ニューヨーク 冬物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/03 00:58 UTC 版)
ニューヨーク 冬物語 | |
---|---|
Winter's Tale | |
監督 | アキヴァ・ゴールズマン |
脚本 | アキヴァ・ゴールズマン |
原作 |
マーク・ヘルプリン 『ウィンターズ・テイル』 |
製作 |
アキヴァ・ゴールズマン マーク・プラット マイケル・タドロス トニー・アラード |
製作総指揮 |
ケリー・フォスター ブルース・バーマン |
出演者 |
コリン・ファレル ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ ジェニファー・コネリー ウィリアム・ハート エヴァ・マリー・セイント ラッセル・クロウ ウィル・スミス |
音楽 |
ハンス・ジマー ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ |
撮影 | キャレブ・デシャネル |
編集 |
ウェイン・ワーマン ティム・スクワイアズ |
製作会社 |
ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ ワーナー・ブラザース Weed Road Pictures |
配給 |
ワーナー・ブラザース ワーナー・ブラザース |
公開 |
2014年2月14日 2014年5月16日 |
上映時間 | 118分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $60,000,000[1] |
興行収入 |
$12,600,231[1] $30,800,231[1] |
配給収入 | 1600万円[2] |
ストーリー
1895年、とある移民夫婦が、入国審査で結核にかかっていたことがわかり、ニューヨークへの入国を拒否される。夫婦は幼児を模型の船に載せて海に流し、幼児は岸に流れ着く。
1916年、幼児はギャングの親玉パーリー・ソームズに身をやつす悪魔に育てられ、盗賊ピーター・レイクと名乗っていた。ギャングを抜けようとしたピーターは殺されそうになるが、守護天使である白馬に救われる。ピーターは大きな屋敷に盗みに入り、結核で死期の近い赤毛の令嬢ベバリー・ペンに出会う。ピーターは盗みをあきらめ、ベバリーにお茶に誘われる。2人は互いのことを語り合い、恋に落ちる。
ベバリーを救うことはピーターの運命であると信じ、邪魔するためにパーリーは屋敷に向かう。白馬に乗ったピーターはベバリーを救い出し彼女が望むままに湖に連れていく。掟によってパーリーらは境界を超えて追いかけることが出来ないため、2人は逃げ切ることに成功する。ピーターは夏屋敷に滞在するベバリーの家族と親しくなる。ベバリーはピーターと散歩し、誰の中にも奇跡があり、死んだ後には星になるのだと言う。
一方パーリーは境界を超える許可をルシファーに求めるが却下され、代わりにルシファーの元天使の力を借りる。舞踏会でベバリーは毒の入った酒を飲まされる。その夜、2人は愛を交わすが、毒のためにベバリーは死に、ピーターは奇跡を起こしてベバリーを甦らせることが出来ず悲しみに暮れた。
葬儀の後、ピーターと白馬はニューヨーク市内に戻るが、橋でパーリーらに襲われる。ピーターは白馬を逃がし、パーリーに激しく殴られたのち川に突き落とされてしまう。パーリーらが去った後、満身創痍のピーターは岸にたどり着くが、殴られたことによって記憶を失っていた。その後彼は100年間市内を彷徨い、自分の名前すらもわからぬまま、赤毛の娘の絵を道路に描き続けた。
2014年、年を取らないピーターは少女アビーにぶつかり、その母バージニアに出会う。ピーターはベバリーの父が建てたという図書館に行き、バージニアに昔の写真を見せられて記憶を一部取り戻す。ピーターは、現在はバージニアの新聞社の社主であるベバリーの妹ウィラとの再会を果たす。ピーターは自分の救うべき赤毛の娘がベバリーではなく、末期ガンに侵されたアビーであることに気づく。
ピーターが生きていることを知ったパーリーは激怒し、ピーターを破滅させるために不死性を放棄する。パーリーはバージニアのアパートを襲うが、ピーター、バージニア、アビーは翼の生えた白馬と共に逃げ出す。一行は屋敷のある湖に来るが、今や不死性を失い掟に縛られないパーリーは手下と共に境界を超えて追いかける。しかし白馬が氷を割って手下を湖に沈め、ピーターはパーリーと格闘したのちパーリーは死に、雪に変わる。そしてピーターはアビーの命を救う奇跡を起こす。
ピーターは最後にベバリーの墓を訪ね、白馬に乗って星になる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ピーター・レイク: コリン・ファレル(阪口周平) - 孤児の盗賊。
- ベバリー・ペン: ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(早見沙織) - 100年前の令嬢。
- バージニア・ゲームリー: ジェニファー・コネリー(八十川真由野) - 現代のシングルマザー。
- パーリー・ソームズ: ラッセル・クロウ(土師孝也) - ピーターの育ての親で悪のボス。
- アイザック・ペン: ウィリアム・ハート(立川三貴) - ベバリーの父。
- 幼い頃のウィラ: マッケイラ・トウィッグス(潘めぐみ) - ベバリーの妹。
- 年老いたウィラ: エヴァ・マリー・セイント(沢田敏子) - 現代のウィラ。
- 判事: ウィル・スミス(大塚明夫) - ルシファー。
- アビー: リプリー・ソーボ - バージニアの娘。
- 若い男: マット・ボマー - ピーターの父。
- 若い女: ルーシー・グリフィス - ピーターの母。
- ガブリエル: フィン・ウィットロック - 人間として生きている堕天使。
- 馬: リスト - ピーターが出会った白馬。
- ロミオ・タン: ケヴィン・コリガン - 100年前のソームズの部下。
- シーザー・タン: ケヴィン・デュランド - 現代のソームズの部下。
- ハンプストン・ジョン: グラハム・グリーン - 赤ん坊のピーターを拾った老人。
- ^ a b c “Winter's Tale” (英語). Box Office Mojo. 2020年10月3日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2015年3月下旬号 96頁
- ^ “ニューヨーク 冬物語”. allcinema. 2014年5月15日閲覧。
- ^ “Winter's Tale (2014)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月3日閲覧。
- ^ “Winter's Tale Reviews” (英語). Metacritic. 2019年8月14日閲覧。
- 1 ニューヨーク 冬物語とは
- 2 ニューヨーク 冬物語の概要
- 3 作品の評価
- ニューヨーク 冬物語のページへのリンク