ルドルフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/29 02:48 UTC 版)
「ルードルフ」の語源は古高地ドイツ語の「Hrodulf」である[3]。ゲルマン語派に由来する名で、「高名な」・「名声のある」を意味する「Rod」あるいは「Hrôdh」と、「狼」を意味する「olf[4]」が合わさり“高名な狼”の意になる[3]。
この名前は神聖ローマ皇帝ルードルフ1世にあやかり、その支配地域の伝統的な名前の一つになった[3]。
イタリア語圏ではロドルフォ（Rodolfo）となる。また、スカンジナビア系のロルフ（Rolf, Rolfe, Rolph）も各国で用いられている。
なお日本では第一音節を短音に変化させた「ルドルフ」という読み・表記の方が多く定着している。
主な人名
王侯
- ルドルフ1世 (曖昧さ回避)
- ルドルフ2世 (曖昧さ回避)
- ルドルフ3世 (曖昧さ回避)
- ルドルフ3世 (オーストリア公) ⇒ ルドルフ1世 (ボヘミア王)
- ルドルフ4世 (オーストリア公) - 大公を僭称した。
- ルドルフ (オーストリア皇太子) - フランツ・ヨーゼフ1世 の長男。
- ルドルフ・ヨハネス・フォン・エスターライヒ（ルドルフ大公） - レオポルト2世 (神聖ローマ皇帝) の末子。
- ルドルフ・ハプスブルク＝ロートリンゲン - カール1世 (オーストリア皇帝) の五男。
- ルドルフ (ポンティユー伯)
政治家・軍人
- ルドルフ・シャーピング - ドイツの政治家。
- ルドルフ・ジュリアーニ - 元ニューヨーク市長。
- ルドルフ・ヘス - ナチス党副総統。ニュルンベルク裁判で終身刑となる。
- ルドルフ・フェルディナント・ヘス - アウシュヴィッツ強制収容所所長、親衛隊中佐。
芸術関係
- ルドルフ・アイジング - MGMに所属していたアニメーター
- ルドルフ・アルベルト - ドイツの指揮者、作曲家。
- ルドルフ・ヴァレンティノ - イタリア出身の俳優。
- ルドルフ・エヴァーハルト - ドイツのオルガニスト、チェンバリスト。
- ルドルフ・エッシャー - オランダの作曲家。
- ルドルフ・クロイツァー（クロイツェル） - フランスのヴァイオリニスト・作曲家・指揮者。ロドルフ・クレゼールを参照。
- ルドルフ・ケンペ - ドイツの指揮者。
- ルドルフ・シェンカー - ドイツのギタリスト、作曲家。スコーピオンズのメンバー。
- ルドルフ・シモンセン - デンマークの作曲家。
- ルドルフ・シュタイナー - オーストリアの教育思想家、建築家、劇作家。
- ルドルフ・ゼルキン - チェコ出身のピアニスト。
- ルドルフ・ヌレエフ - ソビエト連邦出身のバレエ・ダンサー
- ルドルフ・バルシャイ - ロシア出身の指揮者。
- ルドルフ・フィルクスニー - チェコのピアニスト。
学者
- ルドルフ・フォン・イェーリング - ドイツの法学者
- ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・ウィルヒョー - ドイツの医学者、生物学者、政治家。
- ルドルフ・オットー - ドイツの哲学者。
- ルドルフ・カルナップ - ドイツの哲学者。
- ルドルフ・クラウジウス - ドイツの物理学者。
- ルドルフ・シュレーディンガー - オーストリアの植物学者。エルヴィン・シュレーディンガーの父。
- ルドルフ・ディーゼル - ドイツの発明家、技術者。
- ルドルフ・パイエルス - ドイツ生まれのイギリスの物理学者。
- ルドルフ・ハイム - ドイツの哲学者。
- ルドルフ・ヒルファーディング - オーストリア出身の経済学者。
- ルドルフ・カール・ブルトマン - ドイツの新約聖書学者。
- ルドルフ・ミンコフスキー - ドイツ出身の天文学者。
その他
- ルドルフ・カラツィオラ - ドイツのレーシングドライバー。
- ルドルフ・ダスラー - ドイツ・プーマ社の創業者。
- シンボリルドルフ - 日本の競走馬。日本の中央競馬において史上初となる無敗でのクラシック三冠を達成した。馬名の由来は神聖ローマ皇帝のルドルフ1世。
姓
- オットー・ルードルフ - ドイツの裁判官。お雇い外国人。
- カール・ルードルフ - ドイツの地方行政官。お雇い外国人。
- マックス・ルドルフ - ドイツ出身のアメリカの指揮者。
ルドルフと同じ種類の言葉
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