要はない。

一文字の装着する特殊強化服は概ね本郷用と同じだが、肩のプロテクターが特殊強化服に内蔵されており、スーツがワンピース状になっていてベルトの下から上半身のスーツの裾が出ておらず、肩から腕と脚側面に緑のラインが入っているというディテールの違いがある。カラーリングも黒が基調でマフラーが赤なのは同じだが、コンバーターラング、グローブ、ブーツの配色はダークグリーンである。ベルトは赤で、背中やグローブの手の甲にショッカーのマークが刻印されている[38]。マスク上半分はメタリックグリーンで、鼻にあたる部分から後頭部にかけては白く塗り分けられている。顎部分はシルバー。

  • カラーリングデザインはテレビシリーズの新1号を基準に施されている[39]。スーツも新1号同様、上着の裾が出ないワンピースとなっている[39]。1号との差別化として、上下分割や肩などで差を付けている[40]
『仮面ライダー THE NEXT』
前作の戦いの後、ショッカーから逃げ延びながら2年間を過ごしていたため、1号同様にライダースーツには前作よりも多くの傷跡や変色が見受けられる。スーツのカラーリングは前作とほぼ同じだが、至るところに傷や汚れ、変色などが見受けられ、ヘルメットにはヒビが入り、クラッシャーはリジェクションを我慢したことに伴う吐血によって若干錆びついている[41][注釈 5]。しかし、1号同様にスーツ自体に機能の低下は見られない。また、背中とグローブにあったショッカーのマークは自ら削り取っており[38]、その痕跡を残すのみとなっている。
リジェクションの発作の度合いは全身に及ぶほど悪化して体は限界に近いものの、機能の低下は見られない。力強く直線的な動きの本郷に対し、蹴りを多用した流麗な動きを得意としている。スピードを生かした洗練された戦闘スタイルで、数に勝るショッカーライダーたちを何度も圧倒する活躍を見せるが、戦闘中に頻発するリジェクションに苦しめられる。パンチやキックの力も強く、トラック越しに放ったパンチはワゴン車を弾き飛ばし、変身前でもキックの一撃で大型のバンを転倒させるパワーを見せた。
  • デザイン画ではダメージ表現は描かれておらず、造型段階で加えられ、体色と同じ色になった[43]

『シン・仮面ライダー』での仮面ライダー第2号

一文字隼人がオーグメンテーションを施された第2バッタオーグとしてSHOCKERの緑川イチローに洗脳された姿である[44]が、強い精神力で制御して元来の性格を保持し、仮面ライダーの前にSHOCKERの刺客として立ちはだかった後、ルリ子のパリハライズによって洗脳から解放され、悲しみを乗り越えたことで自らの魂を取り戻し、「SHOCKERの敵、そして人類の味方」として覚醒し、首に深紅のマフラーを巻いて「仮面ライダー第2号」と名乗るようになる[出典 4]

スペックは仮面ライダーと同等だが、スーツやマスクのデザインなどがやや異なる[47]

スーツの両腕、マスク中央にはシルバーのラインがあしらわれている[47]。コートやブーツは本郷のものとデザインが異なり[49]、コートは布帛製の「モーターサイクルコート」[50]を着用する。

変身ベルトタイフーン開閉式安全装置付初期改良型も、風を受けずに変身できるように改良されている[47]うえ、本郷のものにはないシャッターが風車部分に装備されており[44]、色が赤いほか、風車周辺の細部も異なる[49]

  • デザインは前田真宏が担当[51]
  • 変身ベルトタイフーン開閉式安全装置付初期改良型のデザイン案は監督の庵野秀明が仮面ライダーのベルトの写真を基に作成した[51]

仮面ライダー第2+1号

本郷の意志を継承した一文字隼人が新たなスーツを纏った姿[48]。通称「シン一文字ライダー」[52]

マスクに本郷の心をプラーナとして定着させており、一文字と本郷、2人分の魂を背負った仮面ライダーとして新しいオーグメントとの戦いに臨む[48]

必殺技

物語の進展とともに、ライダーキックが必殺技として確立される。ライダーキックは上空にジャンプし、宙返りを経た後に怪人めがけて蹴りこむ技として表現されている。しかし、ライダーごっこの最中にライダーキックの真似をして怪我をする子供が現れたことが問題となり、ライダーキックを真似る子供に本郷が注意を呼びかけるシーンや、ライダーの特訓シーンを見せつつ滝が子供たちにライダーキックの危険性を諭すシーンも劇中に挿入された。

この他にもライダーは多数の格闘術を決め技として用いて、ライダーダブルキックに代表される1号・2号の合同技も時に繰り出された。後のシリーズでもライダーたちはライダーキックとほぼ同様のキック技を始めとした、多数の必殺技を用いるようになっている。

