ベビーテック ベビーテックの概要

ベビーテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 05:42 UTC 版)

アメリカ合衆国で開催されているコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)では2016年より、BabyTech Awardが開催されており[4]、そこから(2016年から)ベビーテックという言葉が使われるようになった[3]

BabyTech Awardの5分野と代表的な例(BabyTech Award 2018優勝製品概要)[2][3][4]

Baby Eats(赤ちゃんの食事)
スマートフォンアプリと哺乳瓶が連動し、赤ちゃんが飲んだミルクの量、時間、温度などをリアルタイムに記録する。
Baby Learn & Play(赤ちゃんの発育)
スマートフォンアプリ連動型デバイスで、親が子どもに話しかけた言葉の数、ポジティブな言葉、ネガティブな言葉などを記録し、評価することで、子どもに必要な活動や商品をリコメンドする。
Baby Safety(赤ちゃんの安全)
スマートフォンアプリ連動型のチャイルドシート。「車が動き出した」「子どもが座っていない」「チャイルドシート付近の温度が暑すぎる/寒すぎる」といった際のアラートを出す。
Healthy Baby(赤ちゃんの健康管理)
乳児用ウェアラブル体温計。体温を連続で測定し、スマートフォンに送信する。
Fertility & Pregnancy Help(妊活補助)
スマートフォンと専用デバイスで排卵検査キットの色の変化を測定し、排卵日を特定することで妊活の補助を行う。

アメリカ合衆国やヨーロッパではスタートアップとしてベビーテックを取り扱うベンチャー企業も多い。

日本では、乳幼児向けの製品の認可が厳しいこともあるが、「育児は女性の仕事」という固定観念が根強く、機械やコンピュータに育児を任せることの抵抗感があるため、ベビーテックの普及はアメリカやヨーロッパに比べると、ベビーテックの普及は遅れている[3]

しかしながら、祖父母が子育てを助けてくれる時代でもなく、男女雇用機会均等法の施行などから共働きの家庭が増えており、併せて保育所では保育士への負担増も指摘されているため、こういった問題解決にもベビーテックが役立つのではないかと期待されている[3]

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