ラグビーロード ラグビーロードの概要

ラグビーロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 16:58 UTC 版)

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ラグビーロード起点を示す標識(左奥はJR熊谷駅
熊谷駅前の起点よりスポーツ文化公園方面へ続くラグビーロード
名称の由来である熊谷ラグビー場

概要

経緯

熊谷市では、熊谷スポーツ文化公園ラグビー場(熊谷ラグビー場)の設置並びに同所での全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会決勝会場としての使用(「春の熊谷」)によって、「ラグビータウン熊谷」として、ラグビーの普及に力を入れてきたところ、『ラグビーワールドカップ2019』が日本で開催されることとなったことから、埼玉県と共に試合会場候補として立候補し、選出された。

しかし、最寄の熊谷駅から4km程離れており、シャトルバス等による輸送計画も立てられる(後述)ものの、混雑回避あるいは散策などを目的として、徒歩で移動する観客も多くいると推定された(これまでもスポーツ文化公園での大規模大会開催時によく見られる光景)。

それに伴い、熊谷市では、『ラグビーワールドカップ推進事業』のひとつとして、熊谷駅-ラグビー場間のメインアクセスルートである埼玉県道91号熊谷停車場線埼玉県道83号熊谷館林線の歩道に対し、安全性向上を目的とした再整備やラグビーワールドカップを意識した装飾を実施することとなった。この道路をラグビーワールドカップ開催の“レガシー”とするため、愛称「ラグビーロード」を2018年平成30年)4月1日付で設定した[1][2]

有志による「ラグビーロード ランニングチャレンジ」や、県・市の事務局によるラグビーロードを徒歩でラグビー場に向かうことの楽しさを訴える広報動画公開[3]などを経て、ラグビーワールドカップ試合当日には装飾のほかにも沿道でのボランティアによる声掛けなど、ラグビーロードを含む関連各所での“おもてなし”が行われ[4]、好意的な反応が多く見られた。

ラグビーワールドカップ閉幕後も、ジャパンラグビートップリーグの試合開催時にラグビーロードの徒歩移動を呼び掛ける[5]など、“ラグビーロード”の活用が図られており、ラグビーワールドカップ時と遜色無いレベルでの「おもてなし」や徒歩でのチェックポイント通過によるプレゼント企画などが行われている[6]

SAITAMAラグビーロード

『SAITAMAラグビーロード』は、埼玉県主導によるラグビーワールドカップアクセスルートの整備事業の名称で、熊谷市のラグビーロードとはニュアンスが異なる。

ワールドカップ開催時は、シャトルバスを運行し、混雑緩和を図るが、ラグビーロードの他、県道熊谷館林線新道(都市計画道路熊谷西環状線)・県道熊谷羽生線新道(都市計画道路熊谷谷郷線)・県道冑山熊谷線新道を用いて、各地からのシャトルバスを走らせる計画が立てられ、埼玉県ではこの4路線を中心とした関連道路改修・新築事業全般を『SAITAMAラグビーロードの整備』と呼称していた[7]

旧愛称・さいたま博通り

熊谷スポーツ文化公園の場所は、かつて1988年昭和63年)に開催された『'88さいたま博覧会』の跡地であり、その記念として、かつて熊谷市では同じくメインアクセスルートだった当時の熊谷館林線末広-熊谷スポーツ文化公園ラグビー場入口間に「さいたま博通り」という愛称を設けていた。「ラグビーロード」は、2018年(平成30年)3月31日をもって「さいたま博通り」を廃して上書きする形での設定となっている[1]。ラグビーワールドカップの“レガシー”を作る一方で、さいたま博の“レガシー”を捨て去る形となっている。

構成する道路




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