ツタ 文化

ツタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 21:20 UTC 版)

文化

童謡「まっかな秋」でも唱われるように、紅葉が美しい植物として親しまれている[4]

家紋

蔦紋(つたもん)は、ツタの葉・茎・花を図案化した日本の家紋の一種である。

家紋としての初見は不明であるが、江戸時代松平氏が用い、8代将軍である徳川吉宗が用いたことから広まったとも言われる。現在は十大家紋に数えられるほどに使用家が多い。

見聞諸家紋』には、椎名氏(蔦)、富田氏(蔓蔦)、高安氏(竹笹輪に蔦)が載せられている。

他に『寛政重修諸家譜』には、津藩藤堂氏が「藤堂蔦」、本荘藩六郷氏西尾藩(大給)、小島藩(滝脇)、棚倉藩(松井)ら各、松平氏が「蔦」で載せられている。[6][7]

また、ほかの樹木や建物などに着生する習性から付き従うことに転じて、女紋として用いられることがあった。蔦が絡んで茂るさまが馴染み客と一生、離れないことにかけて芸妓娼婦などが用いたといわれる[6][7]


  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Parthenocissus tricuspidata (Siebold et Zucc.) Planch. ツタ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 亀田龍吉 2014, p. 25.
  3. ^ ツタ - 岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 植物生態研究室
  4. ^ a b c d e f g h i j 林将之 2008, p. 62.
  5. ^ a b c d e f g 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 214
  6. ^ a b 高澤等著『家紋の事典』東京堂出版2008年
  7. ^ a b 新人物往来社編『索引で自由に探せる 家紋大図鑑』新人物往来社1999年


「ツタ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ツタ」の関連用語

ツタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ツタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのツタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS