フォークランド諸島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 05:40 UTC 版)
交通
航空
フォークランド諸島には舗装滑走路をもつ空港が2つある。その1つはマウント・プレザント空軍基地 (RAF Mount Pleasant) で、主要都市であるスタンリーから西へ約48kmの位置にあり、イギリス空軍の基地ではあるものの主に国際空港として利用されている。空軍の飛行隊はトライスターを装備し、燃料補給のためアセンション・アイランド空軍基地 (RAF Ascension Island) を経由してイギリス本国のブライズ・ノートン空軍基地 (RAF Brize Norton) へと向かう。また、必要に応じてチャーター機に使われることもある。
過去はセーシェル航空のボーイング767で運航していた。同じイギリスの海外領土であるセントヘレナ島を通じて、ブリティッシュ・エアウェイズの協力を得たアトランティックスター航空が、同空港を起点にアセンション基地と同基地を結ぶ計画がある。
ポート・スタンリー空港は郊外にある小さな空港で、フォークランド諸島では民用で唯一アスファルトで舗装された滑走路をもち、諸島内への飛行に使用されている。事前に協議された上でフライトスケジュールを決めるフォークランド諸島政府航空のアイランダーが運航されている。イギリス南極局はロゼラ基地を始めとするイギリス領南極地域の観測基地とフォークランド諸島を結ぶためDHC-7を使用している。
自動車
自動車の通行区分はイギリス本土と同じ左側通行である。高速道路はない。南アメリカでは他にガイアナとスリナムが左側通行を採用している。
住民
島の住民はイギリスから来たイギリス系白人の入植者がほとんどを占める。
フォークランド諸島の領有権をめぐって、紛争後もイギリスとアルゼンチンの間には不穏な空気が流れており、多くの島民は現状維持を覚悟している。
宗教はイングランド国教会が55%で、その他のプロテスタントが28%を占める。
文化
- ^ “State of the Falkland Islands Economy” (2015年3月). 2016年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月8日閲覧。
- ^ パトリック・トール著、平山廉監修、南條郁子、藤丘樹実訳 『ダーウィン』 《「知の再発見」双書99》 創元社 2001年 46ページ
- ^ Argentina restringe el paso de los navíos hacia las Malvinas 17 de febrero de 2010 - el pais.com
- ^ “フォークランド沖の油田めぐり英国とアルゼンチンの緊張高まる”. AFPBB. (2010年2月22日) 2019年6月21日閲覧。
- ^ フォークランド諸島の住民投票、99.8%が英領維持を支持 ロイター(2013年3月12日)
- ^ Falkland Islands hold referendum on disputed status CNN (2013年3月11日)
- ^ “Falklands governor dissolves the Legislative Assembly and tries a cueca on a crutch”. MercoPress. (2021年9月27日) 2021年11月6日閲覧。
- ^ The World Factbook — Central Intelligence Agency Archived 25 June 2014 at the Wayback Machine.. Cia.gov. Retrieved on 20 September 2017.
- ^ Avakov 2013, p. 47.
- ^ Avakov 2013, p. 54.
- ^ Falkland Islands Government - Fisheries 英語
- ^ Falklands oil firm Rockhopper claims discovery
- ^ Argentina denounces British ‘pirates’ after oil discovery in Falklands waters
- ^ a b c d Falkland Islands Cricket Association 国際クリケット評議会 2023年9月30日閲覧。
固有名詞の分類
- フォークランド諸島のページへのリンク