ディラン・トマス
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記念物
トマスの最も有名な一節「Do not go gentle into that good night」に因んだ記念物が数多く作られている。彼の故郷スウォンジーを訪れた観光客は、「ディラン・トマス劇場」と「ディラン・トマス・センター」を訪れることができる。後者は以前町の催事場であったもので、現在は文学記念館として展示会や講演が行われたり、毎年ディラン・トマス・フェスティバルが開催される。また他に、彼が幼年時遊んだカムドンキン公園には記念碑が建てられている。その碑には彼が最も愛した作品の一つ「ファーン・ヒル」の一節「Oh I was young and easy in the mercy of his means/Time held me green and dying/Though I sang in my chains in the sea」が刻まれる。また、ラーンの自宅「ボート・ハウス」も記念物である。
スウォンジーのパブのいくつかは、彼との関係を示している。スウォンジーの最も古いパブのうちの1つ「No Sign Bar」は彼の小説『The Followers』にちなんで「Wine Vaults」と改名している。
主な著作
詩
- Collected Poems 1934 - 1953 (London: Phoenix, 2003)
- Selected Poems (London: Phoenix, 2001)
散文
- Collected Letters
- Collected Stories
- Portrait of the Artist as a Young Dog
- Under Milk Wood
日本語訳
- 『ディラン・トマス全詩集』 松田幸雄訳、青土社、2005年
- 『ディラン・トマス詩集 双書・20世紀の詩人』 松田幸雄編訳、小沢書店、1994年
- 『ディラン・トマス全集』 松田幸雄ほか訳、国文社、1976-85年
- 1巻 詩集、3巻 評論、4巻 戯曲、別巻は作品論集。第2巻は未刊
- 『ディラン・トマス書簡集』 徳永暢三・太田直也編訳、東洋書林、2010年
- 『緑の導火線 詩画集』 真辺博章訳、沖積舎、2015年
- 『ディラン・トマス少年小説集』 松浦直巳・仲渡一美・柴田元幸訳、国文社、2020年
- ^ “City and County of Swansea – The 1930s”. Dylanthomas.com (2010年10月25日). 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月15日閲覧。
固有名詞の分類
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