  • 本作品の直前に多くの同スタッフによって制作された『柔道一直線』の技が、仮面ライダーの必殺技のベースになっている。必殺技の撮影では、柔道一直線で多用されたトランポリンでジャンプや回転するシーンを撮影し、これを編集で繋いでいく手法がとられている。

主な技

パンチやチョップなどスタンダードな技は省く。2号は1号より力で優れているとされるが、特に「技が苦手」というわけではなく、新しい技を随時生み出している。

ライダーキック[54][55]
1号と共通し、最も多用された必殺技[54][55]バッタの改造人間であるライダーの脚力をフルに生かしているため、凄まじい破壊力がある。
後期ショッカー怪人やゲルショッカー怪人はかなり強化されているので、必ずしも「一撃必殺」とは言えなくなっている。
『X』や『スカイライダー』での客演時には、「2号ライダーキック」や「ライダー2号キック」と呼称することがある。
ライダー卍キック[54][55]
滝との特訓によって編み出された、自身を急回転させ威力を増し打ち出すキック[55]。ひねった身体が卍(まんじ)のように見えるところが名称の由来。
『仮面ライダー THE FIRST』でのスネーク戦では、「卍のように見えるポーズのライダーキックの派生技[56]」を使用している。また、PS2ゲーム『正義の系譜』では2号の最強技に設定されている。
ライダー回転キック[54][55]
ハエ男を倒した技。通常のライダーキックよりも空中前転の回数を増やし、破壊力を増したキックを敵に放つ[55]
ライダーパンチ[54][55]
時速200キロメートルで[57]強力な拳による一撃。カニバブラーやトリカブトにとどめを刺した。大幹部怪人である狼男相手には、空中からダイビングすることで威力を増して放った[注釈 6]
ライダー返し[55]
空中で相手を投げるというより、身体を引っ繰り返して敵の腕を掴んで一本背負い[57]。ダブルライダーの連携として、ツープラトン使用も可能。
ライダー二段返し[54][55]
その名の通り、ライダー返しを2度行い、空中での回転に勢いをつけて相手を叩き落とす[55]。ナメクジラ戦で使用。
ライダーきりもみシュート[54]
1号が編み出した強力な投げ技。相手を錐揉み回転させるので真空状態が起こる。2号が使用したのは、対エイドクガー戦のみである。
大車輪投げ[58]
パワーが特色の2号の独特の技。バックブリーカーで相手の背をへし折ってから投げ飛ばす。劇中での技の呼称はない。
ライダー放電[55][59]
エイキング戦では、相手の電撃を受けた後に送り返してダメージを与えた。また、ヒルゲリラ戦では指先から沼に向けて放電し、水中の敵を感電死させた。
ライダー反転スクリュー返し
『スカイライダー』第40話で使用。高速できりもみ回転し、拘束具を振り払う脱出技。オカッパ法師のカッパ巻きから脱出する際に使用。

1号との協力技

ライダーダブルキック[出典 5]
1号と2号が同時にジャンプして空中で前方宙返りをした後、ライダーキックを行う技。タイミングが難しく、相手を戦意喪失状態にしてから合図で呼吸を合わせて放つことが多かった。当初は互いに「ライダーキック」と呼称して放っていたが、イソギンチャック戦から「ライダーダブルキック」と呼称するようになる。2人のキック力の単純な5倍[63]の威力を持ち、ライダー1号・2号単独での撃破が困難とされる強力怪人に使われた。イソギンチャック戦までは両足で蹴っていたが、それ以降は片足で蹴っている[62]
仮面ライダーX』第27話において、1号とXが「ライダーダブルキック」の呼称で使用。再生ヒュドラーや再生死神クロノスを撃退した。2号以外のライダーとの唯一の使用例。
『仮面ライダー』第51話のサブタイトルや『仮面ライダーBLACK RX』の10人ライダーの特訓時では「ダブルライダーキック」と呼称していた。
『仮面ライダー THE FIRST』でのバット戦で同様の技を使用しているが、ここでの技名も「ダブルライダーキック」になっている[64][65][注釈 7]
ダブルパンチ[38][66]
『仮面ライダー THE NEXT』でのシザーズジャガー戦で2号と同時にアッパーカットを放つ技。ライダーダブルキックと併用して、シザーズジャガーを倒した。
ライダーダブルチョップ[出典 6]
1号と2号で同時にライダーチョップを放つ技。最終話で巨大な岩に向かって放ち、そこに同化して隠れて弱っていたヒルカメレオンに致命傷を与えつつ見つけた。
ライダー返し[60](ライダー投げ[67]
ライダー返しを2人で行う[60]。イソギンチャックを投げ飛ばした[60]
ライダー車輪[54][60]
超吸引力のあるイソギンチャック戦で使用。一気に敵の足元に入り込み、互いの足首を掴み、前転しながら相手に急接近し、攻撃を加える。接近戦に持ち込むための技。
  • 『柔道一直線』の地獄車をイメージしており、放送当時の書籍ではこちらの名称で記述しているものもある[54]
ライダー車輪[61][62](対ショッカーライダー用)
名称は同じだが内容が異なる。サークル(円)を描いて左右から高速走行し相手にも共走させ、追うことのみに集中させることで平衡感覚を失わせる。その後同時に交差する軌道でジャンプし、自分たちは反転で回避、空中で追ってきた相手を互いに激突させ自爆させる技。これも藤兵衛との特訓で編み出した。
ヘッドクラッシャー[61]
1号のライダーヘッドクラッシャーとは別の技。2人で肩を組んで突進し、ダブルライダーの頭突きにより強固な壁も破壊する。第98話で敵アジトから脱出する時に使用。
ライダーハンマー突き[68] / ライダーハンマーキック[出典 7]
互いに別の怪人を抱えてジャンプし、空中で怪人の脳天を衝突させる技。『仮面ライダー対ショッカー』で使用。
資料により名称が異なるが、いずれにせよ1号が単独で放つ「ハンマーキック」とはまったく別の技である。
ライダー投げ[61]
二人がかりで敵を投げ飛ばす技[61]。再生ムカデタイガーに使用[61]
ライダー全エネルギー放出[70]
『仮面ライダーV3』第2話で使用。2号と腕を交差して、全エネルギーを開放・合成[63][71]して、敵の動きを封じるだけでなく、飛行も可能となる[70]。カメバズーカを太平洋上に運び、原爆の脅威から東京を救った[70]
テレパシー[60]
Oシグナルを通じて意思疎通を行う。

