メメント・モリ (X-ファイルのエピソード)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 00:19 UTC 版)
評価
1997年2月9日、FOXは本エピソードを初めてアメリカで放映し、1910万人の視聴者を獲得した[9]。
『A.V.クラブ』のトッド・ヴァンデルワーフは本エピソードにA評価を下し、「あるシーンでは美しい物語が、また別のシーンでは忘れられない物語が展開されている。濃密すぎると言っても良い物語だ。」「『X-ファイル』の「ミソロジー」の各要素の中には共通の土台を持たないものもあった。しかし、本エピソードにおいて、そんな断片が一つに纏まったように思える。」と賞賛する一方で、「スカリーのガンの話とモルダーの捜査の話が今ひとつかみ合っていないように思える。死の恐怖と共に生きるという主題が掘り下げられていない。同じくシーズン4の「タトゥー」ではそれが出来ていたのに。」と批判している[10]。
スポットニッツは本エピソードの出来について「『X-ファイル』の「ミソロジー」系エピソードの中でも最高の出来だと思う。気に入っているエピソードなんだ」と語っている[5]。カーターも本エピソードが「ミソロジー」系エピソードの中の最高傑作であると述べている[3]。
本エピソードはプライムタイム・エミー賞において、脚本賞と美術賞にノミネートされたが、受賞は逃した[11]。
参考文献
- Hurwitz, Matt; Knowles, Chris (2008). The Complete X-Files. Insight Editions. ISBN 1-933784-80-6
- Meisler, Andy (1998). I Want to Believe: The Official Guide to the X-Files Volume 3. Harper Prism. ISBN 0-06-105386-4
- ^ Meisler, pp. 155–163
- ^ Meisler, p. 164
- ^ a b Chris Carter & Frank Spotnitz (narrators) (2008). Introduction to Memento Mori. The X-Files: Essentials (featurette). Fox.
- ^ “Interview”. 2014年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月12日閲覧。
- ^ a b Hurwitz and Knowles, p. 109
- ^ Meisler, p. 165
- ^ a b Chris Carter (narrator) (1996–1997). Deleted Scenes: Memento Mori. The X-Files: The Complete Fourth Season (featurette). Fox.
- ^ a b Paul Rabwin (narrator) (1996–1997). Special Effects: Memento Mori. The X-Files: The Complete Fourth Season (featurette). Fox.
- ^ Meisler, p. 298
- ^ “The X-Files: "Memento Mori"/ Millennium: "The Thin White Line"”. 2017年4月12日閲覧。
- ^ Meisler, p. 296
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