ボーラウェン高原 概要

ボーラウェン高原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/27 07:38 UTC 版)

概要

標高は1000 - 1350m程。高原では、多くの川が交わり、また風光明媚な滝が複数存在する。気候は、最低気温が10℃、最高気温が30℃と冷涼な気候であるため、雨期と乾期を問わず野菜栽培が可能であるという利点を持ち、周辺地域ではキャベツ、コーヒー、じゃがいもなどの生産が盛んで、ラオス最大の野菜生産地となっている。

歴史

フランス植民地時代に、コーヒー農場が開拓され、またゴムの木のプランテーションの実験も行われた。20世紀初期のフランスによる統治まで、この高地の住民は農業を行っていなかった。

ベトナム戦争中は、高原が南ベトナム解放民族戦線へ物資を輸送するホーチミン・ルートの途上に位置したため、米軍による最も激しい爆撃が行われ場所の一つとなった。

アクセス

パークセーなどからバスの便がある。

関連項目

  • ボラヴェン - 台風のアジア名の1つで、この高原の名前に由来する。

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