ドリームワークス
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歴史
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ドリームワークスSKG設立
ヒット作は出るものの、現代の映画会社の経営が過去の作品の映像ソフト化やテレビ放映権収入に多くを依存しているのに対し、同社は過去のストックが少ないために経営状態は苦しく、財務体質の改善を目的として、2003年には音楽部門であるドリームワークス・レコードをユニバーサルミュージックに売却。翌2004年にはアニメ部門をドリームワークス・アニメーションSKGとして分社化し、ニューヨーク証券取引所に株式上場した(これにより、共同創設者だったジェフリー・カッツェンバーグも退社し、ドリームワークス・アニメーションSKGのCEOに就任した)。
パラマウント傘下の時代
さらに、2005年12月には、バイアコム傘下のパラマウント・ピクチャーズが16億ドルでドリームワークス自体の買収を発表(2006年2月に正式合意)。
ところが、2007年にはバイアコムのフィリップ・ドーマンCEOが「スピルバーグ監督は不要」と発言し、両者の関係は険悪化。
リライアンスとスピルバーグの合弁会社
2008年9月、スピルバーグはインドのコングロマリットであるリライアンス・ADA・グループと、JPモルガン・チェース証券がメインとした複数の銀行からの出資を受け、元・パラマウント映画社長ステイシー・スナイダーと共にパラマウント映画から独立し、スナイダーがCEOに就任した。しかし、この分離・独立の時期がリーマン・ショックと重なったため、当初はリライアンス・ADA・グループから5億5000万ドル、銀行から7億5000万ドルの計13億ドルを調達するはずだった計画が、リライアンスからの出資3億2500万ドル、銀行からも同額の3億2500万ドルの計6億5000万ドルの出資となってしまった[4]。
2009年2月にはディズニーとの配給契約を締結し、2011年公開の『アイ・アム・ナンバー4』から実写作品の配給が開始された。ただし、アニメーション作品はこの契約には含まれず、2012年までパラマウントとの契約を継続するほか、実写作品についてもパラマウントとの共同製作および配給されるものもある。
先述のリーマン・ショックによる影響のため、2012年の年明けには資金が底をついて新作の企画開発が遅れていたが、2012年4月11日にインドのリライアンス・エンタテインメントから新たな出資契約を取りつけたと報じた。詳細な契約内容は明らかにされていないが、ドリームワークスは今後も年間3 - 5本を製作する予定[5]。
アンブリン・パートナーズの子会社
注釈
- ^ 『ボス・ベイビー』の公式サイトの掲載は、東宝東和によるものだったが、2019年以降のDWA制作の全作品の公式サイトの掲載は、ギャガによるものだった。
出典
- ^ Frater, Patrick (2016年10月9日). “Steven Spielberg’s Amblin Partners Inks Strategic Pact With Alibaba Pictures”. Variety 2017年2月24日閲覧。
- ^ Perry, Spencer (2017年2月15日). “Universal Studios Buys a Minority Stake in Amblin Partners”. Comingsoon.net 2017年2月20日閲覧。
- ^ Fritz, Ben (2012年4月10日). “DreamWorks Studios stays alive with new $200-million infusion”. Los Angeles Times 2019年12月31日閲覧。
- ^ ドリームワークス、深刻な資金難 出資各社と再交渉へ
- ^ ドリームワークス、リライアンスから新たに資金調達
- ^ 同配給の『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』の日本での興行失敗の影響と思われる。
- ^ “Comcastがドリームワークス・アニメーションを38億ドルで買収へ―カッツェンバーグはCEOに留まる”. TechCrunch Japan (2016年4月29日). 2016年5月11日閲覧。
- ^ “ギャガ、米ドリームワークスとパートナー契約 『ボスベイビー』続編など19年以降全作日本公開へ”. ORICON NEWS. 2019年9月30日閲覧。
固有名詞の分類
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