名称はないが、ダブルパンチの連打などもある。

1号以外との協力技

ライダートリプルパワー[54][注釈 8]
『V3』第34話で使用。1号・2号の乗る2台の新サイクロン号の上にV3が立ち、体当たりする。
ライダートリプルキック
映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』使用。1号と3号との合体技。
『対デストロン怪人』では、1号・2号のライダーダブルキックとV3のV3キックを連続で放っており、書籍『仮面ライダー大全集』ではこれをライダートリプルキックに当たるものと解釈している[54]
Xライダースーパーファイブキック[54]
『五人ライダー対キングダーク』で登場。跳躍したXライダーを1号、2号、V3、ライダーマンが連続で加速させることで、通常のXキックを上回る威力を生み出す。
ライダーシンドローム[54]
『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で使用。
ライダーダブルキック
『仮面ライダーSPIRITS』第3部で使用。本来は1号との合体技だが、漫画ではZXとともに使用している。
ライダーダブルパンチ
『仮面ライダーSPIRITS』第3部で使用。本来は1号との合体技だが、漫画では滝とともに使用している。

注釈

  1. ^ 書籍『仮面ライダー超全集』では、対1号ライダー用に改造されたと記述している[6]
  2. ^ 資料によっては25m[要文献特定詳細情報]
  3. ^ 石森プロで各種設定の作成を担当していた成井紀郎が1号と2号の差別化のために考案したものであり、1号を倒すために生み出された2号のほうが力で勝るだろうという発想に基づく[24]
  4. ^ 書籍『仮面ライダー大全集』では、第72・73話は旧2号の改造、第93話以降は新1号の改造と記述している[7]
  5. ^ 高野はこのマスクを見てスイカみたいだと笑ったが、2号のマスクと知って苦笑したという[42]
  6. ^ 書籍『仮面ライダー超全集』では、名称をフライングライダーパンチと記述している[55]
  7. ^ 資料によっては「ライダーダブルキック」と記述している[66]
  8. ^ 書籍『仮面ライダー超全集』では、名称をトリプルパワーと記述している[70]
  9. ^ プロデューサーの平山亨による手書きの設定書では「オートバイレーサーとしても一流」と記されていたが、この設定は採用されなかった[73]
  10. ^ 佐々木自身は「免許を所持していなかったから変身ポーズが加わったと説明は受けていない」と述べている[10]
  11. ^ 一度構えを取った後、ベストの前を開いて変身ベルトを出し、それからポーズを再開した[86]
  12. ^ これを逆手に取り、スタントの多用によってバイクアクションを強化する案も存在したが、実現には至らなかった[79]
  13. ^ カルビーのスナック菓子『仮面ライダーチップスR』では、ホッパー2と記載されている[93]
  14. ^ 劇中ではサイクロン2号を入手した経緯は語られていないが、最終決戦用に本郷が用立てたものと思われる[94]
  15. ^ 劇場公開時はカットされ、DVDにマルチエンディングとして収録された。
  16. ^ ハヤトは本郷の名前として与えたが、本郷は「俺とお前の名前」とハヤトも仮面ライダーであるとしている。
  17. ^ イメージシーンを除いて直接登場していない。
  18. ^ 第72話では、水の苦手な岡田勝に代わり、那智大滝でのシーンを担当した[30]

出典

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