ツタ
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文化
童謡「まっかな秋」でも唱われるように、紅葉が美しい植物として親しまれている[4]。
家紋
蔦紋(つたもん)は、ツタの葉・茎・花を図案化した日本の家紋の一種である。
家紋としての初見は不明であるが、江戸時代に松平氏が用い、8代将軍である徳川吉宗が用いたことから広まったとも言われる。現在は十大家紋に数えられるほどに使用家が多い。
『見聞諸家紋』には、椎名氏(蔦)、富田氏(蔓蔦)、高安氏(竹笹輪に蔦)が載せられている。
他に『寛政重修諸家譜』には、津藩藤堂氏が「藤堂蔦」、本荘藩六郷氏、西尾藩(大給)、小島藩(滝脇)、棚倉藩(松井)ら各、松平氏が「蔦」で載せられている。[6][7]
また、ほかの樹木や建物などに着生する習性から付き従うことに転じて、女紋として用いられることがあった。蔦が絡んで茂るさまが馴染み客と一生、離れないことにかけて芸妓や娼婦などが用いたといわれる[6][7]。
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蔦紋
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中陰松皮菱に鬼蔦 -
丸に蔦紋
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Parthenocissus tricuspidata (Siebold et Zucc.) Planch. ツタ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 亀田龍吉 2014, p. 25.
- ^ ツタ - 岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 植物生態研究室
- ^ a b c d e f g h i j 林将之 2008, p. 62.
- ^ a b c d e f g 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 214
- ^ a b 高澤等著『家紋の事典』東京堂出版、2008年
- ^ a b 新人物往来社編『索引で自由に探せる 家紋大図鑑』新人物往来社、1999年
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