三遊亭はらしょう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 14:01 UTC 版)
人物
大阪・京都で俳優として活動。特に京都ではハラダリャンの芸名で、一人芝居(一人群像劇)で知られる。2001年に活動開始。
一人芝居の代表作に『机上のゾウ論』、『ドードー鳥の飼育』(原作は薄井ゆうじの小説)など。
小劇場演劇への客演では、『他人(初期化する場合)』(作・演出:山口茜)や、『旅行者』『書庫』(作・演出:田辺剛)などがある。
『旅行者』と『書庫』の演技により、第11回・関西現代演劇俳優賞にノミネートされる。
映画出演作品に『パッチギ!』(監督・井筒和幸)、ドラマ出演作品に『瞳』(NHK朝の連続テレビ小説)、『原宿ドラゴン』(TOKYO MX)などがある。
上京し、2009年4月、落語家・三遊亭圓丈に入門したが2011年2月に破門となり落語協会を退会。同年7月に破門が解かれ、圓丈一門にハラショーの芸名で色物弟子として復帰し[1][2]、2014年からフリーの落語家三遊亭はらしょうとして活動。2022年現在、二つ目の落語家が出演できる「神田連雀亭」に、フリーの落語家として唯一出演している。
古典でも新作でもない、実話を落語形式で語る、第三の落語「ドキュメンタリー落語」を多数発表。
放送作家としては、三遊亭円丈の新作落語「牛肉少年」の原作ほか、古今亭菊志ん、キャプテン渡辺、などにネタを提供。
映画に精通していることから、お笑い芸人の関根大と、ラジオ『盗み聞きラジオ〜映画好き芸人館』をネット配信している。
2013年には、自らがメガホンをとった、映画『ジャカルタ』を、ゆうばりファンタスティック映画祭に向けて製作した(監督・脚本・共同編集・出演)(共演者:中村健、よこえとも子 ほか)。
2022年2月に師匠との間に破門をめぐるトラブルが公になり落語家活動を休止した三遊亭天歌(現・吉原馬雀)が2023年7月に活動再開の際には、はらしょうは「共に破門された経験がある現役の落語家」として互いのYouTubeチャンネルに共に出演、天歌の元師匠との裁判にも同行した。
2024年3月28日に東京地裁で開廷された、松本人志の損害賠償請求等訴訟の傍聴券を36倍の抽選の中、勝ち抜き[3]、翌日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「ドキュメンタリー落語・松本人志第一回口頭弁論」を発表した。
N'夙川BOYSのシンノスケBOYsは、親戚である。
- ^ 東都寄席演芸家年鑑. 東京かわら版. (平成31年1月1日). p. 236. "「フリーの演芸家 三遊亭はらしょう」の項目より"
- ^ 吉原馬雀(元・三遊亭天歌)なりの勉強机 (2024-05-15), 【週刊落語TIMES】はらしょうのX(Twitter)の投稿について、現在落語家である理由を完全説明 #三遊亭はらしょう #吉原馬雀 2024年5月22日閲覧。
- ^ 村上幸将. “三遊亭はらしょう、松本人志VS文春裁判傍聴「落語で伝えられれば」ドキュメンタリー落語披露へ - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年5月22日閲覧。
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