パズルボブル2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 04:02 UTC 版)
ゲーム内容
システム
8方向レバー、1ボタン(ボール発射)でバブルを消していればクリアとなる。ボールがデッドラインを超えるとゲームオーバー。
前作にない要素として、パズルモードに画面を左右に広く使ったワイド面が登場している他、以下の新たな障害物やバブルが追加されている。
- おじゃまバブル
- 透明なバブル。消すことができず、上にある色バブルの消去に巻き込んで落とす必要がある。
- 家庭用移植版や後述の『2X』では、同じ性質で「いんべーだー」の姿になっていることもある。
- おじゃまブロック
- 消すことができず、壁や天井に張り付いている場合は落とすこともできない。壁と違いバブルを当てるとくっついてしまう。ただし、ブロックがラインを超えてもミスにはならない。
- スターバブル
- 輝く星が中に入ったバブル。当たったバブルと同じ色の画面内のバブルを全て消去する。
- メタルバブル
- 鉄球のようなバブル。当たったバブルを貫通し破壊しながら進む。
ゲームモード
- ひとりでパズル
- 一人用のパズルモード。全6ラウンド&30ステージ。各ラウンドごとにアルファベット名の付いたゾーンを選択可能で、分岐ルートを任意に選択して進んでいく。A- Z + ?(最奥中央)の27エリアにそれぞれ5ステージずつ存在し全135面、かつ裏面のアナザーワールドも含めると全270面のコースになっている。
- ひとりで対戦
- コンピューターが操るキャラクターとの対戦ができるモード。練習と本編(ふつう・むずかしい)が選べる。練習は3ステージで終了。本編はふつう・むずかしい共通で全12ステージ。1試合の1本勝負。
- ふたりで対戦
- プレイヤー同士での対戦ができるモード。3試合中2本先取したプレイヤーの勝ちとなる。
『パズルボブル2X』の変更点
- 期間限定イベント - タイトーF3システム基板に内蔵したタイマー機能により、クリスマスシーズンや正月になるとタイトルデモ中に追加デモが流れる。
- パズルモードに難易度選択が追加。アナザーワールドの別問もそれぞれ収録されており、全550問になった。
- 「練習」 - 5ラウンドのみの簡単な問題で終了。
- 「ふつう」 - 従来のモードに相当するが、問題は全て一新されている。
- 「X」 - 上級者向けモード。構成は「ふつう」と同じだが、問題がより難しくなっている。
- 対戦モードの最高難易度の表記も「X」に変更。
- 後述の北米アーケード版の背景や演出の一部を導入。
日本国外での展開
- Bust-A-Move Again
- 北米向けのアーケード版。キャラクター、音楽、背景などがSF調に一新されており、日本版のバブルンなどは登場しない。背景は全部で15枚あり、地球誕生から現在〜未来の歴史がモチーフになっている。このバージョンの背景や演出は後に日本国内版の『2X』にも一部流用されている。
- Puzzle Bobble 2 / Bust-A-Move 2 Arcade Edition
- 欧州向けのアーケード版では日本版と同じ『Puzzle Bobble 2』としてリリース。また、家庭用移植版は北米版も欧州版も共通で『Bust-A-Move 2 Arcade Edition』である。これらは日本版と同様のバブルンなどのキャラクターや演出に戻っている。
- 1999年に発売されたMVS版『Puzzle Bobble 2』は国外のみの稼働となった。
隠しコマンド
- ひとりでパズルモードのキャラクターチェンジ
- ゲームスタート時にレバー、スタートボタン、Aボタンを入れ続けたままコース決定を行うか、ラウンド終了直後からコース画面に移るまでに押し続けていると、プレイヤーキャラクターが別のキャラクターに変わる。レバー8方向とAボタンの有無でキャラクターが変化する。『2X』では一部組み合わせが変化し、使用可能キャラクターが追加されている。
- セガサターン版では同様の操作だがボタンを4つ同時押しする組み合わせで変化する。
- PlayStation版ではコース選択画面にて左、左、上、下、LR4つ同時押しで直接キャラクターセレクト画面を呼び出す形式になっており[1]、ステージ7以降のキャラクターはひとりで対戦で一度勝利した後に選択可能になる。
- 一人でパズルモードのアナザーワールド(問題が高難度のものに変更)
- タイトル画面でA、左、右、Aの順に入力し、画面下にどらんくが出現すれば成功。デモがループして次のタイトル画面が出てしまうと無効。
- PS版ではR1、上、L2、下の順、SS版ではX、左、右、Xの順、GB版ではA、上、B、下の順となっている[2]。また、PS版ではこのコマンドを入れると、ふたりで対戦時に上記と同様のキャラクターセレクト画面が出現する。
- バブルの消去演出を爆発に変更(『2X』で追加)
- タイトル画面でA、左、左、Aの順に入力し、画面下にもんすたが出現すれば成功。デモがループして次のタイトル画面が出てしまうと無効。
- SS版では下、Z、上、Zの順となっている。
- アナザーワールド+爆発(『2X』で追加、上記2種類の組み合わせ)
- タイトル画面でA、右、左、Aの順に入力し、画面下にどらんくともんすたが両方出現すれば成功。デモがループして次のタイトル画面が出てしまうと無効。
- SS版では右、Y、Y、左の順となっている。
- ^ 欧米のNINTENDO64版は左、左、上、下、L、R、LR同時押し。
- ^ 欧米のNINTENDO64版はL、上、R、下の順。
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- ^ a b ザ・ベストゲーム2 1998, p. 7.
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