マグネシウム硫黄二次電池 マグネシウム硫黄二次電池の概要

マグネシウム硫黄二次電池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/08 04:08 UTC 版)

概要

このマグネシウム硫黄二次電池は、マグネシウムが負極にあることで充電され、マグネシウムイオンが正極と反応することで放電される。マグネシウムイオンはリチウムイオンと大きさはほぼ同じだが、1のリチウムイオンとは違い、2価のイオンを運び、貯蔵することが出来るので、エネルギー密度を大きく高めることが出来る。エネルギー密度は、従来のリチウムイオン二次電池の約6 - 7倍と高く、マグネシウムは豊富で安価な資源であり、硫黄も石油精製時に生じる副産物なので、資源を有効活用できるという利点もある。

しかし、有機電解液を利用する既存の電池に硫黄正極を使うと、放電に伴い硫黄正極が有機電解液へ溶出し、放電と充電を繰り返すことで蓄電性能が著しく劣化してしまう。この問題を解決すべく、世界中で有機電解液に替わる固体電解質の研究が進められている。

脚注

[ヘルプ]

出典




「マグネシウム硫黄二次電池」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

マグネシウム硫黄二次電池のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マグネシウム硫黄二次電池のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマグネシウム硫黄二次電池 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS