トリフルオロメタンスルホン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 13:55 UTC 版)
無機反応
トリフルオロメタンスルホン酸は金属の炭酸塩や水酸化物塩と発熱的に反応して、トリフルオロメタンスルホン酸塩を与える。トリフルオロメタンスルホン酸銅(II)の合成例を示す。
コバルトのクロロ錯体から対アニオンを交換する反応も知られる。この反応はトリフルオロメタンスルホン酸を溶媒として用い、100 ℃で進行させる。反応後はジエチルエーテルを加えて生成物を沈降させる。
- ^ 総説: Howells, R. D.; McCown, J. D. Chem. Rev. 1977, 77, 69. (doi:10.1021/cr60305a005)
- ^ 総説: Lakshminarayanapuram, R. S. "Trifluoromethanesulfonic Acid" In Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis, 2001 John Wiley & Sons, Ltd.
- ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第二条 七十四の五
- ^ Fujinaga, T.; Sakamoto, I. J. Electroanal. Chem. 1977, 85, 185.
- ^ 荒牧稔「トリフルオロメタンスルホン酸」『有機合成化学協会誌』第46巻第8号、有機合成化学協会、1988年、 821-823頁、 doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.46.821、 ISSN 0037-9980、 NAID 130000931283。
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